今年は僕にとって大切な人を亡くしすぎた。その度に僕は泣いた。でも泣くことしか出来なかった。弱いな。弱い。ずっと僕の中の弱い僕しか出てこない。僕は常に強い僕でいなきゃならないのに。気持ち悪い。二年前の方が絶対強かった。偽りの自分を創るのなんて簡単だった。それでみんなを騙せていた。みんなは僕をきっと強い人間だと思ってた。いや強いよ。強いんだけどね。今の僕はアホなくらいに弱い。あー、僕。早く殺せよ。そんな弱い僕。昔の僕に戻れよ。早く。早く。人の死に強くなれよ。僕。
お前は生きろ。



−−−−−−−−−−


僕は何か一つを失ったときその空いた穴に別の物を埋め込むことが出来る、寂しいとか思うことは
基本ないし悲しいと思うことも基本ない、だから強いんだよ、でも弱い、矛盾だよね、それは僕が一番理解してるつもりだけどさ、今は強い僕が弱い僕に負けてるんだよ、勝たなきゃ、うん、
ははは、あーあ、気持ち悪くなってきた、身体も痛くなってきた、今日はこのままねむろう。



−−−−−−−−−−


ぼくはしなないよ、
ふこうでみちたこのせかいを
まんめんのえがおでいきるんだ。

−−−−−−−−−−


そうじゃん。
死ぬ程泣いても
死ぬ程悲しんでも
表に出すことは絶対にない
僕は強い、


−−−−−−−−−−



昨日の夜はあんなに雲だらけだったのに
なんだよいま雲一つないじゃないか、むかつく


−−−−−−−−−−



僕は同情なんて絶対しない。
愛を与えられなかった人間が
優しさを与えられなかった人間が
人を殺していい理由にならない。
社会が悪い?
いいや、お前が完全に悪い。
人の暖かさに飢えていたお前なら
人の苦しみが理解出来たはずなのに
何よりも理解しなきゃいけなかった
はずなのにそれをお前は棒に振った。
殺人という手に出た。
結局は己の弱さだよ。
優しさに気付いていれば?
ははは反吐が出る。
自分の世界を自分で変えようと
しなかった時点で未来は変わらないよ。
そいつに何を与えても。


−−−−−−−−−−


今は生きたい
人間らしく
そう思わないと前に進めない