ラメロディア:・・・で。何でリーダー会議なんか急に開くことになったんだ?(己も含め長いテーブルに座る面子を眺め訝しげな顔をしながら話を切り出し)
六目:わしにもようは分からんが・・トップが集めたんじゃけぇ、ロクでもない事なんは確かじゃの(己の親指と人差し指の間に電気をパチパチ走らせつつ興味が無さそうに応え)
雷音:でも、いつも通りトップは欠席だってよ(一番端の座る主の居ない上等な椅子に目をやれば机に突っ伏し欠伸をして)
ラメ:Σはぁ!?じゃあ誰が進行するんだよ、凪も今日は欠席なんだろ?
永悟:安心しなさい、その件については私が一任されている(ぱたんと読んでいた本を閉じれば赤黒ボーダーの青年にチラリと目を向け)
ラメ:・・・ぅははは・・あんたかよ・・・(黒縁眼鏡の微笑見れば空笑いしつつ溜息混じりに呟き)
悟:何か?
ラメ:イイエベツニナンデモアリマセン。
六:・・そいで、わしらを呼び出した理由は何じゃ?
悟:あぁ。これから数回に渡って私達組織を全面に押し出していく・・・等と繰戯が言い出してな
雷:・・・それってぇ、背後が言ったんじゃ・・(机に突っ伏したままムニャムニャと寝言のように話に割り込み)
悟:そこはまぁ・・大人の事情だ。
ラメ:・・・メチャクチャな丸め方だなオイ・・・
六:全面に押し出す・・のぉ。(着物の裾に両腕通すように腕組み)
ラメ:具体的には何をやるんだ?
悟:率直に言えばチーム毎に自己紹介をすればいいらしい・・・この中にも今までに一度もアンノウンに登場していなかった奴も居るくらいだろう?
ラメ:ぅ・・・確かに俺や雷音は・・。つか、俺よりオペレッタのが活躍してるってどうよ・・?
六:威厳が足りんからじゃ。お前はウチの壱貴によう似とるわ
ラメ:Σどうしよう俺一応伝説なのに!!!
雷:ラメは伝説の中でも新参者でしょ・・
六:映画じゃあ立派じゃったけぇ、気ぃ落とすな
ラメ:Σ何ソレフォロー!?全然フォローになってねぇよ!?っつか雷音コラ!起きろ!!
雷:・・・・・むぐ〜・・・
悟:・・・・・・(こんなんでよく組織が続いて居られるなぁ・・)
六:のぉ、壱貴ぃ(薄暗い部屋の中で窓からある一室を覗きつつメロンパン齧りながらポソリと)
壱:お?何や六目(双眼鏡から目を離せば己を呼んだ小さい子供の方を向き)
六:ワシは気に食わん
壱:・・・え。何が?
六:あんなにもチームクラシックやジャズはたくさん登場しとるのに・・・どうしてウチは一回も登場しとらんのや?
壱:いや・・・そんなん言われてもなぁ・・・俺にはわからへん・・てか、背後の気紛れなんとちゃう?
六:・・・気に食わんけぇ、お前一回ボコッて来い
壱:ΣΣ何言うとんねん!無理に決まっとるやろ!?余計に出番減るわ阿呆!;;
六:大丈夫ダイジョーブ。現行犯はお前ひとりじゃけん、ワシには被害は来んから構わん
壱:・・・どこらへんが大丈夫?
六:全部じゃ
壱:・・・。お前には優しさゆーもんがあらへんねんな・・、改めて思ったわ
六:ワシは他人は巻き込んどらん。お前を動かせば問題ないけぇの?(心外だといわんばかりに口尖らせ嫌味ったらしく言えばふふんと笑ってみせ)
壱:はぁ・・俺に対する優しさはナシかい・・
六:年に一度の誕生日くらい我儘言ったって構わんじゃろ?
壱:(我儘は毎日な気ぃすんねんけどなぁ・・)そういやお前六日が誕生日やったな。
六:じゃけぇ、早ぅあのボンクラ始末して来んか。(窓の向こうのビルの一室に人影映れば顎でしゃくり行けと指示して)
壱:へいへい・・・ほんなら行ってきますわ(何とも微妙そうな顔しつつくるりと窓から背向けるとすごすごと移動始め)
六:終わったらケーキの材料買って帰るけん
壱:へいへい・・・
咲:ねぇ、うた(ソファに横たわり沈黙状態の貴色を見れば口をへの字にして首を傾げ傍らの青年のファーをくいくい掴み)
う:ンー?どうしたサクホ?
咲:屍が僕の特等席を陣取ってるんだよ・・・さっきから溜息ばっかりだし、気味が悪いんだけど
う:ぁー・・。何かさぁ、最近見つけたらしい自分の古い知り合いにコイビトが居たんだってさ
咲:それであんなにダメージ受けてるの?・・キノコ生えそうな勢いだよ
う:親友か何かなのかね?オレもサクホが嫁に行ったらああなるんだろうなぁ・・
咲:・・・うた、喧嘩うってるの?
う:ご冗談を(キツイ視線受ければ胸の高さまで両手上げ降参だと手をヒラヒラさせ)
悟:・・ほらほら!いつまでそうしている気なんだ、貴色?(ズカズカソファに近付けば呆れたように言いながら寝そべる貴色を揺さぶり起こして)
貴:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダメ・・(未だダメージが癒えず青白い顔永悟に向ければポソリ呟いて)
悟:今は仕事の気分じゃない、じゃない。・・仕方ないだろう?お前がそうやって腐ってても事実は変わらないんだよ、貴色。わかるね?
貴:・・・・・・・・(多少納得いかないのか気難しそうに眉間に皺寄席ながらもゆっくりコクリとうなずき)
悟:・・だろう?なら不貞腐れる前にまずはあの子に顔を見せれるように仕事を頑張らないと。今回は珍しく四人総出の仕事だからね
咲:みんなで?・・・本当に珍しいね
う:ちょっとちょっと、ややこしいのはナシだぞー?
悟:まぁ・・・何にせよリーダーと打ち合せしないと。ほら行くよ(きょとんとする咲乾とうたに苦笑で返せば貴色を引き摺りながら部屋を出る)
さり気なく好きな四人組。