薄くなりだした頭髪が気になっているのなら、アルコールの摂取は控えるようにしましょう。
人の体にとって毒となるアルコールはご存知のように、肝臓で解体されますが、その代償として、髪に届くはずだった栄養が消えてしまいます。
普段なら育毛に使われるはずだった栄養が消費されて足りなくなると、髪の成長を阻害し、抜け毛が増えてしまうのです。
健康的で豊かな髪を作るためには栄養素のひとつである亜鉛が欠かせません。
亜鉛は摂取したタンパク質を髪の毛と結びつける作用があります。
さらに、薄毛を進行させるDHTという成分を抑えると言われているので、育毛はもちろん、抜け毛や薄毛の対策に重要な栄養素だと言えます。
なお、亜鉛がどのような食品に含まれているのかというと、豚レバー、牡蠣または牛肉全般などがあるので、意識的に摂取すると良いでしょう。
日常的に口にしている飲み物が育毛に影響を与えることもあるので、念のため、振り返ってみてはいかがでしょうか。
育毛を阻害する成分を摂らないためには、ミネラルウォーターを飲むのがいいと思います。
水道水だと塩素などが健康な髪の毛が育つのを妨げる恐れがあります。
もちろん、浄水器などで浄水した水なら問題はありませんが、可能であれば、ミネラルウォーターでミネラルを補給するといいですね。
それから、糖分を過剰に摂らないために、驚くほど糖分が含まれているジュースや缶コーヒーなどはできるだけ控えてください。
本気で育毛を考えているなら薬剤やサプリメントだけに頼るのではなく、血行促進を意識するようにしてください。
血液がドロドロだったり、流れが良くない状態が慢性的に続いていると、全身の代謝が落ちてトータルでダメージがあるほか、育毛に必要な栄養が頭皮や毛根まで行き渡らず、老廃物がたまりやすくなります。
たまった老廃物(角質や皮脂)は活性酸素と結びついて肌を老化させたり、細菌感染などの原因になることもあります。
血液がサラサラになるような食生活をするのが良いですが、四季の変化のある日本では意識的に水分をとることも忘れてはいけません。
すみずみまで血行が良くなるような生活を心がけましょう。
適度な飲酒は血行を良くしますが、おつまみなどで塩分過多になったり食べ過ぎたりもします。
暴飲・暴食や、喫煙のように血管を収縮させる習慣を控え、ストレッチなど、適度な運動を取り入れるのも良いでしょう。
筋肉を増強する目的ではなく、あくまでも緊張緩和や血流を促進することに重点を起き、継続することが大切です。
いつもシャワーオンリーで終わらせるよりも、ゆったりとバスタブに入って入浴する方が育毛には効きます。
充分にお風呂の時間を確保できる日には、ぬるま湯で半身浴を半時間程度実行すると血行を促進して、頭皮環境には大変有効です。
半身浴で入浴中に一緒に頭皮マッサージをするとより頭皮環境に効果的で、育毛効果が上がるでしょう。
また、頭をシャンプーするときには、洗髪前にお湯で充分に皮脂を落とすことも育毛や頭皮の状態を良好にするためにはとても重要になってきます。