こんにちは。
ほんの少しお久しぶりです。
東京旅行からもう約一週間が経ったなんて、、
まだまだ鮮明に思い出せます。
それくらい印象深い旅行でした。
本当に、何から書こう。
とりあえずまずは妹について。
妹は当初元気そうでした。
彼女が一人で暮らす家の最寄り駅まで迎えに来てくれて、改札の向こうから笑顔で大きく手を振ってくれた。私はちょっと緊張して仏頂面笑
冷凍した料理など、母から妹へのおみやげをさんざん持たされていたため、まずは妹宅へ。
あのですね、
妹は、私の妹は、
すさまじい部屋に住んでいました!
キッチンを通りかかると
「臭うかな?」
と、妹。
「いや別に臭わないけど?」
「そう?それなら良かった、あのさー、食器洗い面倒でさ、今たぶん”二ヶ月もの”くらいなんだよね」
、、、、、
二ヶ月ものって、そんな、「”二十年もの”のワインです。成人式のお祝いにどうぞ!」みたいなノリで言われても!汚い食器を熟成させるのはやめてほしい。
キッチンもそうですが、トイレやお風呂場もまたひどい有様でした。
髪の毛とカビの天国という感じ。
こんなところで妹はトイレしてるのか、、と思うと悲しくなった。
たぶんね、
仕事が忙しくて何もする気になれない
↓
どんどん汚部屋に、、、
↓
家でもリラックス出来ない
↓
さらに心が荒む
という悪循環だったのだと思います。
「まきちゃんが来たら連れて行ってやろうと思ってた場所があるんだよ!」
とのことで、汚い部屋は見て見ぬふりをして(私達姉妹の得意技です)、二人で電車に乗って出発!
妹が連れて行ってくれたのは多摩動物公園と国立科学博物館。
それぞれ一日目、二日目に行きました。
多摩動物公園はめっちゃ広かった!
私は阪神間で生まれ育ったものですから、動物園といえば王子か天王寺(ローカルな話題ですみません)なのですが、多摩動物公園はそのどちらとも違いました。
多摩動物公園はとにかく広い!
動物園自体がひとつの山みたいな感じで、少し進むまでどこに動物がいるかすらわかりません。
森の向こうから動物の声が聞こえてくる事もあって、非常に本格的な感じ。
前述した2つの関西の動物園も、都市部にあるコンパクトな動物園として非常に考えられたディスプレイが行われていますが、こちらはもうスケールが違う。
象の小屋の前には巨大なバオバブの木の模型があってその内部に入れたり、 動物と動物の間を川で仕切っていたりと、広い土地を活かしたダイナミックな展示が行われています。
嬉しかったのはライオンバス!
広々としたライオン舎の中をバスに乗ってゆっくり周ることが出来ます。
ライオンがバスに寄ってきてくれたりして迫力満点でした。
一番長くいたのはマレーバクのところですね。
当然の話かもしれませんが、つま先と耳の先は白、みたいに細かい部分まできちんと色分けされていて、見ていてまったく飽きません。動きもいちいちユーモラスだし。
その日の晩御飯は少し感慨深かったです。
妹がね、アパートの近くのお寿司屋さんに連れて行ってくれたんですよ。
私、二年前のことを思い出してしまって。
二年半前、初めて妹が一人暮らしをする部屋にはいるとき、私も付いてきたんです。
初めて部屋に入って、色んな街の電気屋と家具屋を見て回って、家電製品やとりあえずその日使う布団などを揃えて。ほとんどは配達していただくことになっていましたが布団などはそうも行かずに大荷物を抱えて疲れてアパートへ戻ったあの日。
やれやれって何もない床に腰をおろして私達が考えたことは「晩御飯をどうするか?」でした。
もちろん私達は東京の、まして初めてたどり着いたその街のお店なんてまったく知りません。
今思えば携帯電話で調べればよかったんだろうけど私達はそれもしなかった。
駅前にスーパーがあって、結局そこへ行きました。
その家に住む初日なのだから、少しでも豪華にしたほうがいいだろうってことで、あれも買おう、これも買おうという私に、妹は少し困った顔。
妹は変に臆病なところがあって「本当にそんなに買ってもいいのかな、」なんて不安そう。
結局私が
「せっかくの初日なんだからパーティーだよ!おごる!」
って言って意見を通させてもらいました。
あの日、豪華とは言ってもスーパーのお惣菜だとかチーズだとかで、しかもそれらを段ボール箱の上に並べて妹と乾杯をしたあの日。
あの日から二年半しか経っていないのに、妹は東京のちょっといいお寿司屋さんに私を連れて行ってくれて。
妹は確かに東京で暮らし東京に根付いているのだと実感致しました。
(そしてあのきれいだった部屋の風呂場には妹のせいで水カビが根付いている、、、)
帰りには地元の温泉にも案内してくれましたよ。
さすが東京だなーと思ったのは深夜まで人が減らないこと。
普通の街の健康ランドみたいな所だったんですが、深夜0時とかになっても全然減らないの!それも別に普通の感じの方ばかりで。
いつもは温泉などにあっても「なんか意味あるのかな?」と思って入ったことがなかった一人用の五右衛門風呂みたいなお風呂。妹の勧めで入ってみました。
あれ、めっちゃ気持ちいいですね!
胴体の部分は温められて、脚や腕は出して。
露天風呂だから涼しくて、見上げれば空。
気持ちいいねーって隣のツボに入ってる妹に話しかけようとしたけど、いつの間にかちょっと寝てました笑
その日は午前1時半頃帰ってすぐ寝ました。
翌朝日曜日!
妹が持ち帰りの仕事(←かわいそう)をしている間、私は食器を洗う事に!
しかし酷い汚れ、酷い量、、、
こんな時は必殺”シンクごと浸け置き”笑
ただ皿を全部シンクに突っ込んで水を張り、そこに洗剤をジャボジャボ入れてちょっと置いとくだけなんですけど、勝手にこう呼んでます。
洗うときに水に手を突っ込むのは勇気が入りますが、臭いは緩和されると思います。
しかし。
だんだんと皿を洗い上げ、さぁもう一息、、、となった時、すさまじい悪臭が私を襲いました。
これが二ヶ月ものの皿、、、
一番古いのでシンクの最下層に眠っていたんですね。
ちょっと涙が、、、、
そんなこんなで妹の仕事も終わり、またお出かけへ。
この日は上野にある国立科学博物館に連れて行ってくれました。
古い化石やそれを再現した古代の生物などを展示する生命大躍進展も素晴らしかったのですが、一際目を見張ったのは常設展の剥製。
地球館の3階の薄暗い部屋の中の巨大ガラスケースはぼんやりと照らされて内側から発光しているよう。その中には圧倒的な数の動物たちが立ち並び、皆こちらを見ていました。
シンと静まったガラスケースに"資料"として整然と並べられる動物たち、、、。ここでは誰もが小さな声で話しています。
その数なんと約400体。
なかでも、巨大なヘラジカやヌーの姿は圧巻でした。
またすごいのが、それらの剥製は全て一人の人物によって作られたということ。
日系ハワイ人のW.T.ヨシモト氏が世界中で狩猟を行った末のコレクションなのだそうです。
こんなに沢山の動物に出会って、それを剥製にするなんて、すごい人生ですよね。
もちろん趣味としての狩猟には賛否両論があると思います。
ただ、ヨシモト氏のコレクションには現在では絶滅の危機にある動物も多いらしく、種を保存し、後世に伝えていくという意味では非常に重要な資料となるらしいです。
国立科学博物館を出た後は山手線に乗って、夜の新宿へ!
歌舞伎町にも行ってみましたよー!
物珍しくて、町並みなどを写真に撮ろうとしたら「変なことしてたら田舎者だとバレて大変な事になる!!」って妹に怒られてしまいました笑
ちょっと怖くなったのでそそくさと歩いてすぐに出ることに。
帰宅後は風呂掃除!
妹には「しばらくこっちは見ないでね!」と言ってサプライズで。
しかしすごい風呂場(+トイレ)、、、
排水口ではカビが群れて何やら立体的なことになっていました。
結局2時間くらいかかったかな。
妹も「久しぶりに家で人間らしい風呂に入った!」って喜んでくれたし、良かったです。
東京旅行前半(土日)はこのくらい。
次は後半(月〜水)について書きます。
平日なので一人で東京をうろつきまくりましたよ〜。めっちゃ迷いました。
そのことを書きます。
『東京』