＊出せない手紙＊

目を閉じて


このままずっと目が覚めなければいい


もう、何も見たくない



聞きたくない





自分を思ってくれている家族が、友達がいて


だから、その人たちを悲しませたくなくて


必死に立って前を向こうとしてるのに

どうしてこんなにも心は悲鳴をあげるんだろう


結局、私はエゴイストなんだ


大切な人達の為に、死ねない


なのに、全てを終わりにしてしまいたい



矛盾が心をぐちゃぐちゃにする


私も、救われたい人間の一人なんだね。

サラダのレタスを食べようとして見ただけで
涙が止まらなくなって

良く、サラダ食べたいって言って晩御飯の時に作ってあげたね。

これでもかって言うくらい、日常生活の些細なことでもあんたを思い出すよ。

寝て覚めて目が開けば目に入ったもの全てから
貴方との思い出が脳裏を駆け巡る。


やっと、少し、心が慣れて来たとこだったのに

こんな仕打ちはあんまりだよ(笑)


何とも思ってないなら、なんで来たの？

傷付けたいなら傷付けてよ

あんたなんか最低だって思えるくらい

嫌いになって関心も持たなくなるくらい
裏切ってよ


ばかだよ

なんでそんな楽しそうに笑うの

なんで私を疑わないの


疲れたでしょ？

考え方も違って、理解できない人間で

傍に居るのが疲れたくせに

どうして別れた人のとこに戻ってくんのよ


自分の考えや気持ちを認めてくれる人を見つけて、
幸せになったなら充分でしょ？

私は要らないはずだよ。

興味も関心も持ってくれなくていい

知らないところで、ちゃんと幸せになってくれてたらそれでいいから


貴方の話を笑って聞いてあげても

平気で居られるようになるには


私にはまだ時間が必要だよ


一昨日だってやっとの思いだったよ


知ってる？ほんとは泣いてること

知ってる？歯を食い縛ってること

知ってる？今にも倒れそうな足で必死に立っていること

知ってる？

それでも、それを耐え抜く覚悟ができるほど、貴方は愛されていること


体も心も満身創痍だよ

皆に心配かけないように笑ってるのがやっとだよ



回復するのに時間が掛かるくらい許して


泣いても、傷付いても、頑張って前を向いていくから


いつか貴方の話を、本当に笑って聞いてあげられるようになるから


今は、辛くて、苦しくて、泣いてしまうことを許して


貴方から見えない所から

幸せを祈らせて





ばか


あんたの笑った顔が大好きで

涙が止まらないよ


楽しかったね

楽しかったよ


夢を語る貴方の話が大好きだった

希望に満ちた瞳で楽しそうに生来を考えてる貴方が
私には凄くキラキラしてみえた

人を笑わすのが大好きで
芸人のネタばっかりやるのも

ゲームをしながら下手くそって言われるのも

プレゼントをしたら心底嬉しそうに笑うのも

時々、弱音を吐くのも

不安で、傍にいてって言ってくれたのも

甘えてきたのも

八つ当たりでキツいこと言われても


ありのまんまでぶつかってくれてた事が

私は本当に嬉しかったよ。





私ももっと、ありのまんまでぶつかりたかった。

でも、貴方には出せないことも、

出しても受け止め切れないことも、分かってた






きっと、今。

こんだけ泣いて、こんだけ苦しんでいれば

その先には、幸せしか待ち受けていないから。


私は大丈夫。



ほんの少しでも


あの子が流さなきゃいけない涙や心の傷が


少しでもいいから、どうか減りますように



その分私が泣くから。

その分私が傷付くから。



どうか、どうか


受けなくていいはずの心の傷を
あの子が受けませんように。


流さなくていい涙を、流しませんように。



その分私が泣きます。

その分私が傷付いてもいい。


どうか、どうか。

守られますように。

『好き』

で、

立ち止まってたら、

こんなに辛く無かった。



『愛してる』

に、

変わったから、


こんなにも引き裂かれそうな思いに駆られる。



でも、


愛情に変わった事を、私は後悔してないよ。


この痛みもいつか


思い出になる日が来るから。





あんた見たいな奴の事を

どうしてこんなに忘れられないんだろう。


初めて愛した人だから？



きっとそれもある。

でも、それだけじゃなくて



本当は、本質的には


アイツにだって優しくて、

思いやる気持ちがあって、


そしてそれから､､､



寂しくて、苦しんでて、もがいてて、

必死に前を向いていこうとしてて、


頑張ってるのも知ってる


無神経でも、

私の事を何とも思って居なくても、


そしてそのせいでされたことに傷付いても、


その傷より、


貴方が報われない事の方が、


私は心が痛い。



涙が止まらないのは、


貴方の本当の優しさを、

孤独を、


私は知っているからだよ。

心では受け入れている
わかってる

でもどうしてかな、頭が追い付かない。


眠ってしまいたい。
そして早く日が過ぎて欲しい。

なのに、全然眠れなくて
涙が溢れて


あのね、今は、一人で居たくないな。

今日は幸せな事と、辛かったことと、２つあった。

でもね。少しずつでも貴方が幸せに向かってくれている事が私は心から嬉しいよ。


その為に伴う痛みなら、どんな痛みも受け入れよう。


どうか、どうか。