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蛇狂組本家庭園にて。

公由:・・・どうかしましたか守加さん。いつになくムッスリしているじゃないですか(縁側に腰掛けイライラオーラ全開な赤ポンチョに無表情ながら話し掛け)

守:べ つ に 。(つっけんどんに返事返しペッと唾吐けば敵意剥き出しな視線を緑おかっぱに向け)

公:・・相変わらずの態度ですね・・次代の弟君の配属になった事、いい加減諦めたらどうです?

守:アンタは研髏さんの部下になれたからそういう事言えんの。大体何で俺じゃなくてアンタが指定されたのかわけ分かんないんだけど?

公:僕に言う前に長に聞かれるのが適当でしょう。第一そのような発言は軽率過ぎます。自重なさい(やれやれと肩竦め、チロと守加に視線やれば小言云い放ち)

守:っかァー、その態度腹立つ!旦那様に聞いても答えなんて分かり切ってるから意味無いんだっつの!

公:でしょうね。貴方は下心というものが丸見えなんですよ、守加さん。次代もさぞ迷惑に思っている事でしょう・・・因みにご存じかと思いますが僕のこの態度と口調は生れ付きですよ

守:研髏さんは優しいからそんな事思ってませんー!てゆーか、アンタ本当に礼儀正しいポケモンな訳?生れ付きってさぁ、種類間違えて生まれてきたんじゃないの?(ベーッと舌を出し)

公:・・・・・守加さん、次代は貴方が思っている程優しい御方ではありませんよ?(可哀想なものを見るような眼差し向けつつ)

守:はァ?どういう意味さ

公:・・偵察という名目をつけてとある御方のストーキング行為をいつの間にやら手伝わされていたり、何処か知らない土地の山奥までノートを取りに行かされたり、溺れた次代の弟君の救助及び蘇生を押しつけられたり、長への業務連絡を押しつけられたり、夕食の食材買いに行かされたり、壊れた障子の張り替えや柱の修理を押しつけられたり・・・(延々と続く苦行の数々を頭抱えながら挙げていき後半になると泣けてきたか垂れそうになる鼻水をズズッと啜り)

守:そんなの耐えればいいじゃん(何が嫌なのと不思議そうな顔で)

公:・・・貴方に諭そうとした僕が馬鹿でした(大きな溜息をつけばその場を離れようと歩きだし)

・・・ぁ、そうそう。それともう一つ。


守:?

公:貴方のような野蛮な性格に生まれなくて本っっっ当に良かったです(ニッコリ爽やかな笑みを向けそれではと一礼すればシュバッと一瞬で姿を消し)

守:Σんなぁッ・・!!何だとコラお前っ!後でフルボッコにしてやっからなァ?!(カッと頭に血が上れば憤慨して拳振り上げキーッと喚き)

自発的愛鳥週間

研:・・・・・・・・・・・・(客間のド真ん中に布団敷き寝かせたテカンガロンの青年を穴開くんじゃねぇのと言いたくなる程見つめ)

鉱:・・・夢食いの最中に悪いがよ、そろそろやめろって沙斬華が言ってたぞ?(コンコンと柱に軽くノックすれば襖開けて様子見るも数時間経っても姿勢が変わらない研髏見兼ねて声掛け)

研:そんな技持ってないって・・飽きないなぁって思いながら見てるだけ。(夢食いと言われれば鉱斬に顔向け心外そうにしつつ、再度眠る青年の顔見ればクスと笑い)

鉱:お前なら技じゃなくても出来る気はするけどな。・・・寝てる奴の顔見て何処が楽しいんだか(やれやれと肩竦め)

研:つまらないなら起こしてみるか?(蝋燭一本手に持てばライターに火を灯しにこやかに)

鉱: や め て く れ 。(研髏の手ガッチリ掴み制止して)

研:ぇえ〜、いい目覚ましになると思うんだけどな・・

鉱:寝覚めは悪いだろが!・・頼むからいい加減その性格直してくれ(不服そうな表情に一喝すればうなだれながら切に願い事言い)

研:わかったよ。自重するよ。・・そういう事は海祈に頼むもんじゃないのか?(頭下げ頼む(ように見える)鉱斬に折れれば諦めたか蝋燭放り願い事聞けば無理ムリと首振って)

鉱:・・・海祈がお前に対してそういう事が出来るとでも思ってんのか・・?

研:全然思ってないな。させないし(キパッ

鉱:・・・さいですか。


研:・・ところで鉱斬?

鉱:Σな・・何だよ;(不意に名前呼ばれれば条件反射で体が跳ね)

研:・・・・・・・・・・・・今回は許してあげる。(暫らく睨むような視線送るが今日は機嫌がいいからなどと呟きテカンガロンの青年の頭を軽く撫で)

鉱:・・・・・・・・・お、おう(穏やかな様子に拍子抜けしつつ内心では助かったと胸を撫で下ろし)





沙:・・だーから、お客さんに失礼だからやめろっつってんのに・・!;海祈、二匹とも引きずって連れてこい

海:ΣΣムリを言いなさるんだぜ!!?;;

続・虎馬。

沙:・・・ほいで、毒餓の調子はどうよ(毒餓の自室前に立ち小さく笑う研髏見掛け首傾げながら尋ね)

研:あっはは!怖がって出てこないな(口元隠しながら愉快そうに現状を告げ)

沙:海とプールであんな反応は普通じゃないだろ・・、第一あそこまで拒否反応示したことなんか・・・;

研:ん?・・あぁ、それは多分てか絶対俺のせい。

沙:・・・・・・。(やっぱりと言いたげにゲンナリとした視線研髏に向けて)

研:ちっさい頃によく一家で海に遊びに行ってたんだけど、アイツ波が怖くて中々海に入れなかったんだよね。・・そんで、何とか慣れさせようとして深いところにブン投げて・・危うく溺れ死にそうになってさ。そっから忘れるまで暫らくはトラウマになったと。(宙を見上げふむと思い出を振り返れば回想終わらすとクスリと笑い)

沙:・・・鬼だな

研:だーから、俺は心優しい毒蛇さんだってば。

沙:・・ハァ・・・事情はわかったけど、今になって思い出すもんなのか?

研:あー・・・それはこの間躾の一環として風呂場で溺れさせたのが原因かな(腕組み再度考える素振り見せればサラリと原因告げ)

沙:・・・・・・ぁ、そ(アハハと空笑いし聞かなきゃよかったと後悔して)



珠:姉さん、研髏さーん、かき氷できたスよー?毒餓連れて早く来てくださーい(廊下にヒョッコリ顔出せば部屋の前で雑談する二匹に呼び掛け)

沙:はーい、今いくよー

研:・・さて、俺は先にご馳走になるかな・・・おいどくがー、かき氷食うか?(戻るついでにコンコンと扉叩き呼び掛け)


毒:・・・・・・・・・・


沙:・・・無反応

研:いらないみたいだな・・。毒餓ー(先刻より強めに扉叩き)

・・・今年の夏は楽しみだなー?海行こうかなー?(ぴたりと手止めればボソリ独り言のように呟いてから居間に足を進める)

毒:・・・・!!!!(呟きが聞こえたか瞬時にガッタン大きな音たて)




沙:・・・・・・鬼だなー・・・

虎馬なんだぜ

沙:あつい・・・本当暑い・・・(机に突っ伏しダウンしたままぶつぶつと)

鉱:まぁな・・真夏だしそりゃ暑いだろ(冷たいお茶を人数分揃えテーブルに置きながら苦笑し)

沙:はは・・冬の間に夏の暑さって忘れちまうんだよな・・何でかな・・

毒:ってかよォ、タマの奴大丈夫かァ?あれ死んでるんじゃねぇの?(縁側の日陰でぐったりしている黒犬指差し)


珠:・・・・・・・・・・・・・・・・も・・・むり・・っ(原型時の癖かハァハァと浅く息をして体温調節しつつふと己を気遣う声が聞こえれば弱々しく手を振り無理だと訴え)


毒:・・・老犬かお前は;

研:恒温動物は大変だねぇ(海祈の手からコップ奪いゴクゴクと一気にお茶飲み干し)

海:Σちょ!それ俺のお茶なんだぜ!!?

研:・・何か問題でも?(眉毛つり上げ冷めた目で海祈を見れば鼻で笑って)

海:ΣΣ何お前マジムカつくんだぜ!おお俺のお茶かかか返せ!!(研髏の視線に怯みながら必死で反論)

鉱:つか研髏の分取ればいい話だろ・・

海:・・・・ぁ、そうか。そりゃ名案なんだzΣえぼっ(ぽんと手叩き納得し早速実行に移そうとすれば瞬時に研髏から手刀食らい畳に崩れて)

研:俺のものは俺のもの。(どこかで聞いたガキ大将の名言きっぱりと言いつつ余っていたコップ拾い)

鉱:・・鬼だな

研:まさか。俺は心優しーい毒蛇さんだよー

沙:・・・いいなぁ研髏は涼しそうで・・

研:そう見える?爬虫類も夏は厳しいもんだよ

沙:冬のほうが辛いだろ?

研:んー・・・今年はいい湯たんぽが手に入りそうだから安心だけど

鉱:・・・湯たんぽ、ね(ひとり遠い目でァハハと空笑い)

沙:だはぁ・・・それにしても暑い・・海かプール行きたい・・泳ぎたい〜〜!(再びグッタリすれば己の願望を言葉にし額をテーブルにゴリゴリ押しつけて)

毒:・・・・海・・プール・・・!?(一瞬で驚愕の表情になり青ざめれば単語を輪唱し)

沙:そーだよ、海かプール・・・ん?どうした?

毒:あんなもん遊ぶところじゃねぇぞ・・!地獄だ地獄!!(険しい顔して忠告するように吐き捨てればドスドスと音たて自室に戻り)


沙:な・・・なんだあいつ・・?

青:・・・あの・・永悟サン?何ですかコレは。(テーブルにぽんと置かれた医療用眼帯に目落としぽつりと)

悟:見ての通り眼帯だが?(青葉の向かいのソファに足組み座りながら毅然とした態度で応え)

青:な・・何だよ急に・・普段は何も言わねぇ癖によ

悟:別荘に行くなら別の話だ。より多くの他人と間近で接触するんだぞ?

青:んなもん仕事で慣れてらァ。っつーか、何でお前俺が別荘に行く事知ってんだよ?

悟:私の情報網を甘く見るな。お前の店の事でもすぐに耳に入るぞ

青:・・・・・・ええ〜・・?(胡散臭いと言いたげに目細め)

悟:・・・最近・・

キャバクラの方か?代金踏み倒す客が増えてるそうじゃないか。確か今月だけでももう三人か・・(ふぅと一息つけば間を置きながら話し出し)

青:・・・ぐ・・っ(ぴくりと体を跳ねさせれば図星か小さく呻き)

悟:当然ホステスが代わりに金を払える訳もなく・・研髏の実家サンの支払いもやっとこさ払えてるくらいだな?(キラリ眼鏡光らせれば青葉の反応を伺うような視線を向け)

青:あ・・あはははは・・・な・・何で知ってんだよ・・?;(認めたくないからか視線外しながら空笑いし)

悟:今は嫌々ながらも踏み倒した客に研髏が取り立てに行っているみたいだな?・・・私は手伝わなくていいのか?金なら出すぞ

青:Σいらんわァ!!・・・あァわかったわかった、お前の情報網は確かにスゲェよ。目から鱗だ(身を乗り出して拒否の意伝えればボスリと背もたれにもたれかかり投げ遣りに認め)

悟:わかれば良し・・・で?私の言いたい事は理解してもらえたかな、青葉くん

青:・・要するに、俺の為にも左目は厳重に隠しとけって言いたいんだろ?

悟:端的に言えばそういう事だ。大人しく言う事聞きなさい

青:・・・だーからよォ・・俺の勝手でこんなんなったんだぜ?お前が気にしてどーすんだよ(テーブルの眼帯を摘み上げ眺めため息混じりに)

悟: 聞 き な さ い 。

青:・・・へいへーい。
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