マカは、滋養強壮や精力剤として使用されることが多いように思いますが、実は育毛に関する効果も期待できるのです。


血液の流れが良くなくて、毛乳頭へ育毛を促進する栄養素がうまく行き渡らずにいるということが挙げられます。


アルカロイド・デキストリン・ビタミンEなどの成分がマカには入っているのですが、血管を拡張する効果や血行促進効果があります。


頭皮の血行が良くなることが髪の育毛サイクルも活発になるはずです。


育毛のためには、必要な栄養素をバランスよくとらなければなりません。


なかでも鉄分は、代謝を維持するために必要なので、絶対に欠かすことはできません。


鉄は血液や内臓に多く含まれ、酸素をすみずみまで補給している車のようなものです。


酸素を運ぶ車が少なくなると体全体の酸素量が減って代謝が弱まり、育毛のために必要な成分が毛根や地肌に行き渡らなくなり、老廃物が残りがちになって痒みを生じたり、表皮常在菌に対して過剰に反応するようになってしまいます。


良い血液の状態を維持して、育毛に適した体を作るため、鉄分が不足しないように気をつけましょう。


鉄分は赤身の肉、青魚、貝類、大豆製品などに多く含まれており、摂取量を増やすことは容易ですが、過剰摂取は胃腸障害などの弊害もありますので、一日の摂取量を越えないよう、一度にとりすぎないよう、気をつけてください。


産毛が生えたら、治療の成果が現れてきたと言えます。


毛母細胞と呼ばれる、毛髪を頭皮に繋ぎとめる細胞がきちんと働いているのなら、生え始めた産毛は、そのまま豊かでハリのある髪の毛へと変わっていきます。


しかし、この細胞の機能が完全に回復していない状態では、生えた産毛は、残念ながら抜けてしまいます。


産毛は育毛治療の初期段階です。


産毛の状態で治療は成功したと思い込んでしまうと、悲しい思いをするかもしれません。


髪を健康にしていくためには、指で優しく頭皮をマッサージしてみましょう。


マッサージで血液が頭皮の隅々まで巡るようになると、髪が求めていた養分が吸収されやすくなります。


頭皮は繊細なので、ひっかかないようにしてゆっくりと、指の腹でマッサージしてみてください。


強すぎたり、長時間行うなどの無茶をすると、逆に頭皮にとって良くないので、やりすぎないように注意しましょう。


抜け毛や薄毛について考えはじめるようになってきたら、髪と地肌の健康のために、血行改善を生活の中に取り入れていきましょう。


血行不順の状態を続けていると、きちんと食事をとっているつもりでも、髪の発毛と生育に必要な栄養や微量元素が必要な場所に必要なだけ行き渡らないですし、本来なら血管を通して排出されるべき老廃物が残ってしまいます。


古い脂質はシャンプーでも取り除けますが、これが逆に刺激となって脱毛につながるパターンもあるのです。


いきなり運動するのは無理でも、頭皮をマッサージして血行を促進しましょう。


洗髪時が手軽ですが、オフィスなど人目が気になる場所では、こめかみから後頭部までの頭皮を、指先を揃えて抑えるように揉むと、無理がなくて良いでしょう。


リフレッシュもできます。


同時に、食生活を見直すことも大事です。


高脂質な食事を避け、血液がサラサラになる納豆やヨーグルトなどの食べ物を取り入れましょう。


食生活を改善するのが難しいという人でも、あきらめることはありません。


血流改善に効果的なのはやはり適度な運動です。


日常の中で継続的に体を動かす習慣をつけましょう。