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出会えたことから全ては始まった

 
おいっすー

某お弁当屋さんでバイトを始めたころの話


その店ではお客さんと話すときに「です、ます」ではなく「ございます」を使わなくちゃいけないんですよ


でね、僕は前のバイト先での口調が抜けなくて、なかなかその口調に馴染めなかったんですね



そんなある日、お客さんが来たんで僕はレジに入りました



初めてのレジでした



初めてということもあり、テンパってしまった僕




僕「ご注文は以上でござるか?」





僕は武士ですか




無理やりございますをつけようとした結果、武士になりました



お客さんもキョトンとしてます



そりゃ驚きますよね

店員が武士なんだもん

舞台が平安時代なんだもん


あえて言い直しはしない僕です




少しの沈黙のあと、お客さんは

「は、はい、よろしいです」

と動揺を隠せないばかりか、僕につられたのでしょうか、日本語も少し変です




こんな感じで1人目のお客様の接客は無事(?)終了



続いて2人目



僕は同じ失敗はしないぞ、と意気込みます




僕「コチラ300エンノオカエシデゴザイマス」




セリフはちゃんと言えたけど、今度はロボットみたいな話し方になります



平安時代から2012年をすっ飛ばして近未来へ行きました




でもまあさっきよりはマシでしょう




僕はいつ現代人になれるのでしょうか




こうして2人目のお客様も無事(?)終了




そして3人目



今度こそは現代人として接客したいものです





僕「お会計は690円になるでございます!」





僕は日本語検定4級ですか



現代は現代でも、現代の外国人じゃないですか



言葉が不器用すぎて邪魔ばかりします




日本語さえ自由に話せない僕です



そしていよいよ4人目



そろそろ1人くらいまともに接客できないとクビになってしまいます




次こそは現代の日本人として接客してやります




僕は覚悟を決めました




僕「お客様、ご注文はお決まりどすか?」




ついに日本に上陸するも、どうやら京都までしか来れなかったようです



しかも今回にいたってはございます口調さえ無視して、ただ噛んだだけじゃないですか



とことん接客には向かない僕です



終わり
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