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居候レーヴェさん クローゼ編

クローゼ編ってかカイリ編だけど。

お見合いすることになるカイリ君。
というか政略結婚。
クローゼの家と親戚関係を結びたいナンジョウさんは、三男坊のカイリ君を婿養子として差し出す。

「あとは若い方同士で…」

二人きりになる部屋。

「アンタ、美人なのに彼氏とか好きな男とかいないのかよ」
「ふふ、先日振られてきました」
「…だからってこんな…」
「もういいんです。それに、カイリさんだって…」
「俺も、アンタと似たようなもん」
「ふふ。失恋した者同士、仲良くするのもいいかもしれませんね」
「…そうかもな」

ちょっと恋愛はもういいや感ある二人だわ。
くーっ若いねっ!
人生に絶望とまではいかないけど。
二人ともそんな人じゃないし。
家柄もあって割り切ることわかってる感じ。

クローゼ側の参列者にエステルとヨシュアいてビビるとかありそうだけど、特に愛があるわけでもないので親族のみかなぁ。
クローゼは次期社長だし、ナンジョウは見栄っ張りだし、披露宴とか大規模そう。

クローゼはメンタル強いと見せかけてたまに脆いところがあるから、家では体調良くないとかね。

「っ…」くら
「おい、大丈夫か?」
「立ち眩みが…大丈夫です、よくあるので」
「それ大丈夫じゃねえだろ。…俺じゃ頼りないと思うけど、俺が支えてやるから」
「え…」
「一応夫婦なんだから、愚痴こぼしてもいいし、甘えてくれたって、かまわねーし…///」
「カイリさん…ありがとうございます」

恋愛感情はまだだけど、そのうち信頼できる相手にはなると思います!!
基本カイリ君が主夫やる。
クローゼの秘書もだけど。

「カイリさん、あまり無理なさならないでください。カイリさんが倒れてしまったら、私…何も出来ませんよ」
「んなこたねーだろ…別に無理してないよ。サボるとこサボってるけど、バレてないかな?」
「ふふ、カイリさんたら…いつもありがとうございます」
「落ち着いたらさ、またクローゼのアップルパイ食べたいな」
「はい」

死亡フラグではないよ!

そして親戚(主にナンジョウ側)からの孫うめコールな。
これは外せないよな。
家に勝手に来るカイリママな。
ちゃんと子作りしてるの?なんで寝室が別なの!とか普通に言ってくる。
さすがにゴミ箱漁ったりはしない。

「だあああああ!なんでいるんだよ!クローゼも!入れなくていいから!次俺に許可なく入ってきたら絶縁だからな!俺はリンツの人間だ!」

つって追い出す。

「カイリさん…お義母様にあんな…」
「いやフツーにうざいだろ。…なんか言われた?」
「い、いえ…」
「間違えた。何を言われた?一応母親だからな。アホみたいなこと言ったのはわかるぞ」
「…///」
「クローゼ?」
「あの…子どもを…///」
「子ども?…!///」

考えてなかったわけではない後継問題ね。
世のお見合い結婚の人たちって、特に女性側なんてどうしてるんだろうと思うわ。
好きになれるのかな。なる努力をするのかな。

「う…その、あんま、気にしないでいいから…///」
「そういうわけにも…カイリさんは、私と、、その、子育てするのは難しいですか?」
「え…?」
「…///」
「あ、いや、全然へーき!…ってなんか変だな…その、なんだ、クローゼお前…俺は、クローゼとならいいかなって、思うけど…」
「私も、カイリさんとなら、…大丈夫ですから///」
「う、うん////」

お互い自分が何言ってるかよくわかんないけどたぶんなんとなく通じ合ってるんだろうなとは思う。

お風呂入って、リビングでゴロゴロしてるカイリ君。
クローゼもお風呂から上がってくる。

「カイリさん…あの、お休みなさいっ」
「クローゼ」
「は、はい」
「その、今日、一緒に寝てもいいか?」
「ハイッ…///」声裏返った
「はは…」

クローゼ(処女)かわいい。
先に自分の寝室に入っちゃうけど、あっ来ちゃったってなるクローゼ、どうしようどうすればってなって枕持ってドア開けるとカイリ君がいる。

「「!」」
「ご、ごめん今行こうとしてた」
「あの、カイリさんの部屋の方がいいのかなって、思いまして…///」
「あ、うん、来てくれる?」

つって手ぇ繋いでいくけど、手ぇ繋ぐのすら初めてのクローゼ可愛い。

「クローゼ、おいで」
「…はい////」

抱き締められて横になる。
頭撫でられるけど、ガチガチクローゼ可愛い。

「…クローゼ、硬いよ」笑
「ご、ごめんなさいっ、私…」
「別にいきなり取って食おうとしてるわけじゃないから、そんなに緊張しなくていいよ」
「////」

緊張してたと思ったらすぐ寝ちゃうとかね。
クローゼ寝つき良さそうだけど夢見は悪そう。
年上相手に失礼なのかもだけど可愛い子だなぁって思う。
カイリ君てどんな子にも女の子扱いしてくれると思う。
朝起きてまず、寝てしまった…と思うクローゼだよね。
ベッド抜け出して、フレンチトーストでも作ることにする。

「クローゼ、おはよ」
「カイリさん、おはようございます。あの、昨日はすぐ眠ってしまって…ごめんなさい///」
「いいよ。寝れないより全然いいと思うし。朝ごはん?ありがとね」
「いえ、いつもカイリさんが用意してくれるじゃないですか。こちらこそありがとうございます」
「…今日さ、近所で花火大会があるんだけど、行ってみない?」
「あ、是非」

デートよ!デート!

「数年ぶりだなぁ…」
「私、初めてです」
「えっ」
「その、中々タイミングが合わなくて…だから今日は誘っていただいてありがとうございます」
「そっか…ここの花火結構すごいから、びっくりすると思うよ」


歩いてる最中にキリタニの面々とも遭遇する。
アガティはとりあえずいいか。

「カイリ君…クローゼさんも。お久しぶりです」
「よお」
「リディさん、お久しぶりです」
「…奥さん?」
「まぁな。美人だろ」
「そうね、カイリには勿体無いんじゃないかしら」
「ぐぬぬ」
「レン…カイリ君がご迷惑おかけしてませんか?何かあったらすぐ仰ってくださいね。絞りますので」
「…」
「リディさんったら…大丈夫ですよ」

ふふふって笑ってるけど冗談じゃ済まないからなって思うカイリ君。
ちなみにリディレン結婚した。
レンちゃん子どもいらなそうだけどきっとリディさんは欲しい派だと思う。もうアラフォーとかだし。


あとレヴェミシェ&ツインズ

「レーヴェさん!ミシェルさん!」
「…カイリか」
「カイリ君やっほ」
「「かいりくんだー!」」
「ツインズも元気かー!!」
「「げんきだよー!!」」
「あの、こんばんは」
「…クローゼか?」
「はい。覚えててくださったんですね」
「こんばんは…知り合いなの?」
「あぁ、ヨシュアの友だち…」
「俺の奥さんです」
「「えっ」」
「はは…今度ちゃんと紹介します」
「うん!遊びにおいで」

ツインズも相変わらずレーヴェクローン。

もちろんヨシュエスともな…!
手も繋いでたけど(はぐれないようにって)思わず手ぇ離しちゃうクローゼ。

「ヨシュア君!」
「カイリ君、クローゼも…?」
「クローゼ!久しぶりね…えっと…え」
「あれ、知り合いなの?」
「えっと、はい」
「あ…俺の奥さん」
「「…えっ?!」」
「ごめんツッコミづらかったよね。今度ちゃんと紹介しようとは思ってたんだけど…」
「びっくりだわ…」
「世間は狭いね…二人の家柄だと、尚更なのかな…」
「はは、そうかも」

クローゼもだけど、お見合い結婚だし、政略結婚だしであんま周りに紹介とかしてなかった。
本人達がそんなだから周りもあまり触れなかった感じ。

それじゃねっつって別れる。
なんか察しちゃうカイリ君。

レンとも来たあの高台に行って、花火見る。

「クローゼが好きだった人って、ヨシュア君?」
「えっ…」
「手、離されちゃったし、なんとなく」
「ごめん、なさい…」
「いや。責めてるんじゃないんだけど…ヨシュア君に決闘申し込もうかな…」
「え?決闘?」

決闘って言ったこの人。

「俺が勝ったら、俺のこと男として見てほしい」
「え、、は、はい」

男として見てないわけじゃ無いけど、気迫に圧されて頷いてしまう。
ヨシュアもいい迷惑だよ(((^-^)))

決闘当日、クローゼも連れてく。

「ヨシュア君、今日は、ぶっ倒す!」
「はは…お手柔らかに」

ヨシュアも強いけど実はカイリ君もめちゃくちゃ強い。
ブランクも取り戻した上でさらにメキメキ上達したので、ヨシュアと互角張れる。

立会人はミシェルさんね。
二人のこと弟のように想ってるよ。

勝負はカイリ君のストレート勝ち。

「すごい!すごいよカイリ君!おねーさん見直しちゃったわ」
「別人だよ…どうしたの」
「はぁ…はぁ…」
「!カイリさん、お水…」
「はぁーー…ありがと。めっちゃ疲れた…」
「お風呂入っておいで。汗やばいよ」
「ぼくも入るー!」
「ぼくもぼくもー!」
「じゃあみんなで入ろうか」
「あら、ごめん、ありがと」
「はい」

お風呂場ね。
ツインズは泳ぐよね。

「…カイリ君、一応言っとくけど、僕クローゼとは何も無いからね」
「わかってるよ…付き合ってくれてありがとう」
「うん」
「はーーーーーマジ勝てて良かったけど…もしかして手ぇ抜いた?」
「いや、全く。びっくりしたよ」
「俺もびっくりしてる…」

何もかもがスローモーションに見えた的なね。
ミシェルとクローゼは晩御飯作ってる。

「ごめんなさいね、手伝ってもらっちゃって」
「いえ」
「カイリ君、いい男でしょ」
「えっ、あ、はい、とても優しくて…///」
「ふふ。絶対幸せになれるよ。保証する」
「はい///」

だってカイリ君だもんね!!

「まだかな…ちょっと見てきてもらってもいい?」
「はい」

お風呂場方面に。
これ入ってたら中まで見なくていいんですよね…ちょっと想像しちゃうクローゼさんであった。

「わーいカイリ君のパンツー!」
「返しなさいこらまて!」

全裸のツインズが駆け回る。
カイリ君はタオル一枚腰に巻いてる。
曲がり角。

「あ、おねーちゃんパス!」
「へ?」

ダダダダダッ

「!」
「うお!」

走ってた勢いでクローゼと衝突。
なんとか抱く感じで頭ガードしたけど押し倒してるみたいになってる。

「ごごごごめん!大丈夫?!」
「っ///」こくこく

裸の男に押し倒されてぶっ飛びそうなクローゼ。
こんな逞しい身体に毎晩抱き締められてたんだと思うと、すごい恥ずかしい。

「…人んちでは控えてほしいんだけど…」
「!!!!事故ですよ!」

ツインズはお説教ね。
クローゼから手渡されるパンツ。
ボクサー派かな。
気まずいね!

夜はエステルも加わってみんなでご飯。
お話しして帰宅。

「クローゼ、今日は付き合ってくれてありがとう」
「いえ。カイリさん、すごくかっこよかったです。剣道お強いんですね」
「ま、まぁな!」
「ふふ。今日はありがとうございました」
「え?」
「カイリさんの大切な人達に、ちゃんと紹介してもらえて嬉しかったです」
「うん///」

そしてこの晩初キスです。
あ、二人のね!いや、クローゼはファーストキスだといいな!
ここ最近毎晩一緒に寝てる二人ね。
でも手ぇ出さないカイリ君。
いや、ヨシュアと決着つけるまでは出さないって決めてたけど。

「クローゼ…」
「はい…(あ!)」

ちゅ

「////」
「…その、嫌だった?」
「い、いやじゃないです…///」
「ほんと?じゃあもう一回」
「////」

あーーーーーーー
クローゼすごい可愛い。
しかしクローゼさんはどんなにドキドキしていても頭撫でられてるとスヤっちゃう。
頑張れカイリ君。

会社では秘書業務完璧にこなす。
お局に気に入られることにも成功。
秘書課の女の子とも普通に仲良し。
そんなカイリ君を見てなんだかモヤモヤするクローゼさん。ヤキモチだと気付いてない。
今日はちょっと具合悪いから一人で寝ると告げる。
そのほうがゆっくり出来るかな、と思って。
でもいざ一人でベッドに入ると全然眠れない。
なんか飲み物飲もうと思ってリビングに行くとカイリ君もちょうどリビングに出てくる。

「「あ…」」
「クローゼ、気分悪い?」
「いえ、その、眠れなくて…」
「そっか…ココアでも作ろうか…」
「あ、私が…」
「俺がやるよ。座ってて」
「は、はい…」

なんでもやってくれるカイリ君にもモヤモヤする最近。

「お待たせ」
「ありがとうございます…」
「どうかした?」
「…どうして…カイリさんはなんでもしてくれるんですか?」
「え?なんでもしてるかな?」
「取引先の娘だから?」
「いや…」
「私が社長だから?」
「ちがう…」
「じゃあどうして…」
「俺のこと好きになってほしいから……何言ってんだ俺…//// いや、してあげたいって思うし…」
「そんなことしなくても、わ…私もうカイリさんのこと好きです!」
「ほ、ほんとに…?」
「好きでもない人と一緒に寝たり、キスだって、出来ません…」
「ご、ごめん、割り切ってそういうことしてくれてるのかと思ってた…クローゼ、結構無理するからさ」
「私そんなに器用じゃないです…」

やれる人がやればいいって言ってる割に、率先してやってくれるからね。

「な、なんか、もやもやさせてたならごめん」
「い、いえ…今日、やっぱり一緒に寝てもいいですか?」
「いいの?」
「はい///」
「じゃ、飲んだら寝よう」

やっぱり頭なでなでされるとすぐ寝ちゃう。

「クローゼ、朝だよ」
「んん…カイリさん、、」
「よく眠れた?」
「あ…はい。カイリさんと一緒に寝るのが、一番いいみたいです…」
「お、おう///」

カイリ君嬉しい。
ほあああクローゼかわいいいいいいってなってる。
仕事中目が合うと目ぇ逸らされちゃうのも照れてるのかな可愛いなって思う。

やっぱり女性だからって舐められることもある。
僻みだけど。
あとカイリ君も貶される事があったり。
クローゼは自分のこと言われても構わないけど、やっぱり好きな人のこと言われるのは嫌。
落ち込んでる様子はないけど気になるし、ごめんなさいって言うのはなんか違う気がするけど、なんて言っていいかわからないクローゼ。

「カイリさん…」
「ん?…!」

クローゼ様から初めてのキスね!

「ど、どどどどうしたの!」////
「カイリさん、好きです…///」ぎゅ
「!…俺も好きだよ…どうしたの」
「私のこと、嫌いにならないでください…」
「なるわけないじゃん…今日のクローゼ、すごい可愛いんだけど…どうしよう」
「カイリさん?…!」
「クローゼ…」

なんか何時もと雰囲気が違うので察してしまうクローゼさん。

「!あっあの、私、こんな歳で恥ずかしいんですけど、その、初めてで…////」
「恥ずかしくないよ。クローゼの初めての相手が俺で、凄い嬉しいけど…怖い?」
「…少し」
「俺の事だけ考えてて。優しくするから…クローゼ、愛してる」

カイリ君に身体を預けることにするクローゼ。
脱します。

クローゼはいっぱいいっぱいで気付かなかったけど、ゴムしてたカイリ君。

「え、なんで…その、避妊…」
「ちょ、あんま見ないで…////」
「カイリさんの赤ちゃん、欲しいです…」しゅん
「(か、かわいい!)いや、俺も欲しいけど、初めてだし、それに…」
「それに?」
「すぐ妊娠しちゃったらクローゼとえっち出来なくなっちゃうから、もう少し後でもいいかなって」
「カイリさん///…でも、カイリさんのことちゃんと感じたいです」

ぶち(理性ブチ切れる音)

「クローゼ、そんなエロいこと言われたら止まんないよ…」
「カイリさん///」

生でいたす。
生いいと思います。

「あ……////」

中、すごい…って思っちゃうクローゼさん。

「っはぁ……クローゼ、大丈夫?」
「は、はい…///」
「うわ、汗やば!ごめん、クローゼ…びしょびしょだ…気持ち悪いよね。俺すげー代謝いいみたいで尋常じゃないくらい汗かいちゃうから…」

なんかめっちゃあわあわ喋っちゃって恥ずかしくなる。しかも汗だく。
しかもその汗でクローゼまでびしょびしょってゆーすごい申し訳なく思うカイリ君。
でも汗でテラテラしててクローゼマジエロとも思う。

「シャワー浴びようか…」
「あ、待ってください」
「え」
「あの、もう少しこのままがいいです…」ぎゅ
「でも…わかった…でもやっぱ汗だけ拭かせて!」

そばにあったタオルでクローゼの身体軽く拭いてあげる。そのあとに自分の体も。
別にそのままでいいのに…って思うけど何も言わないでおく。
あと最中に脱水症状おこさないか心配になる。

「クローゼ冷えてない?ぅあーほんとごめん…」
「大丈夫です。カイリさんが、あったかいから…」
「クローゼ好き…」
「私もカイリさんのこと好きです」
「…さっきみたいにカイリって呼んでよ」
「//// カイリ」
「へへ…///」

ふへってなるわ。
カイリ君登場時からだいぶ口調がゆるゆるになってるけどこっちが素で!
高校の時はグレてたしね!
あれから更生して大学もちゃんと行ってここまで上がってきたからね!

クローゼ様欲しがりだね。
リツイートで回ってきたのがかなり萌えたのでやってほしい。

カイリ君の唇で自分の唇撫でられてドキドキしちゃう。
もっと…と思って思い切って舌出すけど「ダメだよ」って顔離されちゃう。
はしたないことしちゃった恥ずかしい…///って思ったら舌突っ込まれてふあぁんってなる。
耳に指入れられて塞がれて、頭の中でキスしてる音が響いてすごい感じちゃうクローゼ様とか可愛いです。

「クローゼ、キスだけで濡れるようになっちゃったね」
「ゃ…///」
「次は何してほしい?」
「い、言えませんそんなこと!」
「そっか、言えないようなことしてほしいんだね。こういうこと?」
「ちがっぁあっ!」
「違うかぁ…じゃあこれはどうかな」
「あっあっ!ちが、違います…」

その違うじゃなくてってやつね。

「クローゼ、エロいね。こんなのじゃ全然足りなさそう」
「ちが、そうじゃなくて…ああんっだ、だめぇ…///」
「すごい気持ちよさそうに見えるけど、まだ違うの?俺、もっと勉強しないとな…今日はこれで我慢して?」

ずぶっ

「あっ!カイリさっ…カイリ…っ」
「っ俺なんて…クローゼに名前呼ばれるだけでイキそうっなんだけどっ…ごめんね、もっとクローゼのこと気持ちよく出来るように、たくさん勉強するからっ」
「やっ!はげしっ…んんっ…っ」


クローゼが欲しがりなことに気付いてしまったカイリ君はちょっとSに走るといいよ。
おねだりさせ隊だよ。


私の書きたいことは全部書けたわたぶん。

居候レーヴェさん レンちゃん編終

レンちゃん元気になって学校行くことに。

「レンちゃん!おはよう。もう大丈夫なの?」
「おはよう。もう元気よ。昨日はありがとうね」
「…よぉ」
「おはよう」

挨拶だけで、普通に帰る。
恥ずかしがり屋だからね!
そんな事よりレンちゃんはリディさんと話したくてしょうがない。

「師範代!」
「レンさん…もう具合は大丈夫ですか?」
「ええ、もう大丈夫よ。今日お稽古終わった後、時間ある?」
「はい、ありますよ」
「お話ししたいの。待ってるわね」
「ええ」

そんなわけでそわそわしながら待ってるレンちゃん。

「お待たせしました」
「お疲れ様」
「はい…レンさん、元気になってよかったです」
「うん…この間は、みっともないところを見せてしまって、ごめんなさい…///」
「いえ。私のほうが逆に申し訳ないです」

泣いてるところ見ちゃったし、中途半端に置いてきちゃったし。

「いいのよ。…ねぇ、なんで師範代があの本を持ってたの?」
「あぁ、校庭を歩いていて、ふと上を向いたら落ちてきたんです。ちゃんと掴めてよかったです」
「そうだったのね…」

なんだか嬉しい。

「私、すぐに校庭に降りたのに見当たらなかったから、ほんとに、どうしようかと思って…」うる
「レンさん…そんなに大切にしてくれてるんですね」
「当たり前じゃない!本当によかった…ありがとう」ぎゅ
「!…」なでなで

リディさんの胸に顔うずめるレンちゃん。
ほんとにほんとにあの本大事にしてる。
リディさんはレンの気持ちわかってるつもり。
少なくとも今はほんとに好きなんだろうなって思う。

レンちゃんはリディさんへの想いが強くなっていって、ミシェルと談笑してるところ見るだけでもモヤモヤしちゃう。

そして運命の夏祭りですよ!

ミシェルさんは妊娠発覚したので、一応安定期には入ってるけどレーヴェとお留守番。おめでとうだよ。
ヨシュエス、アガティ、リディさんもなんとか呼び出す。
リディさんあんまり大勢の集まり来てくれないから。
なんとなくそれぞれで行動する流れになった時に、リディさんが知り合いの女性に出会う。大人の女性って感じ。
ちょっと、ほんの一瞬なんだけど、話してるの見て、すごくお似合いだなって思っちゃうレンちゃん。
自分じゃ釣り合わないのかなって、浮かれてたのとか恥ずかしくなって、その場から離れる。
とぼとぼ歩いて人混みからも離れた場所に。

「はぁ、帰ろ。…っ!」
「カーノジョ!一人?彼氏に浮気でもされたの?」
「俺たちと遊ぼうよ」
「…離して」
「俺らとイイことしよー?」
「俺らとエッチなことしよー」
「!」
「おめーそれ言っちゃダメだろ!」
「い、いやっ!」

わりと身の危険を感じる。

「その子俺の彼女なんだけど、離してくれない?」
「あ?なんだテメー」
「カイリ…」
「手、早く離さねーとお前ら全員ころすよ?」
「殺してみろや!」

どりゃーー

「…ざっこ。レン、大丈夫か?」
「…あ、ありがと…」
「お前可愛いんだから、一人じゃあぶねーよ」
「…」
「…一人で来たんじゃないよな?」
「…もう帰るところなの」
「なんだそれ。もうすぐ花火だしさ、せっかくだから見てこうぜ。穴場があるんだ」
「ちょ、ちょっと…!」

不良に絡まれてるところを助けられる、好感度アップですよカイリ君!
ちょっと強引に手ぇ引いていくのもイイ!
ただレンちゃんには逆効果かもしれない!
でも今レンちゃん弱ってるから漬け込みどころかもしれない!
うおおおおお!!!!

少し高台になってるところに出る。

「おっと…昨年より人増えてるかもなぁ。でも少ない方だろ?」
「…そうね、いいんじゃない?」
「だろー」
「手は離してほしいけど」
「わ、わりぃ…///」

ださい!ださいというか恥ずかしいぞ!

「そろそろかな…」

カイリ君が隣で何か言ってるけど全然耳に入ってこないし、リディの姿探しちゃうけど見つかるはずもなく。
花火も始まって、リディと見たかったなって思ったら涙出てくる。

「…っ」ぐす
「レン?おい…」

レンのこと抱きしめるカイリ。

「!やだ、離してっ」
「レン…」

頬に手ぇ添えられて、やばいキスされるって思った瞬間後ろに引っ張られる。
涙も引っ込む。

「きゃっ!」
「!」
「…え…」
「レンさん、ごめんなさい、邪魔させてください」
「おま、!…リディ…最悪」
「ごめんなさい、カイリ君。レンさんいただいていきますね」
「…とっとと消えろ」

レンの手引いて境内の裏へ。

「…ここも穴場なんです」
「…」

ちょっと何が起こってるかわからなくてついていけないレンちゃん。
リディとカイリ、知り合いっぽかったし。
あと手、さっきからずっと繋いだまま。

「…一人にしてしまって、ごめんなさい」
「た、大変だったんだから!男の人たちに囲まれて…レン…」
「?!何かされたんですか?」
「ううん、カイリが…来てくれたから…」
「…そうですか、後でお礼を言っておかないと…レンさんが無事で良かった…怖い思いさせてごめんなさい」ぎゅ

「…レンといるのに他の女の人と話すのはイヤなの」
「…」
「…彼女でもないのにこんなこと言うの、オカシイわよね」泣きそう
「私も、貴方がカイリ君に触られてるの見て、我慢なりませんでした」
「え…」
「彼氏でもないのにこんなこと思っちゃいけませんよね」
「師範代…」
「僕の、可愛い人。誰にも触らせたくない」

頭撫でられて髪にキスされて、頬に触れられて、指の腹で唇撫でられて、ドキドキして動けないし、目が離せない。

「僕だけのものになってくれますか?」
「い、今さらすぎるのよ…もう///」
「ふふ。…まだ、キスされてませんよね?」
「どうだったかしら…」
「意地悪言うお口はこうですよ」

顎クイからのちゅう

「////」
「可愛い。顔真っ赤ですよ」
「し、しはんだ…ん!」
「…これからは二人でいる時くらい名前で呼んでほしいです」
「…リディ///」
「レンさん…レン、大好きです」ぎゅ
「…私も好きよ、リディ」

カイリ君ごめん!
カイリとリディは従兄弟ね。
カイリも昔は剣道やっててそこそこ強かったけど、グレて辞めちゃった。

リディさんきっとSだわ。
お仕置きプレイとか好きそう。嫉妬からの。
バイブハメて拘束放置プレイとか。
あともうひたすらイカせるとかね。いかせ地獄。
言葉責めとかね。
うわー。変態。たまらない。

純情どこいった。
いや、エロは裏設定ってことにしよう。
大丈夫純情。

「花火、全然見れなかったわ…」
「また来年一緒に見ましょう」
「約束よ。よそ見したら許さないんだから」
「肝に銘じておきます」


しかもこれ夏休みだからカイリ君レンと話せないやつね。
リディとは顔合わすか。
お盆とかあるし。(行事があるのか知らんけど)

「カイリ君」
「…んだよ」
「レンさんのこと好きだったんですね」
「うるせー」
「久しぶりにやりませんか、剣道」
「なんでだよ…」
「次の土曜日、キリタニの道場に来てください」
「勝手に決めんな!」

剣道、なんとなく辞めたかったわけじゃないのに辞めちゃったやーつな。
暇だし行くことにする。レンにも会えるかもしれないしというワクワク。
カイリ君かわいいよカイリ君。

道場に行く途中でレーヴェに出会う。

「あれ…カイリ?」
「レーヴェさん!!!こんにちは」
「よお。…あ、今日か、剣道」
「あ、はい。レーヴェさんは?」
「買い物帰り」
「レーヴェさんもスーパーで買い物とかするんですね!」
「お前俺をなんだと思ってるんだ…」

一人で家に向かうのビビってたから、ラッキーって思うカイリ君。

「…よお」
「じゃあ早速着替えましょうか」
「お、おう。…レン」
「いらっしゃい」
「…」

ヨシュアが立ち会ってくれる。
カッコいいところ見せなきゃなって思うけどまぁ無理よね!
師匠みたいなもんだしね!
試合というかもはや一方的にけちょんけちょんにされてシゴかれる。
ココがダメそこもダメって。

「こっちはブランクあるんだよクソジジイが…」
「はぁ…ヨシュア君、手合わせしてみてはどうです?」
「え、いいんですか?」
「なんでもいいよもう…」

何気に互角か、ヨシュアのほうが分があるかなくらい。
いい勝負って感じ。

(ブログ主は剣道さっぱりです。動画見てもさっぱりだった)

「これくらいにしておきましょうか」
「本当にブランクあるの?」
「1年くらい…」
「こんな不良少年ですが中学時代は全国にも行ってたんですよ」
「…」
「すごいんだね…」
「剣道、もうやらないの?」
「…」
「もったいないわね」

ミシェルさんがやってくる。

「ここ、片しとくからお風呂入ってきちゃいなさい。汗すごいでしょ」
「なんで…こんな炎天下の中…」
「この時間しか合わなくてですね…」
「ふふ、案内するね」

男3人でお風呂。
ここの人たちすぐお風呂入るね。
まぁ初対面ではないけど。

「すげー広い!」
「カイリ君、泳いじゃダメですよ」
「誰が泳ぐか!」
「(レーヴェとアガットさんみたい…)レンも言ってたけど、カイリ君はもう剣道やらないの?」
「…」
「やりたいんですよね。素直じゃないから…」
「う、うるせーな」

先にお風呂あがっちゃうカイリ君。

「あら、もう上がったの?」
「お、おう」
「はい、おにぎり。お腹すいたでしょ?」
「さ、サンキュ…///」
「私が作ったんじゃないから、お礼はミシェルに言ってね」
「おう…」

ちょっと悲しい。

「剣道、また始めればいいのに」
「なんで…」
「楽しそうだったじゃない。それに、ちょっとカッコよかったわよ」
「…///」
「師範代にはコテンパにされてたけど」
「うるせー…ジジイなんだからちょっとは衰えろってんだよ」
「ジジイなんて言わないで」
「…はぁ。お前なんであんなおっさんのこと好きなんだよ」
「え…///」
「な、なんだよ」

なんで顔赤くするんだよー!!!!!
まぁ剣道楽しいのは事実だし、また始めようかなって思う。
キリタニで。

ただすぐ後悔することになるけど。
リディレンのラブラブっぷりを目の当たりにして。
アガットに同情される。

となるとカイリ君の相手いなくなるなぁ…
クローゼか?
クローゼならいんじゃない?
政略結婚から始まる恋とかいいと思うよ。
クローゼ様はもちろん処女でお願いします。


「レンちゃん、リディさんとどうなの」
「…何?レーヴェのスパイ?」
「違うよ!個人的に気になるだけ!どこまでいったのかなーとかさぁ」ゲス
「ミシェル…」
「ん?」にこにこ
「胎教に悪いんじゃないの」
「!!!だ、大丈夫、いま寝てる時間!」
「どうだか…」

キス止まりね。
えっちとかしないのかなぁって、レンちゃんは思ってますよ!リディさん!
はよ!

頑なにお家デートを拒否されてたけどようやく解禁されて攻めるけど返り討ちに遭うレンちゃんとか可愛いと思います。

「レンだってもう子どもじゃないのよ?飴一つじゃ満足出来ないわ」迫
「…そうやって大人をからかう悪い子には鞭が必要ですか?」
「えっ」
「大人をからかうと痛い目見るって、わからせてあげる必要がありますね」
「えっ」

これはもう初体験済ませてるver.じゃな。
妄想捗りすぎてやばいな。

「リディ、好き」ちゅ
「…どいてください」

対面座位みたいな体勢ね。

「イヤ。リディ最近冷たい…レンのこと嫌い?」
「もちろん好きですよ。でも、この体勢はちょっと…///」
「…女の子に恥かかせないで?」
「!」

はい致す〜。
みたいな感じが良いかな。
レンちゃんに攻めてほしいすね。
ふふふ

居候レーヴェさん レンちゃん編続

レン中3。15歳の誕生日。

「レンさん」
「なぁに?」
「これを」
「?」
「少し遅れてしまいましたが、誕生日プレゼントです」
「!」
「受け取ってもらえますか?」
「もちろん!開けてもいい?」
「どうぞ」

包装が破れないようにそっとね。
あー可愛い。乙女レンちゃんかわいい。
デレていい。

「ブックカバーね。このお花は?」
「レンの華で蓮華です」
「レンゲ?」

あの、ラーメンのアレではないですよ。
(そもそもハスの花だけどね)

「清らかさの象徴と言われてる花です。レンさんにぴったりだと思って」
「…/// ありがとう。とっても気に入ったわ。大事にするわね」
「ええ」

完全に浮かれてますね。
いやもう恋するのが楽しくてしょうがないお年頃だと思います。

カフェ巡りは済ませたので、次はどこに行こうか考えてたレンちゃんは、本物の蓮を観に行きたいなって思う。
でもカフェとは違って遠出になるけど、連れてってもらえるのかしらってちょっと思う。

「師範代って、車持ってる?」
「一応、持ってますよ。どうしてです?」
「あのね、レン、本物のレンの花を見てみたいの。調べたらね、そろそろ見頃なの」
「そうなんですか」
「…」じーーーーーー
「(かわいい…)…行きますか?」
「うん!」

そろそろ独り占めしたい欲が出てくる頃ですよリディさん!

「うわぁ!すごい!!」
「壮観ですね…」

ハス園みたいなところ行ってみたいなぁ。
レンちゃんは親指姫かなぁ(よくわからん)
めっちゃ写真撮りまくりのレンちゃん。

悪いな、と思いつつはしゃぐレンが可愛くてこっそり写真撮っちゃうリディおじさん。
捕まらないようにね。

「お弁当作ってきたのよ。食べましょう」
「レンさんが作ったんですか?」
「ええ。ミシェルに手伝ってもらっちゃったけど…」
「はは。正直ですね。いただきます」
「おいしい?」
「はい、とっても」
「よかった…」

ゆぅてミシェルさんはほとんど見てただけというか、焼くだけ握るだけくらいしかしてないけどね!
味付けとかはちゃんとレンちゃんがやってるよ!
ミシェルさんのお墨付きよ!
いつでも嫁に行けるよってな!

「今日は晴れたし、お花も満開で綺麗だったし、よかったわ。レンは最高に幸せ」
「そうですね。私もレンさんと来れて良かったです」
「!れ、レンも師範代と来れて嬉しい…当然すぎて言わなかっただけよ?本当よ?」
「ふふ。それは、光栄ですね」

なんだかレンちゃんは昼ドラに出てくるお嬢様みたいな口調にしてしまう(((^-^)))

「また来年も一緒に行ってくれる?」
「ええ」
「ほんと?約束よ!絶対だからね?」
「はい」

覚えてればね。くらい。
多感な時期だから、きっと他に気になる男の子とかも出来てるだろうなって思う。



そして高校ね、特にやりたいこともないので近くてそこそこ偏差値の高い高校に入学する。
ティータも一緒の高校でクラスも一緒になるけど選択科目は一部違うってことにしよう^ ^
御都合主義。

たまたま、本当にたまたまそこの剣道部の外部指導者がリディさんに。
女子に人気のリディさん。
私は家で会えるんだから!と思って学校では接しない。

ある雨の日
6限目の授業が自習になって、レンが初めてプレゼントしてもらった本(誕生日プレゼントに貰ったブックカバーつけて持ち歩いてる)を読んでいると、レンのことが好きな男子に絡まれる。

男の子の名前はうーん、カイリ君で。

しょうもな…と思ってシカトしてたら激昂したカイリに本奪われて窓の外に投げ捨てられる。
レンちゃん、何すんのよ!ってブチ切れてカイリのことグーパンで殴り倒してから外へ。
ティータここで騒動に気づく。遅いよ!

マクロスデルタ見て、女の子のグーパンいいね( '-^ )bって思ったので。
まぁあれは軍人(?)だけど。

クラスから投げたならこのあたりだろうって場所探すけど全く見当たらなくて真っ青。
雨降ってるし、早く見つけたくて校庭駆け回るけどやっぱり見つからない。
まずい、レンが走ると死ぬ。
ティータが傘とタオル持って駆けつける。

「レンちゃん!風邪引いちゃうよ!」
「…どうしよう…」
「え?」

校内放送で呼び出されるレンちゃん。

「れ、レンちゃん、職員室行こう?私も一緒に行くから」
「…うん」

職員室行くと応接室に移動するよう言われる。
そこで何があったか聞かれて答える。
しばらくするとカイリも入ってくる。
無言。
またしばらくするとカイリの母親が入ってきてめちゃくちゃ罵られる。全然耳に入ってこないからノーダメージだけど。

「…」
「うるせークソババア!黙ってろよ!」
「カイリ君!母親になんて口聞くの!」

みたいなやりとり。
そしてミシェル登場。

「失礼します」
「ミシェル!…」
「レンちゃん、女の子なんだからグーパンはだめよ、グーパンは。せめて平手打ちにしよ?」

(ミシェルお姉ちゃん、そこツッコむところじゃないよ…)
廊下で聞き耳立ててるティータ。

「あ、あと先に手ぇ上げたら不利になるから…」
「あなたねぇ!何があったか聞いたの?!うちのカイリ君に!言うことは無いの?!」
「…聞いてますよ。手を上げた事は謝ります。ごめんなさい。…けど、オタクの子も謝るべきだと思いますが?高校生にもなって好きな女の子からかうなんて、恥ずかしくないかね」
「なっ!!」
「!!!!すっ好きじゃねーよ!////」

(お姉ちゃんそれ言ってあげないで…あ )

「うちの子がそんな素行の悪い子を好きになるわけないでしょ!」
「(その話を引っ張るんじゃねえよ!!!!!!!)」
「だいたいその子、孤児なんでしょう?やっぱり母親もいないような子は」
「おい!」
「私が母親ですけど?」
「っ子育てはおままごとじゃないのよ?血も繋がってないのに母親気取り?子どもも産んだことないくせに!」
「!ミシェルにそんなこと言わないで!!」
「血が繋がってなくてもお宅よりよっぽど家族してるわ!息子の話も聞けないボンクラが!」
「な、な、な、…!」ぷるぷる
「…俺が悪かった。レン、ごめん」
「ちょっと!あなたは悪く」
「黙れよクソババア。ホントのことだろ」
「っ」
「…私も殴ったのは謝るわ。ごめんなさい」
「…」
「これで解決でいいですか?」
「あ、は、はい…」

先生存在感なし。
駐車場に向かう。あ、ミシェルさん車。

「ミシェル、ごめんなさい…」
「レンちゃん悪くないんだから謝る事ないよ。ほんとあのババアムカつくわ」
「ごめんなさい…」ぐすっ
「!レンちゃん…よしよし、もう大丈夫だよ?」

実はミシェルさん、子どもが出来ないわけじゃないけど妊娠しにくい体質らしい。
レーヴェもミシェルも子ども欲しがってるの知ってるから、おばさんの暴言でミシェルのこと傷付けたどうしようってなってるレンちゃん。

不妊治療すごいキツイらしいね。
検査とかしたことないけど。。
治療自体もキツイし、費用も高いしで大変らしい。

「レンさん、ミシェルさん」
「!」
「リディさん?どうして…あ、指導か」
「はい。あと、ティータさんが、ここにいれば会えるって教えてくださったので…」

校内放送聞いて職員室前に行ったリディさん、応接室前でかがんでるティータを発見する。
ティータに本を託そうと思うけど、直接渡してあげてほしいって言われて、駐車場側の入り口で待機してた。

「レンさん、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないですね…」
「ですよね…じゃあ、レンさん、これだけ」
「っ…?…あ、」

差し出されたのは消えた本。

「ぁ…うわあああああああん!」
「「!」」
「あ、あり…あ…」
「れ、レンさん、無理して喋らなくて大丈夫です…その、私はこのあと」
「あ、部活ですよね!レンちゃんのことは任せてください!ありがとうございました」
「いえ、私も付き添えたら良かったんですけど、ごめんなさい。それではまた」

というわけで帰宅。
そしてレンちゃん風邪。
着替えさせてソッコーで病院に連れてく。
肺炎一歩手前の風邪診断で、お薬貰って安静にするということに。
夜レーヴェが部屋に。

「レン、大丈夫か?」
「レーヴェ、レーヴェ…」
「無理するな」
「ううん、大丈夫なの。…聞いて」
「うん?」
「今日ね、学校であった事は聞いた?」
「ああ。レンは悪くないって」
「そうじゃないの、その時にね、相手のお母さんが、ミシェルに…っ」

思い出して涙出てきちゃう。

「レン?」
「こどもも、産んだことないくせにって…言って…っ…ミシェル、絶対傷付いて…ごめんなさい…レンが…っ」
「レン…大丈夫だよ。ミシェルも、何のことか言わなかったが、レンが気に病んでないか心配してたけど、そのことだろうな。お前ら愛し合いすぎて、妬けるぞ」
「…いみわかんなっ…」
「ミシェルのことは心配しなくていいから、今日はゆっくり休め。明日も無理しなくていいからな」
「…うん、ありがとうレーヴェ」
「おやすみ」なでなで
「おやすみなさい」

というわけでこの晩ミシェルさんはハグハグギューの刑(ご褒美)ですね。

翌日レンちゃん微熱程度だけどお休みすることに。
下校時間にティータがキンコンダッシュする。
(終礼終わったらソッコーで帰るの何ていうか忘れた)
レンのお見舞い行こうと。

「ティータ!」
「っ!…カイリ君」
「お前、レンのとこ行くのか?」
「あ、うん、そうだよ。お見舞い」
「…俺も、行く」
「えっ…」
「…」
「う、うん、じゃあ行こうか」

ってゆーか、仲良いクラスだとみんな名前で呼び合ってたりするよね!羨ましい!!

「「…」」

気まずい帰り道。
無言で家まで来ちゃう。

「…道場?」
「うん。…ごめんくださーい」
「はーい」
「!」

ミシェルさん登場。

「ティータちゃんいらっしゃい。あら」
「あの、…昨日はすみませんでした!」ぺこ
「お、おう。お見舞いに、来てくれたの?」
「は、はい…」
「レンちゃんもう結構元気だよ。ティータちゃん居間に案内してあげてくれる?」
「はい」

というわけで居間へ。

「レンちゃん!」
「ティータ…!」
「よ、よお」
「…いらっしゃい」
「もう起きてて大丈夫なの?」
「ええ」
「よかったぁ…これ、今日もらったおたよりと、宿題ね」
「ありがとう」

「ティータちゃーん、ちょっとー」

「はーい!…ちょっと、行ってくるね」
「うん」

(ミシェルのばか…)

「ちょっと二人にしてあげないとね。話しにくいでしょ、彼も」
「うう、ちょっと不安だけど…」
「根は良い子じゃない。ちょっとアガットに似てるかも」
「全然違うよぅ!」
「ふふ、ごめんごめん」


そんなわけで二人残される。
プリント見てるふりするレンちゃん。

「…昨日はごめん」
「いいわよもう」
「…本、見つかったか?」
「ええ」
「…よかった」
「ヨレヨレだけどね」
「ぐ…買う」
「いいのよ。他のじゃ意味ないの」
「…ごめん」
「だからもういいんだってば」
「…」
「おまたせー」
「「!」」

ティータはお茶と食器、ミシェルは炊飯器持って登場。

「…もうご飯?」
「それが違うんだなー。驚けよー」

炊飯器の蓋開けてお皿かぶせて御釜ひっくり返す。

「とりゃー!…じゃーん!」かぱ
「「「…」」」
「どーよ!」ドヤ顔
「何よこれ」
「…プリン、かな?」
「そうだよー!もっと驚いてー!」
「すげーでけープリン…」
「もっと声張ってこ!男の子でしょ!」
「…」
「シャイだね。ふふ」
「ってゆーか、ご飯前にプリン食べるの…」
「まぁまぁ堅いこと言いなさんな」

というわけでプリンを食す。
つついてないよ!
ちゃんとスプーンでとりわけてるよ!

「「美味し〜〜〜!」」
「炊飯器でプリン作るの初めてだけど、成功してよかったー」
「プリンって作れるんだな…」
「当たり前じゃない、何言ってるの?」
「え…ティータの家も手作りのプリン出てくるか?」
「うちは無いかな…」
「だろ?」
「ミシェルは何でも作っちゃうんだから!」ドヤ顔
「なんでお前がドヤ顔なんだよ」

ミシェル自慢。

「ふふ。そうだ、今日カレーなんだけど二人とも食べていく?」
「え…」
「あ、わたしは帰ります。…お姉ちゃんのカレーも捨てがたいけど…うぅぅ」

テンション高め。
ミシェルご飯大好きティータ。

「帰っちゃうの?」
「今日、お母さん達帰ってきてるの」
「そうなの?わざわざありがとう」
「ううん、レンちゃん元気そうでよかった!また明日!あ、無理はしないでね?」
「ふふ、ありがとう」
「…カイリ君、ミシェルお姉ちゃんのカレーすごい美味しいから食べていくといいよ?」
「お、おう」
「それじゃあまたね」

カレーはスパイスたくさん使ってるから、具合悪い時とかに良いらしい。
漢方なんだって聞いた。

「じゃ、食べていくってことでいいのかな?」
「は、はい。…いいんですか?」
「ダメだったら帰ってって言うよ」
「…何か手伝うことありますか?」
「それがないんだよねぇ。宿題でもやってたら?」
「はい…」

というわけで二人で宿題始める。

「…ちゃんと宿題持って帰ってきてるのね」
「真面目だからな」
「ふーん」
「つ、つっこめよ…」
「ふふ」
「…///」
「勉強出来るんだから、ちゃんとすればいいのに」
「…めんどくせーから」
「おぼっちゃまも大変ね」
「うるせー」

おぼっちゃま。
まぁ兄貴とかいるけど超過保護なママンがね。
兄貴に見下されてるとかね。

「レンのかーちゃんかっこいいな」
「ふふ。そうでしょ。自慢のママよ」
「俺もあんくらい若くて美人なかーちゃんがよかったなー」
「親は選べないものね…あ、ごめんなさい」
「いや…」

レンも、孤児だっていうけど、何かあったのかなって思うカイリ君。

「…ここわかんねーんだけど…」
「んー…ここは…」さらさらさらっと
「(顔近い)…///」
「この文法。…なに?」

あっ顔近い…

「レン…」

ガラッ

「「「「…」」」」
「…おかえりなさい」
「「…ただいま」」
「お、お邪魔してます!」ぺこ

ガンッ

「い"っ…!!」
「ちょっと…大丈夫?」
「お、おぅ…」

お兄ちゃんズとの邂逅。

「えっと、お友達?」
「クラスメイトなの」
「カイリ・ナンジョウです…」
「兄のヨシュアとレオンハルト」
「こんばんは」
「どうも…」
「ご飯食べて行くから」
「ご馳走になります」
「ゆっくりしてってください」
「…」
「レーヴェ、着替えてこよう」
「…あぁ」

レオンハルトさんの何だお前感がすごい、ひしひしと、感じるカイリ君でした。


「お前の兄貴?」
「一応ね。レーヴェ…レオンハルトはミシェルの夫」
「まじかよ…」
「ふふ。すごいでしょ」
「マジですげー」

というわけで晩ご飯です。
それではみなさんご一緒にいただきまーす。

「カイリ君のお口に合いますでしょうか」
「マジでうまいです…すげー…泣きそう…」
「えっ大袈裟なんだけど…」
「(本当に涙目だ…)」
「うちの母親料理作らないから…」
「えーそうなの?あんな過保護っぽいのに」
「ミシェル…」
「だってほんとだもん」
「うちは母親じゃなくて料理人が…」
「は?金持ちかよ!」
「ミシェルさん…」


食べ終わってお皿洗いしてくれるカイリ君。
いい子。

「…よし」
「なに、普通に良い子じゃん」
「な、なんスか…///」
「大変だったでしょう?助かっちゃった。ありがとね」
「これくらい全然…」
「…帰り、送って行こうか?」
「いや大丈夫です」

ドアの間から覗いてた夫妻。

「即答だよ。レーヴェ恐れられてるね」
「いやいやいや…ってゆーかほんとにメチャクチャイケメンすね。すげー無修正でこのクオリティ…」感動
「無修正はやめろ…」
「すげー喋ってる…」
「…」
「ふふふ…あはは。おもしろ…っ」
「言っとくけどミシェルも最初こんな感じだったからな」
「そうだっけ?」
「いや、一般人はこうなりますって!いやもうなんか抱いてほしいっす」
「…」

(⊃^-^)⊃
(文字化けしてないかな…)

「うおおおおおおお!」
「…何してるの?」ドン引き
「はっ…」
「あはははは…ひーっ!レンちゃんタイミング良すぎ…っ」
「…もう遅いし、レーヴェ送ってあげたら?そのほうが喜ぶんじゃない?」軽蔑の眼差し
「レン何勘違いしてんだよ…」
「さぁ。私もう寝るから。今日はありがとう。またね」
「お、おう」

なんだかんだ家まで送ってあげる。
ミシェルさんも付き添う。

「素直で可愛い子だったね。アガットに似てるって言ったら、ティータちゃんに怒られちゃった」
「…アガットはあそこまで軽くないだろ」
「んー確かに…」
「どっちかっていうとミシェルに似てる」
「そうかなぁ…どうです?レンちゃんの彼氏に」
「ダメだぞ!」
「お兄さん…」

ごめん完全にリディさんのこと頭から消えてた!
カイリ君可愛い…
既に私が揺れてるってゆー
次もっかいリディさん出します。

居候レーヴェ レンちゃんのお話

レンちゃん中2。

もう既にミシェルとレーヴェ結婚してレーヴェはキリタニに婿入りしました。
結婚話書こうと思ったけどいつも同じになっちゃうし、正直こっちのほうが捗り過ぎたので省きます!
やばい!オリキャラ×キャラほんと捗る。

というわけで師範代リディ×レン

「にゃー」
「にゃー」
「お前ら何してんだ?」
「「あっ!」」
「?」
「「アガットのせいで仔猫が逃げちゃったー!!」」
「シンクロしてんなぁ…」

「最近ネコちゃんがよく来るんだよね」
「あぁ、確かに」
「三毛猫なら見た事あります」
「真っ白な子もいますよね」
「黒猫もいるよな」
「「え」」
「見たことない!アガットずるい!」
「やっぱり不良は動物に好かれるんだね〜」
「誰が不良だ」
((ぷぷ…))
「お前ら笑ってんじゃねえ」
「「ごめんなさい…」」

リディさんとヨシュアね。


道場の裏で茂みと睨めっこしてるレンちゃんを見つけるリディさん。

「レンさん」
「師範代…」
「手をグーにして」
「こう?」

グーにした腕をネコのいる方へ。

「「…」」

くんくん

「わぁ…かわいい」なでなで

にゃー

「…ママがお迎えに来たわ。また遊びに来てね」
「かわいいですね」
「ええ。…ママと一緒が一番よね…」
「それも一つの幸せだと思いますけど…」
「けど?」
「大切なのは血の繋がりだけじゃないと思いますよ。レンさんは今、自分が不幸せだと思いますか?」
「…思わないわ」
「レンさんの周りには素敵な人がたくさんいますからね」
「そうね…師範代とかね?」
「!」
「ふふ、また明日ね」

レンちゃん可愛い。
ちょっとドキッとしちゃうリディさん。
あんま話したことない二人。
お菓子もらうくらい。

俺が、12歳も年下の女の子に…恋…だと!?
な速水さん展開楽しみにしてます。
リディレンは17歳差だけどね。


「レンちゃん、、いつの間にニャンコを手篭めにして…」
「うふふ。いいでしょ」
「どんな魔法使ったの?」
「ナイショよ。師範代が教えてくれたのだけど」
「むむ。リディさん何者…」


夜ミシェルの部屋にて。
レーヴェさんいないので。

「ミシェルはなんで師範代のこと振っちゃったの?」
「えっ…な、なんで知ってるの!」
「見てたもの。すぐに振ってたわよね。ね、何がダメだったの?」
「ダメっていうか…リディさんは、親戚のお兄さんって感じかなぁ。ちっちゃい頃から一緒にいたからね」
「ふぅん」
「レンちゃんリディさんのこと好きなの?」
「…こないだ初めてちゃんと話したから、少し気になっただけ」
「ふふ。そっか」

リディさん、犯罪だよ。ふぁいと

「まだミシェルのこと好きなのかしら」

…レンちゃん、可愛い…!
好きじゃんもう好きじゃん!

「それは無いと思うなぁ」
「そう…」

レンちゃん結構分かりやすいな。
ニマニマしてる。



「にゃーん」
「…これは可愛いネコさんですね」
「ふふ。こんにちは、師範代」
「レンさんこんにちは」
「師範代はお休みの日は何してるの?」
「え…っと、読書ですね」
「それだけ?」
「あとは…カフェ巡りとか」
「そこでも読書?地味ね」
「あは、バレましたか」
「バレバレよ。でも嫌いじゃないわ。今度レンも連れて行ってくれる?」
「えっ」

箒落としちゃうリディさん(外でした)

「…師範代も動揺?することあるのね」
「いや、びっくりしました…まさかレンさんに誘われるとは」
「迷惑かしら?」
「いえ…光栄です。それでは今週末なんかどうですか?」
「いいわ。約束ね」
「迎えにきますね」
「うん!」


あーすげーなんでリディレン書いてるんだろ自分。楽しい。
ちょっと敬語がくどいけど。


「レンちゃん、何かいい事あったの?にこにこだね」
「うふふ。明日ね、デートなの」
「「だっだだ誰と?!」」ガタガタ
「お、落ち着きなよ…ヨシュア君まで…」

私までびっくりしたわ…
レンちゃんはびっくりしてないか…

「レンだってもう中学生よ?デートくらいするわよ」
「だ、誰となんだ?」
「師範代よ」
「はぁ?!リディ?」
「ちょっとお出かけするだけよ。いいでしょ別に」
「だ…」
「レーヴェ」
「リディさんなら僕も安心かな」

だめ…うっ

ほいほい手ぇ出すような知らん人よりかマシだろ。
マシだろってか全然そんな人じゃないしってゆー。

「あんまり束縛してもかえって反抗しちゃうから。相手が分かってるだけマシでしょ?」
「ミシェルは知ってたのか…」びきびき
「いや…デートの話は知らなかったよ」
「なんの話なら知ってたんだ…」
「ちょっと気になってそうな話はしてたけど…まさかデートするなんて。レンちゃん積極的だよね」
「…はぁ。レン…」よよよ
「ふふ。男親の宿命だね…」



そして週末。

「ごめんください」

「リディさん、いらっしゃい。レンちゃんまだ準備中で…上がって待っててください」
「はい」

「レオンさんこんにちは」
「…レンに何かあったら承知しないからな…」鬼の形相
「全力でお守りします」にこ

レンに何かしたらじゃないあたり信用されてるのかなと思うリディさん。
信用も何もって感じだけど。

「師範代、待たせちゃってごめんなさい」
「いえ。それじゃあ行きましょうか」
「夕飯までには戻るわね」
「気をつけてね。いってらっしゃい」
「「行ってきます」」

「…よし、尾けるぞ」
「レーヴェ目立つからすぐバレるよ」
「…ミシェル」
「泣かないの。別にいいじゃないデートくらい」
「うう…GPSつけておけばよかった…」
「…ほんとに嫌われるよ?」

お散歩中の二人。

「今日のレンさんは特別可愛いですね」
「本当に思ってる?」
「はい。しばらく制服姿しか見ていなかったからですかね。可愛いですよ」
「ふふ、ありがとう」

リディさんオススメの喫茶店へ。

「あら、カフェ発掘じゃなくてよかったの?」
「それもいいんですけど、ここなら間違いないと思って」
「そう…じゃあ発掘はまた今度ね」
「…はい」

なんかゴリゴリ来てるなぁ。少女おっかない!
って思うリディさん。

「ここのケーキはどれも美味しいですよ」
「わぁ、迷っちゃうわね。どうしよう…」
「どれが気になりますか?」
「オレンジのケーキと、モンブラン…」
「どちらも頼んでみては?」
「あのねぇ、私女の子よ?2つも食べたら太っちゃうわ」
「ふふ…じゃあ私も頼むので、半分こしましょう」
「本当?やったぁ」

もちろんリディさんの奢りです。
そりゃな!
きゃっきゃしながらお茶。
紅茶もケーキも最高に美味しくて、テンション上がるレンちゃん。

「ねぇ、師範代はまだミシェルのこと好き?」
「……ご存知だったんですか」
「ふふ」

わりと内に秘めてたし、打ち明けてからすぐ終わったようなものだから、誰も知らないと思ってた。
(アストレイ一家全員知ってるよ!)

「レンさん侮れませんね。でももう恋愛感情は無いですよ」
「じゃあ振られてから恋愛した?」
「まぁ人並みに……この話やめませんか?」
「あら、恥ずかしくなっちゃった?」
「そういうことにしておいてください…レンさんはどうして僕のこと誘ってくれたんですか?」
「気になるからよ」
「…」

ストレートだなぁ。
最近の子ってやっぱマセてるのかな。と思うリディさん。
女の子って、年上の男性に憧れる時期とかあるって聞くしな。あるよね。

リディさんもモテるから女性に困ったことはないし、ミシェルのことは本気で好きだったけど付き合ってるわけではないので好きの最中も普通に女遊びとまでは行かないけどそれなりにやる事やってたと思います。そこに愛はない。
ヤリチンやん。

「こないだお話しして、いいなって思ったの」
「い、いいなって…」
「…やっぱりダメかしら」
「だ、ダメというかその、なんでしょう」
「年が離れてるから?」
「それもありますね」
「年が離れてたら恋しちゃいけないの?」
「!!!!」

恋って言ったこの子!!!!
恋してるの?僕に?

「ふふ、師範代、恋のお話し慣れてないのね。かわいい」
「れ、レンさん…からかわないでください」
「あ」
「?」
「今彼女とか奥さんいる?」
「いたら女の子とデートなんてしませんよ」
「…」
「どうしました?」
「デートって思ってくれて嬉しい」
「!…///」

こういう純情っぽい子と接するのってなかなかないからすごいドギマギしちゃう大人リディさん。
流れを変えるために移動する。

本屋さん。

「どのくらいのペースで本読むの?」
「週で1冊くらいですかね」
「結構読むのね。レンにオススメの本ってある?」
「そうですね…これ、読みやすいと思います」
「…読んでみようかしら」

ぐぐっ
リディの手から受け取ろうとしたけど離してもらえない。

「?」
「プレゼントします」
「え、いいわよ。自分で買うわ」
「プレゼントのほうが、読んでくれるかと思って」
「自分で買ったってちゃんと読むわ」
「まぁ、今日の記念に」
「…そお?じゃあお願いしようかしら」
「はい」

「それじゃあそろそろ帰りましょうか」
「そうね…今日は食べていくでしょう?」
「え、帰りますよ」
「でもミシェル、師範代の分も作ってると思うわ」
「え」
「おうちに用意してあるの?」
「いや…」
「聞いてみるわ」

「あ、レンだけど…」

電話しながら向かいの人避けるつもりだったのにリディさんに肩抱き寄せられて硬直する。

「っ…/// あ、ううん、なんでもない、じゃあ連れて帰るわね」
「…」
「…というわけだから一緒に帰るわよ」
「はい」

というわけで夕飯ご馳走になる。
あ、お土産にケーキ買って帰る。
レーヴェさんお気に入りのお店の。

食後

「…」
「(すごい殺気だなぁ…)」
「レンちゃん、紅茶淹れてくれる?」
「ええ」

「…」
「…」
「(無言の圧力が…)」
「…レーヴェ、こわい」
「…」
「ほら、リディさんがケーキ買ってきてくれたんだから、そんな顔しないの」
「…」
「ここのケーキ好きだって聞いて…」
「これくらいで認められたと思うなよ」ぷりぷり
「認めるも何も…」
「リディさん、気にしないで…レンちゃん、男の人と遊ぶなんて初めてだから、気になってしょうがないみたい」
「はぁ…」
「おまたせ…どうしたの?」
「ううん、ケーキいただきましょう」

ケーキ食べてる間もレンとリディがラブラブに見えちゃうレーヴェフィルター。
ゴゴゴゴゴゴ…ってなるけどケーキ一口食べるたびにふにゃってなる。

「(忙しい奴…可愛いけど)レーヴェ、こっちも食べる?」
「うん」
「はい、あーん」
「…ん、うまい」ふにゃ
「(微笑ましいなぁ…)」
「師範代」
「はい?」
「あーん」
「「「!」」」
「あ、あーん…ありがとうございます」
「ふふ」

これは可愛らしい間接キス。

「れ、レンさんも食べますか?」
「じゃあいただこうかしら」
「はい」
「あーん。うん、美味しい。ありがとう」

レーヴェさん死亡。
改めてシスコンだなぁって思うミシェル。
爺様がお酒持ってきてメンズ会始まっちゃって、リディさんお泊りの流れに。

「泊まっていけばいいだろ」
「いやさすがに、帰ります」
「結構お酒飲んだでしょう?雨も降ってるみたいだし、今日は泊まっていったらどうですか?」
「レーヴェのこと気にしなくていいから」
「!」
「えっと、それじゃあお言葉に甘えて…」

その晩は特に何かあるわけじゃないけど、レンちゃん、本一気読み。徹夜。


「レンちゃん、リディさん帰るよ」
「…は!」
「レンちゃん着替え!」


玄関

「師範代!」
「レンさん、おはようございます。昨日はありがとうございました」
「ううん、私もありがとう。この本、すごく面白かったわ」
「もう読み終わったんですか?」
「ええ。だから、また紹介してくれる?」
「もちろんです。今度何か持ってきますね」
「約束よ?カフェ巡りもね!」
「はい。それではまた」
「…あ、まって!」
「はい?…!」

ちゅ

「(レーヴェいなくてよかった)」

「本のお礼よ。またね」
「…///はい」
「お気をつけて〜」ひらひら

「レンちゃん小悪魔だなぁ」
「ほっぺにキスくらい、挨拶でしょ?」
「いやいや…」

リディさんかなり振り回される。
お堅いと見せかけてわりとすぐコロッといっちゃいそう。
16歳になったレンに、もう結婚もできる歳なのよ?って迫られて落ちちゃうといいよ!イイ!
骨折したリディさん(一人暮らし)に尽くしついでに襲っちゃうといいと思う。
既成事実大事よ。
やっちゃえばこっちのもんよ()
初めてなのに口と騎乗位で攻めちゃうとか最高すぎっす。

いやもっと純情でもいいけどね!!!!
レンちゃん喘がすのなんか抵抗ある!

突然のリチャード



リチャードの金髪に憧れてるちょいギャルヒロインも気になってる。ギャルってか一匹狼的な。(中二っぽいけど。

それでよく授業さぼって屋上でゴロゴロしてるところにリチャード

が現れる。

あわあわする。(内心


「君、サボり?」

「うん。」

「僕も」

「うん(見りゃわかるよ)」


隣に座りだすリチャード。


「(え、なんで隣に座るの…)」

「いつも僕のこと見てた?」

「え」

「…気のせいか」

「ううん。綺麗な金髪だなって思ってた」

「そうかな…ありがとう」

「あの、触ってもいい?」

「いいよ」


さらさら。


「…あまり近いとさすがに照れるな」

「!ごめんっ」



って下書きを見つけてしまった。

どんな展開にしたかったのか全く思い出せない。

しかも日付け(最終更新)が2011年とかだったわろす。

今年のテイフェスはリチャード出るんだってね!

チケット取れたらいきたいなぁ…


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