遊志:……先生との……デュエルが一番楽しかった……?
是箜:ああ 最初はもうちょっと意識もあって喋れたんだけどね
今はそれしか話せない
コトン……
是箜は鉢を置いた。
遊志は木と融合させられた是箜の父親を見て
段々と怒りがこみ上げ拳を握りしめる。
遊志:一体 誰がこんな酷い事を?
許せません
是箜:詳しくはわからない
自然を愛する決闘者だとか
スキドレを使うのが得意でかなり前に引退したらしい
だが
俺の親父にも罪はあったんだ。
罰ゲームを受ける原因がな
遊志は是箜の父親を見つめる…
遊志:原因………?
是箜:俺の親父はゴルフ場とかいっぱい作っててよ
森林伐採しまくってたんだ。
そこで睨まれちまった
自然を愛する決闘者に
罪と罰は同時にうまれてたんだ
遊志:でも……
だからってこんな事が許されるわけが!!
是箜は暗い顔で話した
いつもの笑顔はそこになく
是箜:だけど 法律じゃウチの親父は裁けない
だからやられたんだ
その決闘者の噂に恐れ森林伐採は驚くほど減った
けど……俺にとっては家族なんだ
父親は家族……
許せるわけがない