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[無題]

たまにはシリアスでも。で、投下。ネタバレ配慮してません。
ギャグばっかで准将が胃が痛いなんて言い出したら困りますからね(させてんのお前)






「もう忘れてくれないか」

突然あんたはそう言った
下界のルシを送り出した後、俺を呼んで

「は…?」
「なんて、な」

くすりと笑うあんたに、その笑みに
あの時の俺は騙されたんだっけ
これっぽっちも疑うこともせずに

「なんの冗談ですか、もう」
「悪いな、なんとなく」
「なんとなくであの空気かよ…」

あまりに真に迫っている、嘘に聞こえない嘘なのだと
そう信じ込んでいた

「あんたが何を考えてんのかさっぱり分かりませんよ」
「そうだな。私も分からない」

笑った俺に、あんたも笑い返してくれた
いつもそんな感じで、本当に楽しかった
任務こなして、談笑して、ふざけて
馬鹿馬鹿しくても楽しかったんだ

信じていたのに。


今では本気で、あんたのことが分からない

「これがあんたの望んだことか」

何故だ、どうして
何処で違ったんだ

「私はもはやファルシの奴隷だ」


撃て。


目を閉じて、静かにその時を待つ

躊躇う。
それでも、おもむろながら銃を手に取った。こめかみに銃口を向ける。
待たせるのは野暮だ

「忘れてくれ」

そう一言。手が震える。一瞬決断が鈍った。

「悪いけど」

できないって
忘れるには、あんたの存在はあまりにも大きすぎた。

自分としても、これ以上待つわけにはいかない。個人の勝手で、生死を決める訳にはいかないから。
騎兵隊の意志を尊重しなければ。

それでも、できるなら殴るだけにしたかった


余計な考えを頭から掃い、引き金に指をかけた。

断罪する。







でも確かに俺はあんたを見てたよ









シリアスは難しいですねはい。どっちみち准将救えなかったじゃないか(←
今度は頑張る…

[無線にて]

久しぶりに投下。そして逃げる。(←
ツッコミとボケが安定していないのは仕様でs…






「…准将が?」

部下の急な通信に、そして続いた内容に酷く動揺してしまう。

『はい、何処にもいないんです。執務室や自室にも見当たらなくて。デッキにも…』
「俺何も聞いてないんだけど。まさか掻っ攫われたんじゃないだろうな」

もちろん冗談だ。が、向こうで息を呑む声がする。本気に捉えたのだろう。

「冗談だって。それでも何処に行ったか分からないままなのは困るし、取り敢えず後で俺から准将に連絡入れてみるよ」
『お願いします』

あぁ、と返事をして無線を切った。
さて、一体どうしたものか。
准将が不意にいなくなることは滅多にないのだが、いなくなった時、簡単に見つけられたこともなかった。どんなに注意しても、この子供のような癖は全然治らない。また母艦内、もしくは地上をうろつく羽目になるのだろうか。
そんな考えを思い巡らせていると、また無線機に連絡が入った。

「はい、こちらリグディ大尉―」
『あぁ、君か』
「げっ」

まさかのシド・レインズ准将閣下その本人だった。

「…閣下」
『なんなんだその嫌そうな声は』
「当たり前でしょうが。あぁ、君か。じゃないですよ、俺しかいないでしょ。あんたねぇ、どれだけ心配させてると思ってるんですか。さっき部下から連絡きましたよ」
『…すまない、間違い電話だったようで。ではこれで』
「いやいや待てコラ」

この状況に及んでそれか。

「何が間違い電話なんですか。俺ですよ、副官のリグディ大尉!」
『君の説教を聞きたくなくて』

子供かあんた

「なら勝手な行動しないでください。今どこにいるんですか」
『下だ』
「だろうと思った。さ、早く帰ってきてください」
『帰れなくなってしまった』
「は?」

准将の言葉が理解出来ず、変な声が出た。どういうことだ、今のは。

「帰れなくなった?まさかあれですか、迷子の迷子の小猫ちゃん」
『違う。誰が小猫だ』

刺のある口調で即時にそう返された。
というか小猫か。あんたの突っ込むべきところは猫なのか。
そう言い返しかけたが、かろうじて堪える。

『迷子ではない。エアバイクが動かなくなっただけだ』
「馬鹿かあんた」

色んな意味が篭った、出てきた言葉がそれだった。

『馬鹿とはなんだ、馬鹿とは』
「そりゃそっちのほうが何倍も質悪いですから。…そっか、エアバイク故障したんですか」
『何故かは知らんが』

もう何も言えない。
だがこうしてだべっているだけ時間の無駄だ。

「取り敢えずすぐそっち行きますんで場所教えてください」
『ボーダム』
「うわ、人かなりいるんじゃないですか。恥ずかしいなー故障とか」
『黙れ』

またも刺のある言葉。どちらかと言えば俺が言いたい気分だ。
ふとある事に思いあたる。

「ボーダムって、何か用でもあったんですか?言ってくれたら代わりに行くのに」
『それだと意味が無いのだ』
「は?じゃ本気で何の用だったんですか」

息を呑む気配が端末越しに伝わってきた。向こうで何かまずいことでもあったのだろうか。それとも追求しないほうが良かったのか。

『さっきのは忘れろ』
「は、い?」
『いいな?』

鋭利に響いたその声に、すべきことはただ一つ。否、他言は許されない。

「了解です、閣下」
『それでいい。そして早く来い』
「そこは命令されても腹立つだけなんですけど。准将の自業自得でしょ」
『煩い。いいから来い』
「はいはい」

頼み方ってもんがあると思うんだけどな。部下に対してもさ。

「ついでに色々寄りますか、デートみたいに、」
『果ててしまえ』
「ひっでぇ!あんた副官をなんだと思ってんだ!」
『今のは明らかにお前の失言だと思うのだが』
「冗談だと察してくださいよそこは」

それでも出来ればしたかった、とは言わないでおく。
じゃあ準備してきますんで、と告げて無線を切ろうとする。

『あ、待て!』

呼び止められた。

「なんですか」
『色々、というわけには行かないが。何か食べていかないか』
「外食ですか。何処へ?」
『決まってない。ファミリーレストランでも、君の好きな場所があるならそこでもいい』
「うわぁ本当ですか」

成る程悪くない。しかし待てよ。

「でも軍服だと人目引くんじゃ、」
『今は私服だ。だからお前も私服で来れば問題ない』
「了解です」

そして無線を切った。
私服か。何を来て行くか。個人的には、毎日軍服だった准将の私服姿は是非見てみたい。それだけではない。外食自体、中々無いので誘われたのは嬉しいのもある。
たまには、こんなのも悪くない気がした。



[メモ書き超短編]

[ミニマム准将part3]

ミニマム続き。これは裏じゃないです。
オリキャラ出てくるんで苦手な方はスルーで。これを飛ばしても支障はないです。というか支障ないように出来たらいいんだが(何
頑張る…






地上に降りて数分、ずっとショッピングモールあたりでうろついていた。人込みはあまりいい気はしないのだが、それでも探していかなければならない。
うちでの小槌なんかあるわけ無いよな、などと苦笑してしまった。あれば早い話だ。多少残念でもあるが。小さいなら小さいながら出来ることがあるんじゃないかと思うんだ。
それでも仕事を全て押し付けられるのは困る。書類を片付けることなら出来るが、全ての兵を取り仕切ったり等、出来る訳がない。そして代表関連。これは個人的にかなり重要だ。あの人だけには絶対に会いたくない。そのためにも、一刻も早く元に戻ってもらわなければ。いや、第一、何故ミニマム化したというのか―
その時、懐から覗いた無線機に気がついた。何件か連絡が入っているようだ。
履歴を辿り、ボタンを押す。数秒。

『リグディ大尉ですか』
「エヴィオル中尉か?」

はい、と返事が返ってきた。褐色肌の若い青年が頭に浮かぶ。
「悪い、気付かなかった」
『いえ。今、どちらに?』
「地上のショッピングモール。ちょいと訳ありでな。どうかしたか?」
『部屋におられなかったので』
「成る程。…ってお前、部屋に入ったの?」
『すみません、どうしてもお伺いしたいことがあったもので。ただ、今連絡したのはまた違う理由なんですが』
「ふうん。で、見たか」
『はい?』
「机の上」

一瞬の沈黙。

『ご存知なんですか』
「ご存知も何も俺、第一発見者」
『では、あの服の依頼というのはまさか、』
「准将の」

淡々と答えた。
あのカッター服は、エヴィオル中尉に作ってもらったものだった。家庭が洋服店なので、自身も多少は出来るとのことだ。
だから頼んだのだが。

『早急に作れ、って…まさかこの事とは』
「悪い。ドレスじゃお気に召されなかったんでな」
『は?』
「今の聞き流してくれ」

咄嗟にそう付け足した。言いすぎると後が怖い。

「取り敢えず今まで普通にやれてたことが出来なくなったからショッピングモールに来てるんだよ。道具捜しに」

わざわざ伏せる必要も無くなったので、少し前に言った言葉を訂正した。

「いいの無いかな。先ずは水飲む道具とか」
『それなら心配なさらずとも、小さいカップとかありますよ…でも来たときには既に水飲んでましたけど、准将』
「は?」

今度はこちらが聞き返す番だった。
あれほどにまで苦戦していたのに。どうやって。

『ご存知ないんですか』
「や、方法無いから下来たんだけど。え、飲んでるって、」
『ちょっと待ってください。リグディ大尉、机の上が水浸しになっていたのは知りませんか』
「はっ!?」

は?水浸し?洪水?なんで?

『ガラスのコップが倒れてたんで、その中身だと思うんですが』
「何をどうしたら倒れるのか、本当理解出来ないんだけど」
『准将が倒したんじゃないですか。体中びしょ濡れですし』
「びしょ濡れ?」
『服に水を染み込ませて、それを飲んでます…ね。代わりにタオルを体にかけときました。風邪ひいちゃうかもしれないんで。というか見ていていたたまれなかったんでお飾り程度な極小カップ渡しといたんですけど』
「…そうだったんだ、へぇ。感謝するよ」

一体何してくれてるんだ准将は
冷や汗を拭い、無線機を切ろうとする。その時、制止の声がかかった。

「なんだ?准将が何か…」
『いえ、個人的な用です。すみませんが、布を買ってきていただけませんか』
「おいおい、俺今そんなに持ち合わせてないぞ」
『買えたらで結構です。ずくで駄目になった閣下の服の代わりを作りたいんですけど、いいのがなくて』
「そういうことか、分かった」

今は確かタオルだけと言っていたが。確かに風邪をひきそうだ。そして目の毒だ。

『後、准将が大尉にお話したいみたいなんで代わりますね。言いたいことがあったんですが…准将からお聞きになってください』
「は、え、ちょっ…」

待て、代わるってなんでだ。俺の意思は関係ないのか。というか、言いたいこと?
間が空いた。コト、と音がする。確かに、あれほど小さくては無線機も持てないだろう。
そう考えていた刹那。

『この、馬鹿者が!』
「わっ!」

思わず無線機から耳を離した。

『貴様、外出する際ロックをしないのか。直視されたではないか!』
「すみません、忘れてました。つか怒鳴らないで下さい、耳痛い!」
『お前の声のほうがでかい』
「それは多分あんたが小さいからです。これ普通」

実際、周りに人がわんさか居るのでその雑音のほうが煩いと思うのだが。

「で、言いたいことというのは?」
『エヴィオル中尉に提案されたのだが、私から言おうと思ってね。話す気配がないもので』

エヴィオル中尉のすみません、と詫びる声が無線越しに聞こえた。彼にしては珍しい失敗だ。

「それで?」
『今はこのままでいく』
「は?」

思わずそんな声が出た。あんなに元に戻りたかったのになんでまた急に。

『ギアが届くまで待つ』
「ギア?」
『エスナ』
「あー…成る程ね」

エスナ=ギアで治す。確かに賢い、確実な方法だ。

「まだ先なんですか」
『いや、明日に必ず持ってこいと言っておいた』
「あんためちゃくちゃだな!」

頼まれた側の苦労が知れる。

「取り敢えず了解しました。食べるのはちぎるか折るかして食べればいいし。水も問題ないですし。布買ったらすぐ戻ります」
『あぁ。道草食うなよ』
「知ってますって」

そう言うと無線を切った。
明日に元に戻れる。つまり、もう悩む必要はないということだ。内心ほっとする。これ以上隠し通せる自信は無いし、たんまりとくる仕事も避けられるわけだ。
懐に無線をしまいかけ、不意にはっとする。

「エスナ=ギア…」

待て。確か。

「…俺確か持ってたよな」

それも准将から借りたのが。
さっと鳥肌が立った。無線機が落ちる。慌ててそれを拾うと、すぐにしまった。

「…」

冷や汗が出た。
俺に貸したこと自体を准将は覚えていないみたいだった。それでも今更切り出せる訳がない。言ったとなると後が怖い。

「…黙っとこう…」

罪悪感が燻る。
それを無理矢理払い、何でもないようにまた足を進めたが、内心ヒヤヒヤが止まらなかった。



帰艦後、准将に「顔が真っ青だが、風邪でもひいたのか」と尋ねられたときは生きた心地がしなかった。



[素直なのか素直じゃないのか分かりません]

私の悪い癖は一つの話を終わらせる前に違うのを投下してしまうことだと痛感。…集中力の問題か…
ネタが浮かんだら即行食いついてしまうのですよすみません。
というか題名が丸っきりあれだ、自分の感想すぎる(爆死






「よし、ただ今帰りましたー…っと、と…」

母艦に足を踏み入れたと同時にどっと押し寄せてくる疲れ。くらっとぐらつき、なんとか保つ。
一週間ぶりのリンドブルム。
長期任務から帰艦。
そうそう手間取るような任務ではなかったのだが、少しばかり留まっていなければならなかった為に長くなり、そして留まっていた分の魔物駆除もしていたためにこれほどまでに遅くなってしまった。色々な要因が重なったとでもいうか。
この任務で自分に着いてきた、へとへとな様子の兵士達を見た。
彼らは新入りで、先ずは簡単なものから、ということで今回の任務に着いたのだが、思いもしない延長に疲れ果ててしまっていたのだ、が。…それもそうか。
それでも、弱音も吐かずによく頑張ったなと思う。早く終えるために、休みは殆ど無しで手加減は一切しなかったのだが文句も言わず着いてきた。新人のほうではよくやれているほうだ。このまままた、任務に送り出されるというのは酷というものだろう。
彼らに近付き、声をかける。

「休みも殆ど取らなかったのにお前らよく頑張ったな。このままぶっ続けも辛いだろうし、少し休んだらどうだ?准将には俺から言っとくから」

彼らはぱっと顔を輝かせ、頭を下げてくる。言いはせずとも、やはり休みたかったらしい。
がやがやと騒がしくなった新人達を制止する。

「おいおい、長い休みをやるわけじゃないんだぞ。二日だ。新人だろうとなかろうと、お前らはもう警備軍兵、騎兵隊の兵士なんだから。普通は休みは無いものだと思えよ」

了解ですと敬礼してくる新人兵をに背を向けて執務室へと向かう。今回の記録を伝えなければならない。単にそれだけの理由でもないのだけれど。
そう、兵には休みは滅多にない。俺が居なかった間、彼は一体何をしていたのだろうか。



「まぁ想像はしていたんだけれども。ちょっと違うか」

思わず苦笑した。
司令官は机に肘を着いて、ペンを持ったまま寝ていた。サボっていたわけでは無いらしいが、まだ書類の山は終わりそうにない。そして、今准将が開いているのはある雑誌。その雑誌に、准将がもう片手で持っているペンのペン先が付いていて、黒いしみが出来ていた。その大きさからして、先程寝たというわけでは無さそうだ。
どれくらいこうしているのだろう。起こすべきなのだろうか。

「…」
「?」

准将の口が微かに動く。何を言っているのか全然聞こえない。声が小さすぎる。

「リグディ…」

また俺か。
何故か、こう准将が俺の前で寝ているとき、その口からは俺の名前が出てくる。本人に身に覚えが無いというのだから寝言なのだろうが、どんな夢を見ているかは毎回分からない。
呼ばれるのは嫌じゃない。寝ているというのが多少残念だ。
後は呼び方か。いっそのこと、名前で呼んでくれたらいいのに。
勿論ながら、そう言ったことは一度もない。

「……」

聞こえないって。
はっきり言えよ、とぼやく。寝ている人物にはっきりも何も無いがそう言わずにはいられなかった。

「…」
「はっきり言えばいいのに…気になるだろ、」
「…会いたい」
「は?」

おい
会いたいって言ったか。今。

「我慢出来ない…今すぐ…会いたい」

そしてさらにそんな言葉が続いた。

「リグディ…」

不意打ちか卑怯だぞ。
思わず吹き出しそうになったがどうにかこらえる。嬉しいのとは裏腹に、捻くれた気持ちがむらむらと。本当、起きていてこう言ってくれたら良かったのに。なんで寝ているときだけ素直なんだ。
准将の手にあるペンをさっと抜き取った。瞬間、面白いように准将の顔がかくんとバランスを崩し、雑誌に突っ伏する。

「?!な…」

驚いて目を覚ます。
頬杖じゃなくてペン持ってるほうでバランス取ってたのか。
なんて器用なんだよこの人

「リグディ大尉、ただ今戻りました」

おどけて敬礼してみせる。
准将はしばらくぼうっとしていたが、目の焦点が定まってくると同時に不機嫌そうな表情になる。

「遅い」
「すみません。でもこまめに連絡とってましたし、寂しくは無かったでしょ」
「おい、そういう意味では…」
「さっき言ってましたよ。我慢出来ない、今すぐ会いたいって」

そう言うと、准将はピタリと固まった。
先程まで不機嫌丸出しだった表情が、今では全く読み取れない。

「嘘は良くないなリグディ大尉」
「嘘どころか俺でもびっくりしたんですけど、聞いたときは」
「…」
「可愛いですね本当に」
「何を!」

何もそうムキにならなくてもいいのに。顔が真っ赤だ。満更でもないわけか。

「案外素直なとこあるんですね。一週間は辛かったですか?」
「貴様…」
「どうだった?」

重ねて聞くと口ごもってしまった。
何か言いたそうだが言いたくない、とか

「…当たり前だ」

耳をすましていないと聞き取れない程小さな声だったが、はっきり聞き取れた。

「俺も会いたかったですよ、准将」

こちらもそう言い返す。

「毎日プリン叩いているとどれだけ閣下が恋しくなったか」
「…本当に災難だったな」

苦笑する准将。

「そりゃぁもう」
「今日はゆっくり休め」

労いの言葉がくすぐったい。
片手で顔を隠し、俺はすぐに話題を変えた。

「だからこそこれ見てたんでしょ」

雑誌をぽんぽんと叩いた。

「俺と?」
「あぁ、たまにはいいだろう」
「嬉しいな」

ノーチラスも悪くない。だが他もいい。焦る必要はない。

「で、どこ行きます?旅行」


やっぱり部下の休暇は一週間と、前に言ったことも訂正しておく
休みは必要だな。うん。



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