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【SS】九郎×望美 生誕祝い

《一番先に》九郎×望美


誰よりも早く伝えたくて・・・・



望美は携帯を取り出すと、ある所に電話をかけた

今はまだ0時前、起きていると思いたい

『はい』

「九郎さん?」

『あぁ、望美か・・・・どうした?こんな時刻に』

「ちょっとね・・・・九郎さんは何してたんです?」

『俺か?俺は試験の採点をしていた』

「そっか・・・お疲れ様」

九郎はこちらの世界に来てから望美が通っていた高校の先生をしている

剣道部の顧問であり、譲の担任だ

譲曰わく、誰からも好かれる素敵な先生だそうだ

望美としては、嬉しいと同時に複雑な気持ちを抱いていた


望美は首を振って部屋の時計が0時になるのを確認した

「九郎さん」

『ん?』

「お誕生日おめでとう」

望美は嬉しそうに伝えると向こうからは驚いている様子がこちらから見てとれた

「もしかして、忘れてました・・・・?」

『あぁ、すまない』

「もう、そうだと思った」

望美が呆れながら言うと九郎は照れくさそうに口を開いた

『しかし、いいものだな・・・・こうして祝ってくれる者がいると』

「今日、学校行ったら凄いと思いますよ」

『ん?どうしてだ?』

「言わない」

望美は鈍感な九郎に素っ気なく答えた

自分だけヤキモチ焼くなんてなんだか悔しいから

「そうだ、今日は部活無いでしょう?」

『え?あ、あぁ・・・』

「それなら、九郎さんの家で料理作って待ってますね」

『なっ・・・・お前が、作るのか・・・?』

「当たり前でしょう」

九郎としては望美が作るという事に恐怖心を抱いていたが、せっかく自分を思ってくれているのに無碍には出来ないと思った

それに、望美は怒らせると後々怖いのだ

「あぁ、では楽しみにしている」

その後も少し二人は話しをし、楽しい時間を過ごした


また来年もこんな風に過ごすのだろうと思いながら・・・










こちらでもお祝いしますっ

どんだけ好きなのよ、私(笑)

おめでとう

やっぱり、この言葉しか無いかな



九郎さん、お誕生日おめでとう!
これからも愛してるよ


来年もお祝いさせてね
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