――闇に包まれた時、その中にある小さな光を探し求めた。






世界に「二つ」が在った



二つは「白」と「黒」になった





二つは相容れぬ存在故











「二つ」は、「戦争」を始めた











「白」は世界を守る為に



「黒」は全てを破壊する為に




奪い 奪われ



失い 失わされ








悲しみが何度も産声をあげる



悲劇の幕が何度も上がる












この世界には争いしかないのかと錯覚する程












そんな世界の中に、「灰色」の存在が生まれた













「白」にも「黒」にも染まる事も知らず




灰色の茨だらけの道が











其を歩む者は茨で何度も血を流した



心からも血を流した



何度も足を止め
歩むべき道を迷い、彷徨う



しかし振り返る事はせず



また歩み出す事だけは止める事無く








「白」でも「黒」でも無い



孤独の「灰」を歩む



いつかどちらかに染まる日まで








その瞳に映る先は




「白」か「黒」か



「闇」か「光」か





それすらも
誰も知る事は叶わず






ただ、自らの「想い」と「自我」だけを信じ



それを道標にして












この悲劇が何度も産声をあげる世界で









この「灰色」の子供は
どちらに染まってゆくのか






どちらを信じ、どちらに着くのか



何度も悲しみを乗り越え
何度も何度も道に迷いながら











それでも
自分の「想い」 「自我」 「意志」を道標に歩むと決めた道を歩みたいと願う





例えそれで
自分が傷付くとしても、それを恐れずに








その先に、望んだ未来があると信じて




何度涙を流しても



何度立ち止まっても



何度傷付き、血を流しても



何度躓き転んでも






何度でも立ち上がり、前を向いて



涙を拭いて曇り無い瞳で前を見据えて







ただひたすら自分が信じた道を歩む








いつか望んだ未来が……
闇の中の一筋の小さな光を掴むまで
















――――闇に包まれた時、その中にある小さな光を探し求めた。








信じた道を歩み続ければ、いつか……














望んだものを、きっと掴めるから…















The thing for which
it asks in darkness.

(それは尊くて、でも心から求めた・・・)









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一体何が書きたかったんだ私(爆)


一応Dグレを意識


連載夢もちょこっと♪(笑)



これからちょくちょく連載とかのSSとか詩とか書こうかな〜