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駆け抜けるゼブラのストライプ




こんにちは。



中秋の名月でしたね。

そうとも知らず偶然にもゆうちゃんと見てましたよ!知らなかったけれども、一目見て息を呑むほど綺麗でした。


ANAの広告はもう「年末年始 Are you ready?」ですって。勿論広告は常に季節先取りで私たちの購買意欲に働きかけるけど。でも、やっぱり秋ですね。





9月は長々と東京旅行の話をしましたね。





9月の私とゆうちゃんのこと。


いやー、本当にあまり書くことありませんね。
週に何度かご飯を食べたり、ゆっくり過ごしたりしています。



この夏ゆうちゃんが気に入ってくれたのは、モノマネかな。私が時々遊びでやったら喜んでくれました。



気に入ってくれたのは


ニャンちゅうとか
ムーニーマンとか、

あとは「バイト先の近くのコンビニに古くから勤務している女性」とかですかね。
挨拶の仕方とかが独特なんですよ。



ゆうちゃんね、こんなに笑う?っていうくらい笑ってくれます。









この秋でゆうちゃんと初めて会って十年になります。






あの頃私は16歳、ゆうちゃんは19歳だったんですね。

よく話すようになるのはそれから二年後くらいのこと。その頃はお互いに"いるなー"くらいの感じでしたね。



何せあの頃の私はものすごく好きな人がいて、その人のことしか見えてなかったから笑


これが初恋なんだって思った。
それまでも彼氏はいたし、勿論その頃にも彼氏はいたから、初恋だなんて変な話だけど。

すごくすごく好きだったから、その頃の彼氏とはすぐに別れましたよ。

  
 


色んなことがあったなー。


私の、その初恋は、結局全然ダメでしたね。


そのときに別れた彼氏は今もまだ時々連絡をくれます。気が向いたら電話に出る、位のスタンスなのに定期的に連絡をくれるいいやつです。

あ、初恋の人も時々連絡をくれます。電話には毎回出ます、、笑





なんか書いてて思ったんですけど、付き合ってる人がいる→めっちゃ好きな人ができる→彼氏と別れる、みたいなの、めっちゃ覚えがありますね。
私そういうの多いかも。



誰かと付き合っていても、素敵な人はやはり素敵。それには変わりはないと思います。
だからやっぱり好きになってしまう。

相手から見てもそれは同じ。
だからこそこう、なんていうか、努力しないといけないんじゃないかなーって思うんですよね。




何を書いてるんだろ、、
よくわからなくなってきました。





だからこそ、なんていうのかな、この四年半は、様々な選択肢の中から常に私がゆうちゃんを選び続けてきたってこと。そしてその逆も。



危ないときも実はありました。

すごくいい出会いがあって、ゆうちゃんとは別れてしまおうと思った。わかれよう、の「わ」くらいまではもう口から出掛けてた。


でもどうしても言えなかったんだよね。
この人がどうしても必要だと思えて。





東京旅行も、それはそれは楽しくて、帰りの新幹線では泣けちゃうくらいだったんです。
なのに、こちらに帰って彼の顔を見るとほっとしてしまって。




彼はもう、落ち着かない私が落ち着くホームになってしまっているみたい。







この夏私は変わりました。
彼も驚いてるくらい。


彼も変わったと思うなー。
神経質な部分が減った。
柔らかくなった。
よく笑うようになった。



うつ病が徐々に良くなったら私たちはどうなるんだろうって私は思ってた。
彼は離れてしまうのではないか、とか、もっと言えば、私から離れることで、離れるという選択肢を彼が選ぶことで、それがひとつの治療の完成ではないか、だなんて。


でもそうじゃないみたい。
現実はもっと穏やかみたい。







あ、そうだ。
ゆうちゃんね、この冬のマラソンに当選したらしいです!めっちゃ喜んでたー。
私も応援に行こうと思います。





彼と出会って10年。
付き合って5年目。


私は26歳に、彼は29歳になりました。






、、、よく考えてみたら、出会って10年ってことは私が高校生だった時から10年ってこと?



怖すぎる。
なんか怖すぎる。


怖すぎるのでこの日記はこれで終わります笑





『世界でいちばん熱い夏』

今夜ちょっと君に電話しようと思った





シルバーウィークですね。
今度は妹がこちらに来ています。


ということでまた東京の話!
今日で終わろう。






今日帰ろうか明日帰ろうか、迷いながら起きた火曜の朝。
妹を見送ったあと迷っていました。




帰ろうかどうしようか、帰るなら今から荷物を持って出掛けなきゃいけないし、、、って、わたし、午後4時くらいまで悩んでたんです。

変に優柔不断なんですよね、こういうとき。




今日は泊まることに決めて、遅くはなってしまいましたが、出発!







この日は原宿へ。


以前東京に来たときに竹下通りでおみやげを買ったらゆうちゃんが喜んでくれたので、今回も探してみることにしたんです。




平日の夕方でしたがすごい人!

カラフルな街並みと人々に目移りしてしまって、誰かにぶつかってしまったりして。


明るいお店であっても店の奥はほの暗い。
一目では全て分からない、いりくんだ店内と雑多な商品。その中からゆうちゃんへのおみやげと自分の買い物を選んで竹下通りを出る。





今日はまだ泊まることにしたので時間があるということで、原宿から渋谷まで明治通りをブラブラ歩くことに。




広い広い道路の両脇にはたくさんの変わった建物や珍しい広告。思わずすぐに立ち止まってしまうからなかなか進まない。

東京のお店屋さんって、関西よりも植物を多く置いてる気がします。通りからビルの窓を見て、植物屋さんかな?と思って入ってみると服屋だったりして。





そんな感じで入ったアーバンリサーチで、そら植物園のアデニウムを購入。


包装して頂いたアデニウムを抱えて外へ出ると、外国のスコールみたいな大雨。
誰もが足を止め軒先で雨宿り。私もサラリーマン風の人たちに紛れて空を見上げた。


カラフルだった街が一面灰色に見えるほどの雨。しばらくの間待っていたけれど、なかなか止む気配はない。少しずつまた少しずつ人が減っていく。


私も歩き始めることにした。













私がこの度の旅行を思い出すとき、一番に思い出すのはこのときのこと。










旅行用の折り畳み傘をさして一人で歩く。

そのうちに地図上では渋谷駅に近づいてきた。しかしどうやって明治通りから渋谷駅へ入っていけばいいのかが分からない。


スニーカーの足下がどんどん濡れていく。

旅先でスコールに降られて道に迷っていた。
時間は夜に近づいて、私が持っているのは湿気を嫌う砂漠の木。
今ならもう「少しくらい雨ざらしでも大丈夫」ってわかるけど、その時はまだ分からなかったから、鉢に雨がかからないようそっと抱えた。









私ね、そのときすごく心細かったんです。
でもどこかで気持ちよかった。
それはまた味わいたい心細さでした。








あちこち迷ってようやく渋谷駅に着いたものの、私の乗りたい電車の乗り場が分からない。


ぐるぐる駅周辺を歩いて疲れ果てて、とうとう誰かに聞いてみることに。
ティッシュ配りをしている方なら地元の人だろうと話しかける。


「あの、すみません、」と話しかけて聞いてみると、その若い男性は分からなかったみたい。
仲間の方を呼んでくれました。 


「あ、知ってる知ってる、このエレベーターの奥を右だよ」「えー、それ小田急じゃない?」「違うよ、小田急は通ってないよ」ってたくさん話し合ってくれた。


「きっとこっちだよ」って教えてくれた方向に歩き出しながら振り返って頭を下げると、みんなで手を振ってくれた。私も大きく大きく、なるべく大きく振り返した。





家に帰って晩ごはんを作って、また10時ごろふたりで食べた。

この日は妹も元気そうで、ニュースを見てしょうもないことを言っては笑った。




さんざん騒いだあと、もう寝ようって電気を消したあとのこと。




「まきちゃんさー、ゆうちゃんと付き合ってどれくらい?」


「4年かな」


「4年?長くない?まきちゃんにしては長くない?」


「まぁねー」









「なんかさ、私、分かる気がする」

「たぶんさ、」 

「今までの彼氏って、まきちゃんの顔とか、そういうのを好きになったんじゃないかな」

「でもまきちゃんってさ、すごく変じゃない」

「だから離れていく人も多いじゃない」

「だけどさ、」

「ゆうちゃんはまきちゃんのそんなところも好きなんじゃないかな」






暗闇で妹の顔は見えない。
   




「そんなもんかな」


私が発した力ない声も暗闇に吸い込まれる。







「まぁ私としては、まきちゃんはあのままけいちゃんと結婚するのが一番だったと思うけどね!」







私も妹も少し笑って、おやすみ、と言い合って黙った。


私はそのあともほんの少し起きていたけど。







次の日の朝。



会社へ向かう妹をドアから見送った。
エレベーターが着くまでの時間に何度もこちらを見る妹に何度も手を振って。




見送ったあとはニュースを見ながら掃除!
この日は消毒。
殺菌作用のある洗剤を撒きまくってしばらく放置。待っている間に窓を全開にした。
この日は風の強い天気のいい日で、カーテンがハタハタと揺れるのが楽しかった。




消毒液を落として、また少し換気をして、置き手紙を書いて全ての荷物を持って、出発!






この日は新宿へ。


東京へ行くにあたって、行ってみたいなーと思っていたのが大きい本屋さん。
なかなか時間がなくて行けずにいたんだけどこの日やっと行くことができました。
思い出にブックカバーを買った。




お昼は蕎麦を食べましたよー。

やはり東京の蕎麦は濃い!そして黒い!
歯応えがあってツルツルのお蕎麦を食べたあと汁も飲んでみましたが、舌がビリビリしてとても飲めたものではありませんでした。

しかしそんなお汁も蕎麦湯で割ると凄く美味しくなるから不思議。飲み干してしまいました。





そのあとは、東京オリンピック、エンブレム問題で揺れていた東京都庁へ。
ここにマスゾエさんがいるのかー、なんて思いつつツインタワーを見上げたりして。







新幹線には東京駅から乗りました。






新横浜くらいまで来た頃、涙が出た。


今ならまだ戻れる、また今日も帰って、料理をつくって妹とバカみたいな話をして眠れるって、なんかそんな風に思って。



なんで泣いたんだろ。
いま考えると変ですね笑






でも勿論戻らずに関西へ帰ったよ。

新大阪から在来線に乗ると、懐かしい匂いがした気がした。関西の電車って共通した匂いがあるよね。東京の電車は無臭な気がする。






ちなみに彼には「こんなにたくさんのおみやげ!」って驚かれちゃいました笑

これもいいかも、あ、これも似合うかもって思ったら、ついつい買いすぎちゃって笑
ハンカチだとか文房具だとか、ひとつひとつは大した物ではないんですけどね。






彼とのことはまた次から書いていこう。
最近揉めてないから笑、ネタはあまりないんですけどね。






『東京』

祈るように今日も灯が





こんにちは。






この間の東京日記の続きです。
今回は9/1〜9/3辺りになるのかな。





さて、三日目はまず少し電車にのって吉祥寺駅へ。

なぜ吉祥寺かというと、買い物がしたいなーと言って妹に勧められたのです(後で分かったのですが妹は迷いにくそう、危なくなさそう、な場所を選んで勧めてくれてたらしい。私が「渋谷いったよ!」とか言ったら、「え〜」って言ってた)



しかしやはり迷いつつ吉祥寺の小物屋さんを少し見て井の頭公園へ。



平日の午前11時、井の頭公園はとても静かでした。

東京と関西の違いって、まちづくりにも現れていますよね。
東京はもちろん大都会ですが、一本道を外れればそこには巨木が立ち並ぶ大きな公園がある。関西と比べれば新しく計画的に作られたからでしょうか、近代的だなーと感じました。


平日と言えど池にはボートが幾つか浮かんでいました。
ボートがゆっくりと進む、動く絵画のような景色を眺めながら少し休憩。
私もボートに乗ろうかなと思いましたがやめました。
カップルではなく一人だけど、祟られたら嫌だなと思って笑



井の頭公園はね、ゆうちゃんも私も好きな歌の歌詞に出てくるんですよ。
ミドリカワ書房の失恋ソング。
ゆうちゃんは「エロい歌」と呼んでいる笑

なのでとりあえず写真もたくさん撮っときました!






井の頭公園脇にある鶏料理屋さんでお昼を食べて京王線に乗って渋谷へ出発!





渋谷ではやっぱり迷った!笑




交錯する横断道路に、凄まじい人の波、巨大な建物の群れ、混ざり合う大音量のJpop。
センター街の辺りはもう本当に、渋谷!って感じ笑

色んな音楽が流れすぎていて少し聞いただけでは判別出来ないくらい。
そんな中でスッと入ってきた歌があって。



「怖くても大丈夫、僕らはもうひとりじゃない」


なぜかSEKAI NO OWARIの歌。
別に好きじゃないけど、なぜかこのときはスッと入ってきた。
大丈夫だ大丈夫だって、そんな風に虚勢を張るような歌詞がなんとなくこの街にピッタリ来るような気がして。






渋谷で所用をすませ、道玄坂を登って代々木公園へ。

ここでも迷いました、、



NHKスタジオパークが見えた時は「あっ、”スタジオパークからこんにちは”だ!」ってめっちゃ嬉しくなりました。お昼に放送される「スタジオパークからこんにちは」という番組を母や妹とよく見ていたので。

あ、Bunkamuraにもいけばよかった、、
ちょっといま後悔。



鬱蒼とした代々木公園を少し散策した後、一雨来そうな感じでもあったので、そばにあるカフェで一休み。カウンター席でコーヒーを飲んでたんですが、お客さんも店員さんも外国人の方が多くて驚きました。

あ、代々木ヴィレッジにもいけばよかった、、
またも後悔。





そのあとはメトロに乗って国会議事堂前へ!

これもかなりテンション上がりましたよー!
国会議事堂前駅の目と鼻の先くらいの距離に首相官邸があって、そこへ向かうとき、もうわたし、若干走ってました。テンション上がりすぎて。




首相官邸、見れました!


「あー、ニュースでよく見る”総理!おはようございます!”はあそこでやってるんだ、、しかしなんなんだ、あの挨拶、、」とか思いながらパシャパシャ写真を撮りました。
首相官邸前はさすがに警備の方がたくさんいらっしゃって、皆さん棍棒のようなものを持っておられました。
最初はちょっと怖いなーと思ったのですが皆さん親切で、私がまたも迷ってスマホを手にウロウロしていると、すかさず「どうされましたか?」と道を教えてくれました。


あ、いま思ったら、「黒い服の女、通信機器を持ちながら首相官邸前をうろつく」というこの上なく怪しい存在感を私が放っていたからかもしれません、、、だとすれば申し訳ない。





警察官の方に教えて頂いて国会議事堂へ。

これにも感動。
写真やニュースで見ていたとおりです!
この前日には非常に大規模なデモが行われていたようですがこの日は至って静か。
私の他には首相官邸に居られた方々と同じような警察官の方々がおられるくらいでした。






また少し迷いながら桜田門へ。

ここが桜田門外の変!と思いを馳せつつ皇居周辺を散策。
ここが二重橋〜って二重橋も見ましたよ!

霞ヶ関でまた所用をすませ、またメトロに。





この日最後の目的地、池袋へ行きました!
池袋といえば西口公園、、、ではありますが、今回の目的地は違います。




西武池袋本店9階屋上、鶴仙園さんに行ってきました!




実は東京に来る前から幾つか大きな植物屋さんをリストアップしていたんです。
そのなかで行けそうだったのがここ。


駅からも近いし、すごく便利なのですが、侮ってはいけない。
その数、実に1000種以上。
そのほぼすべてがサボテンを含む多肉植物なのです。



可愛らしい苗の群れ、奇怪な形の小さなサボテンたち。
全体からふさふさとした毛を生やした動物のようなもの、
少し奥へ行けばがっしりとしたイモ(幹下部の膨らみ)を持つ立派な塊根植物の集まり。
また違う場所へ目をやると、整然と並べられたリトープスが作るグラデーション、、


どこを見ても素晴らしい物ばかり。


しかしお値段もなかなかします。

この小さな木をテーブルに置くと楽しいだろうな、と、私が見た株、お値段4万円。
調べてみるとマダガスカル産という事だけが分かり、その他は謎に包まれていました、、
塊根植物の中には10万、20万のものがザラにありました。


もちろん数百円の素晴らしい植物もたくさんいますよ。
私はその中から2鉢を購入。
もう植物は増やさない、もう植物は増やさない、、といいながら、ついつい。

またいつかご紹介致しますね!








西武池袋で珍しいおかずを少し買って帰路へ。

スーパーで買物をして料理をしながら妹の帰りを待っていました。
遅くなっちゃったなーとは思ったけど心配はいらない、妹はこの日も残業だったようで、帰りは夜の10時を回っていました。


「ご飯できてるよ」

って言うと、妹はほんの少し涙ぐんでた。


「泣くにはまだ早い!感動するのは食べてからだよ!」

と言ったけど、食べてる時は普通でした笑







その夜、ゆうちゃんとライン。






「東京楽しい?」


「うん、楽しいよー!今日は吉祥寺に行って(以下略」


「楽しそうでいいな、まきちゃんは良かったねー」


「うん、でも明日帰るんだー」


「あっ、そういえばそうだよね!むふふ」


「帰るのもいいけど、ちょっとさみしいな」


「あっ、そっか、そうだよね」


「まぁねー」




「まきちゃんさ、」
「もう一日いたらどうかな」







えっ、と思って聞いてみると「まきちゃんの気持ちになって考えてみるとすごく寂しくなった、もう少しゆっくりしてきなよ」らしい。


これには驚き!
私がどこかに行くとなると必ず駄々をこねていた彼が!
「僕は大丈夫、きりちゃんのとこにいて」だなんて!



ちょっと怪しい、じろりんちょ、、とかも思いましたが笑、そんな感じじゃなくて。
これはきっと彼の変化、
頼もしいような、寂しいような、、、


明日もいようかな、と妹に持ちかけると、有難いことに妹もそうしなよそうしなよと快諾してくれて、、




でも自分のなかで迷う気持ちもありながらその日は眠りました。













あ、もうこんな時間!
そろそろまた作業に移ろうと思います。
今回は一日分しか書けませんでしたね。
気が済むまで続き書きます笑




しかし恋愛カテゴリーの日記で恋愛以外の話をそこまで引っ張っていいものか、、、


カテゴリー変えちゃおうかな、と最近は考えています。












『東京』



この街に大切な人がいる




こんにちは。



ほんの少しお久しぶりです。
東京旅行からもう約一週間が経ったなんて、、
まだまだ鮮明に思い出せます。


それくらい印象深い旅行でした。



本当に、何から書こう。




とりあえずまずは妹について。




妹は当初元気そうでした。

彼女が一人で暮らす家の最寄り駅まで迎えに来てくれて、改札の向こうから笑顔で大きく手を振ってくれた。私はちょっと緊張して仏頂面笑
冷凍した料理など、母から妹へのおみやげをさんざん持たされていたため、まずは妹宅へ。





あのですね、


妹は、私の妹は、
すさまじい部屋に住んでいました!





キッチンを通りかかると

「臭うかな?」

と、妹。




「いや別に臭わないけど?」

「そう?それなら良かった、あのさー、食器洗い面倒でさ、今たぶん”二ヶ月もの”くらいなんだよね」





、、、、、


二ヶ月ものって、そんな、「”二十年もの”のワインです。成人式のお祝いにどうぞ!」みたいなノリで言われても!汚い食器を熟成させるのはやめてほしい。




キッチンもそうですが、トイレやお風呂場もまたひどい有様でした。
髪の毛とカビの天国という感じ。


こんなところで妹はトイレしてるのか、、と思うと悲しくなった。



たぶんね、




仕事が忙しくて何もする気になれない

どんどん汚部屋に、、、

家でもリラックス出来ない

さらに心が荒む




という悪循環だったのだと思います。








「まきちゃんが来たら連れて行ってやろうと思ってた場所があるんだよ!」


とのことで、汚い部屋は見て見ぬふりをして(私達姉妹の得意技です)、二人で電車に乗って出発!




妹が連れて行ってくれたのは多摩動物公園と国立科学博物館。
それぞれ一日目、二日目に行きました。




多摩動物公園はめっちゃ広かった!

私は阪神間で生まれ育ったものですから、動物園といえば王子か天王寺(ローカルな話題ですみません)なのですが、多摩動物公園はそのどちらとも違いました。




多摩動物公園はとにかく広い!
動物園自体がひとつの山みたいな感じで、少し進むまでどこに動物がいるかすらわかりません。


森の向こうから動物の声が聞こえてくる事もあって、非常に本格的な感じ。
前述した2つの関西の動物園も、都市部にあるコンパクトな動物園として非常に考えられたディスプレイが行われていますが、こちらはもうスケールが違う。
象の小屋の前には巨大なバオバブの木の模型があってその内部に入れたり、 動物と動物の間を川で仕切っていたりと、広い土地を活かしたダイナミックな展示が行われています。




嬉しかったのはライオンバス!

広々としたライオン舎の中をバスに乗ってゆっくり周ることが出来ます。
ライオンがバスに寄ってきてくれたりして迫力満点でした。


一番長くいたのはマレーバクのところですね。
当然の話かもしれませんが、つま先と耳の先は白、みたいに細かい部分まできちんと色分けされていて、見ていてまったく飽きません。動きもいちいちユーモラスだし。










その日の晩御飯は少し感慨深かったです。

妹がね、アパートの近くのお寿司屋さんに連れて行ってくれたんですよ。






私、二年前のことを思い出してしまって。



二年半前、初めて妹が一人暮らしをする部屋にはいるとき、私も付いてきたんです。
初めて部屋に入って、色んな街の電気屋と家具屋を見て回って、家電製品やとりあえずその日使う布団などを揃えて。ほとんどは配達していただくことになっていましたが布団などはそうも行かずに大荷物を抱えて疲れてアパートへ戻ったあの日。



やれやれって何もない床に腰をおろして私達が考えたことは「晩御飯をどうするか?」でした。



もちろん私達は東京の、まして初めてたどり着いたその街のお店なんてまったく知りません。
今思えば携帯電話で調べればよかったんだろうけど私達はそれもしなかった。
駅前にスーパーがあって、結局そこへ行きました。

その家に住む初日なのだから、少しでも豪華にしたほうがいいだろうってことで、あれも買おう、これも買おうという私に、妹は少し困った顔。


妹は変に臆病なところがあって「本当にそんなに買ってもいいのかな、」なんて不安そう。




結局私が


「せっかくの初日なんだからパーティーだよ!おごる!」


って言って意見を通させてもらいました。




あの日、豪華とは言ってもスーパーのお惣菜だとかチーズだとかで、しかもそれらを段ボール箱の上に並べて妹と乾杯をしたあの日。










あの日から二年半しか経っていないのに、妹は東京のちょっといいお寿司屋さんに私を連れて行ってくれて。



妹は確かに東京で暮らし東京に根付いているのだと実感致しました。
(そしてあのきれいだった部屋の風呂場には妹のせいで水カビが根付いている、、、)







帰りには地元の温泉にも案内してくれましたよ。



さすが東京だなーと思ったのは深夜まで人が減らないこと。

普通の街の健康ランドみたいな所だったんですが、深夜0時とかになっても全然減らないの!それも別に普通の感じの方ばかりで。




いつもは温泉などにあっても「なんか意味あるのかな?」と思って入ったことがなかった一人用の五右衛門風呂みたいなお風呂。妹の勧めで入ってみました。

あれ、めっちゃ気持ちいいですね!
胴体の部分は温められて、脚や腕は出して。
露天風呂だから涼しくて、見上げれば空。
気持ちいいねーって隣のツボに入ってる妹に話しかけようとしたけど、いつの間にかちょっと寝てました笑





その日は午前1時半頃帰ってすぐ寝ました。







翌朝日曜日!




妹が持ち帰りの仕事(←かわいそう)をしている間、私は食器を洗う事に!
しかし酷い汚れ、酷い量、、、



こんな時は必殺”シンクごと浸け置き”笑


ただ皿を全部シンクに突っ込んで水を張り、そこに洗剤をジャボジャボ入れてちょっと置いとくだけなんですけど、勝手にこう呼んでます。
洗うときに水に手を突っ込むのは勇気が入りますが、臭いは緩和されると思います。



しかし。



だんだんと皿を洗い上げ、さぁもう一息、、、となった時、すさまじい悪臭が私を襲いました。
これが二ヶ月ものの皿、、、
一番古いのでシンクの最下層に眠っていたんですね。
ちょっと涙が、、、、




そんなこんなで妹の仕事も終わり、またお出かけへ。





この日は上野にある国立科学博物館に連れて行ってくれました。




古い化石やそれを再現した古代の生物などを展示する生命大躍進展も素晴らしかったのですが、一際目を見張ったのは常設展の剥製。



地球館の3階の薄暗い部屋の中の巨大ガラスケースはぼんやりと照らされて内側から発光しているよう。その中には圧倒的な数の動物たちが立ち並び、皆こちらを見ていました。

シンと静まったガラスケースに"資料"として整然と並べられる動物たち、、、。ここでは誰もが小さな声で話しています。



その数なんと約400体。
なかでも、巨大なヘラジカやヌーの姿は圧巻でした。



またすごいのが、それらの剥製は全て一人の人物によって作られたということ。

日系ハワイ人のW.T.ヨシモト氏が世界中で狩猟を行った末のコレクションなのだそうです。
こんなに沢山の動物に出会って、それを剥製にするなんて、すごい人生ですよね。


もちろん趣味としての狩猟には賛否両論があると思います。
ただ、ヨシモト氏のコレクションには現在では絶滅の危機にある動物も多いらしく、種を保存し、後世に伝えていくという意味では非常に重要な資料となるらしいです。







国立科学博物館を出た後は山手線に乗って、夜の新宿へ!
歌舞伎町にも行ってみましたよー!


物珍しくて、町並みなどを写真に撮ろうとしたら「変なことしてたら田舎者だとバレて大変な事になる!!」って妹に怒られてしまいました笑
ちょっと怖くなったのでそそくさと歩いてすぐに出ることに。





帰宅後は風呂掃除!


妹には「しばらくこっちは見ないでね!」と言ってサプライズで。
しかしすごい風呂場(+トイレ)、、、
排水口ではカビが群れて何やら立体的なことになっていました。


結局2時間くらいかかったかな。
妹も「久しぶりに家で人間らしい風呂に入った!」って喜んでくれたし、良かったです。









東京旅行前半(土日)はこのくらい。
次は後半(月〜水)について書きます。

平日なので一人で東京をうろつきまくりましたよ〜。めっちゃ迷いました。


そのことを書きます。










『東京』
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