私は片思いすることが多い。夢に出てくるほど、その人に恋をする。
これからもずっと恋して生きていきたいと思う。
それは現実的な浮気などではなくて、衝動や情熱の類い。
私にはりょおちゃんという、丸4年(今年で5年目か…)もの間、連れ添った人が居る。
りょおちゃんは、恋人ではないと今は思う。
恋人じゃなくて、魂の伴侶というか、魂で触れ合っていて、魂で囁き合うパートナー。
そんな人を見つけられた私は最高に幸運なんだと思う。だって一生探し続ける人も居るのだから。
でもそれとは別に、片思いの相手も見つけ続けたいと思う。
芸能人でもいい。女友達でもいい。人によっては愛玩動物も含まれるだろう。
何人、何十人、何百人居てもいいのが片思いの相手だ。
恋とは、無い物ねだり。
自分には無いものを相手がもっていて、其れに憧れたり単純に素晴らしいなと思えることから恋が始まる。
でも恋をしていると、相手も自分と同じ生き物だということが頭から吹っ飛んでしまう。
片思いから両思いに発展させたい人は、まずそこで躓く。
熱狂的なファンがアイドルを神のように信仰したり、好きな先輩に髪の毛を編み込んだ手編みマフラーを渡したり(もう古いか)
そこまでイってしまうのは恋の罠だ。
相手は神でも何でもない、自分と同じ生き物なのだ。大まかに見て対等で、居場所が少し違うだけ。
だから私は、片思いした相手には「好きです」と態度で表す。
しかし残念ながら、私の片思いは相手が近くに居るほどすぐに終わる。
相手が私に気づいて、片思い以上を望んで(態度で表して)くるからだ。
男だったら一夜をともに過ごそうとするし、女だったら図々しくなってくる。
「自分はアンタにとって魅力的なんだろ?じゃあここまでやってくれるだろ」
「だって自分はアンタにないものを持っているのだから」
そういう心の声が、相手から聞こえ始めてくる。
申し訳ないが、私は人に尽くすタイプの人間ではない。
まして片思いの相手に身を削ることなどありえない。
こうして私の(近くの)片思いは、アッという間に崩れ去っていく。
昔は「どうして好きな人に限って、仲良くなったのに関係が崩壊してしまうんだろう」と不思議だった。
でも今は↑が理由だったと分かった。わかるのに十数年費やしてしまった。
そんな今日この頃。