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霊感チェック


友人から聞いた怖い話というかアナタの霊感チェック法を1つ

まず目を閉じて、実家の自分の部屋(オススメしませんが、今アナタが住んでいる家でも結構です。)をできる限りはっきりと想像して下さい。
次にその部屋を起点にして家中をぐるっと回ってください。
リビング、台所、玄関、庭、便所…、全て回りましたか?
全て見回ったら、起点の部屋に戻り目を開けてください。

これでチェックは終了です。

それではアナタの霊感度?の結果発表です。

誰とも会うことなく、つまり想像上の実家が無人だった方…
残念?ですがアナタの霊感度は0%です。
これからも平和に生きていきましょう。

家族や友人等の知り合いに出会った方…
なかなかです、霊感度80%。
今までに他の人には聞こえない声や音を聞いた体験がありませんか?
ちなみに誰か居た処は、その家の中で霊気が強いところです。普段は気にすることもないでしょうが、念のため覚えておくと良いでしょう。

もう死んでしまった人、見ず知らずの"誰か"に遭ってしまった方…
危険領域。霊感度120%です。
アナタの霊気は相当の物です。みだりに心霊スポット等に逝くと"憑かれる"可能性があります。
また怪談話や心霊体験を聞いたり、話したりすると自然と霊が集まってくるので注意しましょう。
誰かに遭った処は、その家の中で特別に霊気が強いところです。そこには近寄らないようにしてください。其処が子供部屋や寝室であったらすぐに部屋を換えることをオススメします。

まったく知らない"何か"に遭ってしまった方…
白い靄、見たことのない獣、黒い人影…そんな"人外"を見てしまった方…
危険です。
その場所には絶対に近づかないように。できるだけ早く御祓いをしてください。命に関ります。

で、ここからが本番なんですが、このチェックを怪談話の余興として友人のT(この話を持ってきたヤツ)、K(高校からのダチ)、俺と後何人かでしたんですよ。
俺は誰にも会うことは無かったんだけど、中には「母親が台所にいた」とか言って盛り上がってたら、急にKのヤツが
「全身黒の人型の"もの”が俺のアパートの布団の上に居た」
とか言い出してきて、俺らも怪談話でハイになってたから、「スゲェ今度見に行こう。」みたいな事言ってたら、Tのヤツだけなんか"しまった"て感じの顔してたのよ。
で、その日はお開きになったんだけど、どうしてもTのアノ表情が気になって次の日に詳しく聞いてみたんだけど。
実はこれ霊感チェックなんかじゃなくて「本来なら見えなくていい"もの"が見えるようになってしまう方法」で、Kが見たようなヤツが一番ヤバイらしい。
実際、しばらくしてKが学校に来なくなって、それ以来音信不通。
仲の良かったやつが言うには、あの後Kが
「黒いヤツがほんとに居た…、ずっとこっちを観てる…」
とか言出だして、だんだんとおかしくなって病院に入院したらしい…

Kには悪いけど何にも見えなくて良かった…

ベランダの女

俺が初めて学校をサボった時の話です。
親にばれると怒られるのはみえてたから、学校に行くフリをして家の近くで時間を潰した。
姉貴と両親が出かけたのを確認してから鍵を開けて家に入った。
もちろん家には誰も居ない。
リビングに行って最初にまずテレビをつけた。
実は、そのサボった日の次の日は遠足だったんだ。
だから俺は天気が気になってた。
だから天気予報のやってるチャンネルを真っ先に見た。
今日と明日は降水確率0%で、まず雨は降らないだろうという予報だった。
明日の遠足は中止にならないなぁと思いながら、俺はお菓子を食べながらくつろいでた。
すると突然勝手にテレビが消えたんだ。
何回もリモコンでつけたんだが10秒くらい経つと消えてしまう。
家に誰も居なかったし、ちょっと怖くなって俺はその場で寝た。

数時間たって物音がして目が覚めた。
なんかうるさいなぁ・・・と思ってベランダの方を見たら雨が降ってて雷が光ってた。
あれ?さっき天気予報で雨は降らないって言ってたのにな・・・なんて思ってると
ベランダの方で何かが動いてるような気がしたんだ。
雷だろうと思って、ベランダを見た。
そしたらカーテンの隙間から・・・
白いワンピースを着た茶髪で長髪の女がこっちを見ていたんだ・・・・。
たぶんその女を見てた時間は1秒・・・?
いや、もっと短かったかもしれない。
幼いながらも、その短時間で自分の立場のヤバさを理解した。
顔ははっきりと見えなかった。というか見なかった。
俺はあまりの恐怖でその場にしゃがみこんでもう一度寝た。

それから30分位経ってから、また物音がして目が覚めた。
ドアの方から、鍵とあける音とドアが開く音がしたんだ。
母親か姉貴が帰ってきたんだと思って俺は安心した。
だけど1分程たっても足音一つしないし、こっちに向かってくる気配がないんだよ。
「お母さん・・・?帰ってきたん?」ドアの方に向かって小さな声で話しかけた。
返事がない。
それと同時に、さっき見た女の事を思い出したら半端なく怖くなってた。
怖いって思うと余計怖くなるからもう何も考えないようにしようって思ったんだ。
そんな事を考えてたらいろんな事が頭によぎってもっと怖くなった・・・。
寝ようかな・・・でもあんなに寝たのにまだ寝れるかな・・・
とか俺はうつむいて考えてた。
すると突然、背中の上に誰かが乗ってきたんだ!
見てないけど、感覚で人だという事はわかったよ。
うまく説明できないけどさ、
手で肩を持って足は正座した状態で背中の上に乗られているような感覚だった。
痛いぐらいの力で肩を握られてて、中々落ちなかった。
俺は何の疑いもなく姉貴だと思った。
「おかえり〜!なんで乗ってるねん〜やめろや〜!」って笑いながら話しかけたんだ。
だけど何も話さない。
「姉貴・・・?」
やっぱり返事はない。
俺は姉貴じゃないと確信して振り払おうとした。
その瞬間『なんで私だけなの』ってトーンの低い声が聞こえた・・・。
自然に涙が出て気を失いかけてた。
そんな極限状態の時に、いきなり首を絞められた。
そこからは気を失って記憶がない。
もちろんだが気を失ったのはこの時が初めて。

目が覚めたら、リビングの横にある床の間で俺は寝ていた。
リビングに目のやると母親が座ってた。
俺が「あれ・・・?俺寝とった?」と話しかけると
「○○○(俺の名前)・・・大丈夫なの?心配したわ」と母親は心配そうな顔でこっちを見た。
それで俺がどうなっていたのか説明をうけた。
母親の説明によると、母親が帰ってきたら俺はベランダで倒れていたらしい。
救急車を呼ぼうとしたら「呼ばなくていい」と俺が言ったとの事だ。
もちろんそんな事を言った覚えは全くなかった。
とりあえずこの事はもう考えないようにしようと思った。
その夜、俺は普段通り風呂に入ろうとした。
それで服を脱いたらあったんだよな・・・手形が。
肩にくっきりと握ったような赤い痕がついてた・・・。
その痕は2日くらい消えなかった。
まぁ俺が体験したのはここまで。

ここからは後日談だけど、本当に怖いのはここから。
俺がこの体験をした2日後、俺は学校帰りで家の前を歩いていた。
すると警察や救急車がうちのマンションに集まってた。
何事かと思って事情を聞いた。
俺の上の階の住民がベランダから落ちたらしい、と・・・。
警察は現場の状況から自殺と判断。
俺が体験した事と関連があるかはわからないがどうも他人事とは思えなかったな。
それから1年後に俺は親の事情で引っ越したが、その1年間は何も起きなかった。

ケイちゃん

ある若い女性の話。彼女は1年前に夫と結婚して妊娠中であった。
田舎へ帰省するため、夫が運転する車で山道を走っていた。渋滞につかまって
しまい、夜遅くなってしまった。細い道を急いで走っていると、いきなり目の
前に黒いものが現れ、衝撃とともに彼女は気を失った。
意識をとり戻すと、フロントガラスにヒビが入り、べったりと人の顔が貼りつ
いている。
「やってしまった・・・」
人を轢いてしまった。
運よく通りすがりの車に発見され、彼女たちは病院に担ぎ込まれた。彼女とお
腹の子は無事だったが、夫は返らぬ人となった。その夜は、ひたすらに泣いた。
病院側は、今回の事故は警察に通報しなかった。

その後、引越して別の地に移り、彼女には息子が生まれ、すくすくと育った。
小学5年生にあがったころ、彼女は息子のために携帯電話を買ってやることに
した。息子も欲しがっていたし、何より愛する息子の安全を考えてのことだっ
た。
「最近、お友達とは遊んでるの?」
ある日、彼女は息子に聞いた。息子はあまり出かけず、友達もあまりいないよ
うなので、心配なのだ。
「うんん。遊んでるよ。今日もいっぱい話したよ」
「あら、いっぱい話したの?」
「ケータイでいっぱい話すんだよ。」
どうやら近所の友達ではないようだ。その子はケイちゃんという名前だそうだ。
毎日のように、息子はケイちゃんと携帯で話していた。不思議なことに、息子
は通話の最後に決まってこういうのだった。
「お母さん、ケイねぇ、あと120キロだって」
「え?なあにそれ?」
「あと120キロだって」
意味はよくわからなかった。夕食のとき、彼女は聞いてみた。
「ねぇ、タカちゃん。ケイちゃんってどんな子なの?」
「えっとねぇ・・・ケイはねぇ・・・んふふ〜。」
息子が顔を赤らめたので、彼女はガールフレンドでもできたのだろう、と思った。
「ケイねぇ、遠いんだよ。」
少し自慢げに息子は言った。やはりケイちゃんの話になると、息子は良く分か
らないことを言った。そんな感じで、毎日のように息子は友達と話し、決まって
最後はこういうのだった。「ケイねぇ、あと120キロだって」

「ねぇ、タカちゃん。ケイちゃんといつもどんな話するの?」
「ケイねぇ、会いたいけど動けないんだって。」
彼女は夏の余暇を利用して、息子と実家に帰ることにした。息子はおばあちゃん
の家に泊まりたいというので、1週間ほど実家に預けることにした。いつになく、
息子は嬉しそうに携帯の友達と話しこんでいた。実家から帰るとすぐ、彼女は母に
電話をいれた。
「タカは大丈夫?一週間よろしくね。タカの声が聞きたいわ」
「はいよ。ちょっと待っててね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お母さん!あのね!聞いてよ!」 しばらくすると息子の嬉しそうな声が受話器
から聞こえた。
「なあに、どうしたの?」
「ケイねぇ、ちょっと動けるようになったんだって!あと10キロだよ!近いん
だよ!」
「そうなの、良かったわね。」
「・・・・・・・こっちきてる・・・」
いやな予感がした。こんな夜中に「きてる」って、どういうことだろう?
「タカちゃん、正直に言って。ケイちゃんってどんな子なの?」
「交通事故だって。」

次の日の朝、実家から電話がかかってきた。息子からだった。
「お母さん。ケイねぇ、今日こっちきた。」
「え?」
「お母さんにも会いたいって。あのね、あのときのことで話したいって」
彼女は思った。ケイちゃんとは、事故で亡くした夫ではないかと。夫の名はケイイ
チロウ・・・
「タカちゃん、待ってて!いまそっち行くわ!」
その日は仕事を休み、実家に急いで行った。そして、息子を連れて事故現場へ赴いた。
彼女は、花をたむけ、夫を供養した。「・・・ごめんね。あたし、あなたと話したいわ。」
そのとき携帯が鳴った。「・・・はい。」
「お母さん、あのね、」  後ろを向くと、なぜか携帯を使って、息子が彼女に話しか
けている。山では圏外のはずなのに。
「ケイねぇ、いま病院だって。」
彼女は、近くの病院へ車を走らせた。そこは彼女と夫が運ばれてきた病院だった。
当時の担当医はすでに転勤していたが、事故当時の詳細を聞くことができた。
夫は亡くなる間際、しきりに何かを訴えていたのだという。彼女は夫と話しがしたか
った。
次の日、知り合いに頼み、彼女は霊能者に相談をした。霊能者は会ったとたん、いきな
り彼女に詰め寄った。
「夫さんと話しがしたいそうだけど、それよりあなた、大変なことになってるわよ!」
そのとき、携帯が鳴った。家にいる息子からだった。
「お母さん、ケイねぇ、もう歩けるから、こっちくるって。」
その通話を聞いて、霊能者の顔色が変わった。
「いますぐ切りなさい!」
「お母さん、ケイねぇ、あと100キロだって。」
「いますぐ切りなさい!息子さんにもいますぐ切るように言うのよ!」
「お母さん、あと99キロだって。」
霊能者は無理やり彼女を車に乗せ、息子のもとへ向かわせた。 「急ぐのよ!早く!」
運転中も携帯は鳴り続けていた。
家に着いて玄関を開けると、息子が携帯を片手に立っていた。
「お母さん、ケイねぇ、お邪魔しますって。」 
お邪魔します?ただいまじゃなくて?
霊能者は、彼女と息子を連れて車を発進させた。
「奥さん、あんなモノ轢いちゃ駄目じゃない!・・・病院はどこ?あなたが担ぎこまれ
た病院よ!」

事故の被害者は、タカハシ・ケイという若い男性。当時、彼女たちと一緒に運ばれてきた。
すぐ亡くなったが、そのあと担当医は転勤。みな、ケイという人物について多くは語ろう
としなかった。むしろ、彼女と息子に対して冷たい視線が当たっていた。
「そのケイさん、供養しましょう。」 霊能者がそういった。
供養の儀式をしているとき、一人の看護士が彼女にそっと話しかけてきた。
「奥さん、オバコサマってご存知ですか・・・」
「はい?」
「この辺りの、ずっと昔からの古い・・・」 途中でほかの看護士に止められ、話し
は中断した。
その後、息子にケイと名乗る人物から電話は来なくなった。彼女はその日も、いつものように仕事を終えて家路を急いだ。家では、夕食を待つ息子
がいる。家に着いて玄関のポストを見ると、封筒が入っていた。切手も何も貼っていな
い。封筒を開けると、手紙が入っていた。読もうとしたとき、携帯が鳴った。
「奥さん!」 霊能者からだった。
「いますぐ息子さんを連れて家から離れて!」 ふと手紙の文章が目にはいる。
 『もしもし、お元気ですか。こっちも動けるようになりました・・・』
「ごめんなさい!被害者のケイさんは関係なかったのよ!問題はケイさんの中に入ってた
モノだったの!病院であなたを診察した医者はもう・・・」
 『がんばって着きました。おかえりなさい。中で待ってます。』
「逃げて!あたしの力でも駄目なのよ!」
 『お話しましょう。中で待ってます。ナカで待ってまああす。』
彼女はその場に立ちすくんだ。家の中から声がする。

「おかあさん、おなかすいた」

巡回

俺は施設警備員そこそこ年やってるんだけどね
いわゆるそういった霊体験はしたことが無い
よくこういったトコでも警備員が遭遇する話はよくあるんで、警備やる際に気になったりしなくも無かったけどね
残念なのか幸せなのか
それでも医大の警備ともなると中には相当不気味な部屋もあって、巡回しなくちゃならんとはいえ解剖室とかは行きたくないもんだ
夏場の時期には生徒達が2週間ほどかけて献体を解剖する授業があり、その間はその解剖中の献体に青いビニールがかけられた状態でズラリ並んでるのだから嫌な意味で壮観と言うほかない
霊はさておいても昼間でも行きたくない

そこである日、仕事場の先輩に聞いてみた
「ここってその手の話ってないんですか?」
と。
すると先輩は、フムといってから
「ちょっと違うがこんな話がある」
と言って来た


それは随分前の話
巡回を一人が行っている際にはもう一人が受付で人の出入りを確認している
その夜も一人が巡回に出たので、片方が受付で相手の帰ってくるのを待っていた

普段なら1時間もあれば余裕で全て回り終えて帰ってくるはずが、その日はいつまでたっても戻ってこない
あまりに帰りが遅いので無線に連絡を入れたが返事は無かった
異常を感じた警備員はもう一人を探しに行くことにした
いつもの巡回ルートを辿り、一つ一つの部屋を確認していく
万が一の侵入者のことを考えて持ってきた、特殊警棒を握る手が汗でじんわりぬめる
そして異常ももう一人も見つからず進んでいった

一つの部屋の扉が開いている
巡回では開いてる部屋を施錠していく。と、言うことはそこでもう一人に何かがあったということだ
今一度気を引き締めて懐中電灯と警棒を握り締める
そして一気にドアを開きライトを中に向けた
その瞬間
警備員の絶叫が医大中に響きわたる


…台の上には 目玉をくりぬかれた生首が乗っていたから…



…別にもう一人の警備員の生首とかではありませんよ
それは学生がタチの悪い悪戯として、解剖の授業の際に献体の首を切り離し、台の上において警備員を驚かせようとしてやったという事でした
最初の警備員はそれをいきなり目にした為気絶してしまっていたのです

ちなみに
学生さんのために死後の体を提供してくれた献体の方に対して、あまりに失礼な行為をしたということで、それをやった学生は即刻退学になったとか

赤紙

中学時代の話
心霊系ではないがあまりにも不気味な出来事だった

部活の最中同じクラスの女子2人から「ちょっと来て欲しい」と言われ、何かと思い話を聞くと
部室棟の女子トイレのドアが一つだけ鍵がかかってるが呼びかけても返事が無い、気味が悪いから
調べてくれ、というものだった
面倒だったが一応調べることにした(女子にはめられる可能性も考えて友達一人つれて)

確かに鍵が掛かっている。ノックと呼びかけにも答えは無い
下から覗いてみたが足も見えなかったので、再度呼びかけ返事が無いのでドアによじ登って中に入った
中には誰もおらず、何故か便座カバーの上に赤い紙が置いてあった
市販されてる折り紙の赤
内側から鍵を開けて、その場はただのイタズラだろう、という事で終わった

次の日も同じ事があった

2日目、教師に言うべきか、とも考えたが、その場にいた皆が怖い物見たさの様なものでしばらく見守る
事にした(当時3年生だったので下の者には教師には言わないようにと緘口令を敷いた)

次の日も同じ事があった

3日目、女子にはもう自分達で見るように、何か変化があったら教えてくれと言った

次の日も、その次の日も同じ事があった

不気味ではあるが正直飽きていた
毎日鍵の掛かったドアと赤い折り紙ではつまらない
そう思っていた

事は6日目に起きた

部活中突然女子が1人、部室に駆け込んできた
「来て」と俺の腕を引っ張る
行き先はもちろん女子トイレ
見るともう1人の女子がその場に座り込んでる
「真っ赤になってる」そう言った
何かと思いドアによじ登ってみると個室の中の壁が真っ赤になっていた
正直固まった
落ち着いて見ると壁は何かで塗られたのではなく、びっしりと隙間なく赤い折り紙が糊付けされていた

さすがにしゃれにならん、もう教師にちゃんと言うべきだ、という事になり職員室へ
トイレを見た教師は絶句してたね
何故今まで言わなかったのか、と説教をされ(当然だ、頭のおかしな変質者が女子トイレに入り込んで
いたのかもしれない)そのトイレはしばらく使用禁止となった

その後色んな噂が飛び交ったが結局犯人は分からず終い
今でも忘れられない出来事
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