病院などでも育毛治療ができます。


しかし、これらの治療は保険適用の対象外のため、全額を自分で払わなければなりません。


そのため、一律で同じ治療料金ということはなく、各クリニックによって異なります。


治療費の内訳はカウンセリングで症状を見てもらった後に決まることが多いのですが、薬のみで治療する場合よりも注射や植毛で治療すると治療費が高くなります。


栄養素が豊富な卵には、体だけでなく髪の毛にとって良い成分も入っています。


黄身をメインに摂取できるビオチンには正常な髪の毛の生成に欠かせないアミノ酸を盛んに作用させる働きがあり、育毛にはもってこいの食品でしょう。


ただ、生の状態で食べてしまうとビオチンは白身の中のアビシンと親和してしまい、体内でビオチンを取り込めなくなってしまうため、留意する必要があるでしょう。


遠赤外線とは、暖房器具の説明などで名前が出てくることがありますが、長い波長の光で、身体の深部までエネルギーがよく届きます。


その遠赤外線は身体を温かくするのみならず、育毛にも効くと立証する研究が続けられています。


血流が遠赤外線を当てる事により促進されて、その後に育毛剤を使用した場合、浸透が相当な上がり幅を示すようです。


浸透率が2倍にまで高まったと報告された研究もあります。


数年前のことですが、毛髪クリニックとして有名なリーブ21がウーロン茶の成分に育毛効果を見込めるということを発表しています。


具体的には、男性ホルモンが薄毛の原因であるDHTに変わるのに必要な酵素の働きを、ウーロン茶の成分が阻害することが分かり、男性型脱毛症(AGA)タイプの薄毛改善に効果が見込めるそうです。


けれども、そのままウーロン茶を経口摂取すればよいという訳ではないことを断っておきます。


基本的に、育毛剤を使った場合はすぐに効果が現れるということはありません。


早い人でも数ヶ月はかかりますし、遅い人では年単位でかかる場合もあります。


育毛剤が効くまでの時間は、毛髪が生え、抜けるまでのヘアサイクルが重要な問題になるためです。


毛髪の成長が遅くなり、止まるまでの退行期が3週間程度、休止期という成長が止まった毛髪が抜けるまでの期間がおよそ3ヶ月あると言われており、育毛剤を使って毛根を刺激しても休止期の次のサイクルの成長期が来るまで髪が生える可能性はありません。