最初から不安はありました。
けど、何とかネタに昇華しようとしたり、大丈夫だ、と不安が消せないながらも期待してました。
…けど、期待を裏切ってなんてくれませんでしたねっていう。
最初のシナリオはよく知らないキャラながら、良いシナリオだと思いました。
苦しんだ復讐に囚われていた過去からの、穏やかな時を過ごす現在。
良かったなー、と純粋に思います。誰だかわかってないんですけども。
そして三つめのシナリオ。ジャビーさんのシナリオ。
これもまた普通に良かった。
絵柄が公開された時は『えぇ…』と戸惑いを覚えましたが、心のどこかで『まあ、ジャビーさんだし大丈夫だろう』と思ってたんですが、こちらは期待を裏切らずに大丈夫でした。自分の中でジャビーさんに対する信頼感パない、と自覚はあります。てへ。
というのはさておき。
何ともジャビーさんらしいシナリオだったんじゃないかなあ、と。
問題は二つめのシナリオ。エルナちゃん。
…いや、エルナちゃん自体は可愛かった。色々つっこみたい事とかありますが、とりあえず可愛い事は可愛かった。
うさみみブルーノさんもまあ、悪くなかった。
まさか全員うさみみつけてる立ち絵が用意されてるのは驚きましたけど。
でも堂々と着けてる辺りめっちゃブルーノさん。
というか、部下とめちゃくちゃ距離感近いブルーノさんや、部下に多少からかわれてる、というか、そういうブルーノさんはとても理想でした。
…………………………。
いい、と誉められるのはそれくらい。
他を思うと腹が立つやらへこむやら泣きそうやら。
元帥閣下、とも言いたくないな…ディートリヒはドルキマスのアイドルかなんかですか?
まず、まあ、うさみみ着けて、ってのはさておき、そういう行事があって、空で戦う空軍だからこそ験を担ぐってのは良いと思います。
ローヴィちゃんが戸惑うのも仕方ない。
そして人の輪に入るのが苦手で隅でにんじんジュースをちみちみってのは可愛い。
…リボンに続いてえらくぽんやりしてんなとは思いましたが。このシナリオのローヴィちゃんは間違いなく副官業務なんてこなせない。
エルナちゃんの一声により、軍の人達に囲まれ、感謝されたり質問攻めされたりするローヴィちゃん。
… まあ、ここは何とかフォローしようと思えば出来ます。
ローヴィがいなかったら次は自分が副官になるかもしれない…!って事への感謝。
でも、ディートリヒ自身の事は皆気になる。
まあ、ドルキマスの英雄ですし。芸能人やら憧れの人やらに対する興味、でしょう。
本人に聞くには恐れ多い、だからこそローヴィに質問。まあ、わからないでもない。
…軍人えらくミーハーだな、って自分がすっと冷めた目をした事はさておいて。
反応はえらく下世話的に思えたというか、あまり個人的に好ましいものではありませんでしたが。興味を持つのはわからないでもない。
でも正直、ディートリヒ大好き!みたいなそんな人は一部で大半が嫌っててしかるべきだと思うんですがね。確かに勝利をおさめてるとはいえ、それだけ非道な作戦も行っているのだから。
そしてやってくるディートリヒ本人。うさみみを着けて。
……まあ、エルナちゃん相手に敵わなかった、って事で納得しないこともないこともありません。ええ。
何だかんだエルナちゃんは言いくるめたりするのが上手だしずけずけ元帥に言える唯一の子だし。
…でもさ、それを見た軍人らの反応が、どう考えてもおかしいし、気持ち悪い。
本当に、本当に気持ち悪くて嫌悪感や、吐き気をもよおすほどの気持ち悪さ。
アイドルがファンの前でサービスをした如くの雄叫び。
『うさ耳閣下万歳!!ドルキマス万歳!!!』
なんか、ギャルゲーとかであるヒロインが水着やらになって騒ぐモブ野郎どもを思い出しました。『うおー!夏最高!水着万歳!』みたいな。
しかもブルーノさんが気持ち悪いファンそのものどころか筆頭になって叫んでる。
ブルーノさんはディートリヒのファンなのかな?ファンクラブ会員のリーダーなのかな?…正直、泣きたくなりました。
もしかしたらブルーノさんはネタとして楽しんでるのかもしれません。でも、正直自分は気持ち悪いとしか思えませんでした。
あえて傷を忘れない為に明記しておきましょう。
『よくやってくれた従兵!おいおまえたち、目に焼き付けておけ!こいつは一生ものの思い出になるぞ!』
…駄目だ。半分涙目だ。あまりにブルーノさんを馬鹿にしてんじゃないかと思いたくなるような事を言わされて。誰だこいつは。
かつ、それで少し乗り気になってるディートリヒ。
ただのアイドルのような扱いであなたはそれで満足なの?
つか自分のうさ耳でテンション上げて絶賛してくる野郎どもに担がれて満更でもないと?
…ははっ。ことごとく元帥を侮辱しないと気がすまないのかな、このシナリオライターは。
腐ってるオタクとしては馴染みが深いですが、元帥も一部でビッチだ何だと言われてますが、きっとそっち方面でさぞ喜ばれてるでしょうね。
普通に考えて、男は男に『うさみみ似合うー』って言われて嬉しいもんなんですかね。それなら仕方ありませんね。
自分は女なのでわかりませんが、きっと世の中の男の人はそうなんでしょう。だってディートリヒがそうなんだもの。違うとは言わせねぇぞ。
冷徹な元帥閣下はどこにいらっしゃるんでしょうか。皆から恐れられて、その場に元帥閣下が現れただけで糸が張りつめるような、空気が凍ると言われた自分が敬う元帥閣下は。
そしてこの出来事は奇跡と称され、空軍に長く語り継がれることになる?
かつ、そこから良い話風に締める流れ。
はっきりと言いましょう。クソかな?
こんなクソみたいな出来事を語り継ぐなんでどんだけしょうもないのかな、ドルキマス軍。
自分がずっと抱いていた誇り高き軍人のイメージが欠片も見えません。
何より、これをやってるのがガライドとの戦争前。
ええ、これから戦地に向かい、ブルーノさんは戦死する訳で。
『明後日には国境を越える。』とのんびりできるのも今日までと。
戦地に向かうからといって構えてない。それは強みでもあるでしょう。
生きて帰る、帰れなくとも、平常通りにとそう思ってたのかもしれません。
はたまた、最後になるかもしれないからこそ馬鹿騒ぎを。
…そう思えばまだフォローは出来るかもしれませんが、でも、こんなのがブルーノさんの最後の平和な姿だったなんて思いたくない。
友人のうさ耳を喜んで、エルナちゃんに『よくやった』?
ははは、ブルーノさんただのファンじゃん。
昔どっかで見たアイドル×そのおっかけオタクなBLを思い出しました。
ははは。泣きそう。ははは。
つか読み終わってから溜息がとまらないし、目に張った涙の幕がなくならない。
…ブルーノさんの死も、エルナちゃんの死も、そもそも軍人さんらの死も、本当に軽いものにされた。
あれほどかっこよくて、今でもいい意味で心を抉ってくる二人の最期。
よくもまあこんな短いシナリオでここまで侮辱できるもんだ。
かつ、そもそもそんな戦争前にこんな馬鹿騒ぎを率先してやってるエルナちゃんが本当に空気も読めない馬鹿にされた。
確かにこの子はドルキマスの中で明るく、皆を気にかけたり細々と動く太陽な子でありながら、皆を支える子だったのでしょう。
…でも、そんな子が、戦争直前にこんな事をするとは思えない。
ちょっとそこまでピクニック、って雰囲気で戦争?
戦争ってものを馬鹿にしすぎじゃないかな。
そもそも強いとか大国を表すのに『数が多い』ってだけなのにも驚きました。…馬鹿なのかな?
もうドルキマスは短編シナリオで出ないで欲しい…。
リボンでは元帥閣下、そして今回はブルーノさん。いや、もう出てる全員。侮辱ともとれるシナリオに、キャラ崩壊激しいシナリオ。
…こんなシナリオを自分は好きになった訳じゃない。
GAでも相当だと思いましたが、こんな短期間にまさかあれ以上にここまで酷すぎるシナリオが連続で出てくるなんて誰が思いますか?
ふざけるな。
むしろこのライターに対して嫌悪どころか憎悪を覚えるレベル。もう二度と筆をとるな。ドルキマスに二度と近付くな。
…本来のドルキマスのシナリオライターさんはきっと今お忙しいんだろう、と思っています。
もし、これが万が一ドルキマスのライターさんならば、自分はキッパリとウィズから足を洗います。
まあ、確実に違うでしょうが。文章がそもそも違うもの。
…まだ言いたい事は尽きません。
また文句は噴出すると思います。
とにかく、このシナリオは自分の中でなかった事になるでしょう。きっと。
とりあえず…今日から魔道杯。
帰ったら、色々思う事はありますが走ります。
ええ、エルナちゃん自身は可愛いもの。そしてやっぱり好きだもの。
…ええ。自分はドルキマスが好きなんだ。