音都様からお誕生日プレゼントに頂きました!!
き よ は ん (*^p^*)wwww
私の大好きな清半wwwwww
しかも私が書いたペッティング話の続きなんですよ!!
素敵すぎます…wwwありがとうございます><
ではでは素敵な文章をどうぞww
「それにしても、思ったより回復が早くて良かったのぉ、清正!」
「はい、ありがとうございます」
わははと豪快に笑いながら、秀吉が陽気に清正の背中を叩く。
前の戦で清正は不覚にも負傷し、その傷が原因で発熱した。
怪我にせよ熱にせよ命を脅かす程ではないが、元通りに回復するまでは一月を要するだろうと医者には言われていた。
しかしそれを二週間ちょっとで清正は完治させてしまったのだ。
秀吉の喜びもひとしおである。
「本当だよぅ。心配したんだからね、清正」
「申し訳ありません、おねね様」
「もう過ぎたことはいいよ。これからは無理をしすぎないようにね?」
「………はい」
清正の沈黙に、むぅとねねは頬を膨らます。
しかしそんなねねの肩を、彼女が口を開く前に秀吉は強く抱き寄せた。
「まぁまぁ、今日はお小言はなしじゃ!せっかくの清正の快気祝い、飲んで食って楽しく過ごそうや!」
「かんぱーい!」と高く杯を掲げる秀吉にねねも顔を緩ませ、同じように杯を持ち上げた。
清正を始めそこにいた一堂が一斉に杯を掲げ、清正快気祝いの宴は賑やかに幕をあけるのだった。
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「そういえば、お見舞いに来てくれた皆にお礼は言ったのかい?」
酒も程よく回った頃、ねねが清正を捕まえて尋ねる。
「はい!見舞いに来てくれた人のところには一人一人お礼も兼ねて酒を注いで回りました!」
その過程で清正自身も随分飲まされたのであろう。
顔を真っ赤に染め虚ろな目で、しかしいつもより無駄に元気に答える。
「うん、いい子だねぇ!ちゃんと全員にお礼言えた?ここに来てない人でお見舞いに来てくれた人はいない?」
ねねはわしゃわしゃと清正の頭を撫でながら、念には念をと確認する。
その言葉を聞いて、清正は目を見開いた。
そうだ。
俺は一番大事な人にお礼をしていない。
大人しく撫でられていた清正が、がばりと立ち上がった。
「ひゃぁっ!」と悲鳴をあげて、その拍子にねねは尻餅をつく。
「あぁああっ!おねね様すみません!」
「う、ううん。大丈夫だよ。それより清正、急にどうしたの?」
「俺、大事な人にお礼をしていないんです。だから、今行ってきます!」
「うん。そばにいる人ならお礼は早い方がいいね。清正が元気になった姿も見せられるし、一石二鳥だよ」
「はい!」
清正はにかと笑い、少々足をもつれさせながら廊下へと駆け出した。
ねねはその後ろ姿を見ながら、(本当にいい子に育ったねぇ)と感慨深く笑う。
その清正とねねのやり取りを、少し離れたところで官兵衛が見ていた。
「…明朝の軍議の席が一つ空きそうか」
官兵衛は珍しく宴を欠席した同僚のことを思いながら、さして興味無さそうに自分の杯を煽った。
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(うー…)
半兵衛はぼぉっと火照る頭でぺたり額に手のひらをあてる。
昼間より少しは下がったようだが、それでもまだ微熱気味。
ズキズキと頭も痛む。
それなりに距離があるはずなのに、宴会場から野太い笑い声が届いて、それが頭の中に響いてますます具合が悪くなる。
薬も飲んだし、さっさと寝てしまおう。
ふぅと溜め息を吐いて布団をめくった。
「半兵衛ぇぇぇぇ!!!!」
パァアンッと外れそうな勢いで障子が開いて、大きく半兵衛の身体が跳ねた。
「半兵衛っ!」
「え、え、清正?って、酒臭ぁっ!!」
べたんと半兵衛の側に膝を折っただけで、むせ返る程に清正は酒臭い。
虚ろな瞳、真っ赤な顔。
(…なにこの酔っ払い)
半兵衛は眉を心底嫌そうにひそめる。
嫌そうに、ではない。
正直嫌だ。
それでなくとも体調が悪いのに酔っ払いに絡まれるとは。
半兵衛は早く帰ってくれという願いを込めながら清正を見つめ、「なに?」と問う。
「今は俺の快気祝いの宴会だぞ!何故来ない?めでたくないのか?!」
「あー、ごめん。行くつもりだったんだけどちょっと風邪引いちゃったみたいで」
半兵衛は清正の額に自分の額をくっつける。
元々体温が高い上に泥酔状態の清正の顔は熱く、あまり額を合わせても意味がなかったかもしれない。
それでも半兵衛は辛そうに眉を下げながら「ね?」と小首を傾げる。
「……んっ、?んぅ、うっ?!!!」
だから今日は帰って、と続ける前に清正は半兵衛の頭をがっちり押さえて口唇をぶつけた。
無理矢理に半兵衛の舌に自分の舌を擦り付ける。
たっぷりと流し込まれる酒香る唾液に、半兵衛の頭がくらくらし始める。
いつまでも口内から出ていかない舌にまで酔わされてしまいそうだ。
ようやく清正の口唇が糸引いて離れた時には、半兵衛はすっかり自分で身体を支えることも出来なくなっていてくたりと清正に倒れこんだ。
もう頭がぼんやりするのも熱のせいなのか酒のせいなのかはたまた酸欠のせいなのか、そんなことを考える余裕すら半兵衛にはなかった。
「熱、辛そうだな」
「……え?」
「熱冷まし、してやる」
「………ちょ、清正っ?!」
半分とろけていた頭が一気に覚醒した。
清正は半兵衛が膝に掛けていた布団を剥がし、その着物の裾をくつろげる
そして半兵衛の了承も無しに強引に小振りな一物を取り出した。
「丁度お見舞いに来てくれた人達にお礼をしていたんだ。お前には俺がしてもらったのと同じことをしてやる」
「え?あぁッ!!」
にっと笑った清正が、くちゅくちゅと口の中で唾液の海を作り、そこに半兵衛のモノを沈める。
ぬるぬるとして熱いその海に、思わず半兵衛が高く鳴いた。
その唾液を絡めるように清正が頭を動かす。
「や、だめぇっ…」
「すげー固くなってる…」
つんと軽く先をつついただけで、半兵衛は反応する。
それに機嫌を良くした清正が、ちゅうと先端をすすった。
先を軽く吸うだけの刺激がもどかしくて、半兵衛は思わず清正の頭を自分の方に引き寄せた。
「はぁっ、きよま、さぁ…」
名前を呼ばれて、清正は半兵衛を見上げる。
期待に応えるようにくっと舌先を捩じ込んでやると、一際大きく半兵衛の身体が跳ねた。
「イきたいのか?」
「……っ!」
半兵衛が耳まで赤くした顔を清正から背ける。
「どうなんだよ」
つぅと人差し指でそそり立つ陰茎の裏筋をなぞってやると、半兵衛が苦しそうに息を吐いた。
その熱っぽい吐息に酔わされてすぐにでも絶頂させたくなるが、敢えてそれはせず焦らすようにそこを撫で続ける。
「、きたい…」
「ん?」
「イきたい…イかせて、清正、ひゃっ!」
半兵衛が言い終わる前に清正は唾液ののった舌で半兵衛の裏筋をなぞる。
固く屹立したそれの限界が近いのが舐めている清正にまで伝わってきた。
カリをくわえながら竿を擦ってやると、いよいよ絶頂か半兵衛が息を荒くして瞳を潤ませる。
「あ、はぁっ清正、」
もう一回先を吸われたら本当にイってしまう、半兵衛が大きすぎる快感に備えて無意識に身体を固くしたそのとき。
急に竿を擦っていた清正の手が止まった。
まさかここでまた焦らすのか、それはあまりにも辛いと半兵衛が潤んだ瞳を開くと。
「……え、清正?」
半兵衛の陰茎にかかっていた手に力は入っておらず、ただ引っ掛かっているだけ。
頭はうつ伏せ状態で全く顔も見えない。
「ちょ、まさか…清正!ねぇ清正!」
べちべちと頭を叩いてみるがなんの反応もない。
仕方なくその巨体を引っくり返して仰向けにすると、大口を開けた清正が実に幸せそうな顔で口から何か垂らしながら眠っていた。
「…嘘でしょ?この状態でお預けなんて…」
しかし何度声を掛け叩いてみても全く返事がない。
清正の意識は完全に夢の世界だ。
「……馬鹿!バカバカバカバカぁっ!!」
ここまで高ぶった熱をこのまま放置なんて耐えられない。
半兵衛は仕方なく自分で自分のモノを擦り始める。
絶頂寸前まで昂ったそれはあっという間に一番高いところまで昇りつめていく。
「あ、あァッ!」
何かが弾ける感覚と共に、半兵衛が清正の顔面に向けて白い欲を吐き出した。
清正が身体を壊している間ずっと弄らずにいたから、量が多く清正の顔全体が白く染まる。
多少口にも入ったかもしれない。
「………」
それでも清正は目を覚まさない。
半兵衛が天井を仰ぎ深く溜め息をつく。
それは射精のあとの倦怠感のせいか、はたまた清正に呆れているのか。
半兵衛は自分の額を冷やしていた手拭いを絞って清正の汚れた顔を拭いてやる。
「…お返しだって言うならちゃんと飲んでよ」
清正は返事をしない。
半兵衛は清正の額をぺちんと叩いて、その頭を抱いて布団に入った。
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明朝の軍議の席。
官兵衛はそこに一番にやって来て、他を待ちながら一人お茶をすすっていた。
茶柱が立っている。
何か良いことがあるのだろうか。
一瞬そう思ったが、煎れ方の問題かと考え直す。
「あ、官兵衛殿、おはよー」
着々と他の参列者が自分の席に座る中。
茶柱と見つめ合っていた官兵衛の後ろから、聞き慣れた声がした。
それは少なくとも今日、今の時間に聞くことはないだろうと思っていた声で、些か驚く。
「…半兵衛?」
「あ、茶柱立ってるじゃん。良かったね今日良いことあるよー」
すぐに官兵衛の隣の半兵衛の席にも世話係がお茶を持ってくる。
茶柱は立っていなかった。
「…身体は大丈夫なのか?」
「ん、あぁ熱?今朝になったらすっかり下がってたよ」
「いや…」
「??」
半兵衛が首を捻る。
「……なんでもない。大丈夫そうなら幸いだ」
官兵衛は半兵衛と視線は合わせずお茶をすする。
「…あの男の甲斐性はその程度か」
官兵衛の呟きは上座に登場した最後の参列者への皆の挨拶で掻き消えた。
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「……ん、ぁ?」
清正が目を覚ましたのは、丁度太陽が真上に昇ろうかという時間だった。
頭が痛い。身体も痛い。
寝過ぎたせいか身体がバキバキに固まっていた。
「……ここ、どこだ」
身体を起こし周囲を見渡してみて気付く。
自分が寝ているのは、自分の布団ではない。
そういえば昨日の記憶がかなり曖昧だ。
自分の快気祝いに秀吉様が宴会を開いて下さったのは覚えている。
そこで皆に酒を注いでまわったのも覚えている。
……しかしそこから記憶がない。
自分が主賓だった宴だ。
きっと締めの挨拶をしたんだろうに、その記憶さえない。
酔い潰れた自分を、誰かが空いている部屋に運んでくれたのだろうか。
しかしこの部屋は見覚えがある。
だが如何せん二日酔いで頭がはっきりせず、自分がいる部屋がどこなのかもわからない。
「…清正。起きたの」
知らない部屋で寝ているわけにもいかない、と立ち上がろうとしたとき。
障子が開いて半兵衛が顔を出した。
……半兵衛?
「…そうか。ここは半兵衛の部屋か。どうりで見覚えがあると…」
「……は?」
「いやでもなんで俺ここにいるんだ…?半兵衛、お前昨日宴会にいなかったよな?俺なんでここに…」
「…清正、これから俺がいいって言うまでしばらく禁酒ね」
「はぁあ?!!!」
半兵衛が機嫌悪そうに言った一言に、清正が思わず声をあげる。
怪我の療養中は禁酒していたため、治ってようやく飲めると喜んでいたのに。
確かにずいぶん飲まされたが、何か面倒を起こした記憶はない。
…というか寝付くまでの記憶が全部ないのだが。
「……半兵衛、俺昨日何をしたんだ?」
恐る恐る尋ねてみる。
「……」
半兵衛は返事をしない。
ただ、ひくり。
頬の筋肉が反応した。
「…半兵衛、」
「禁酒。するの?しないの?」
「………」
「しろよ」
「……はい」
半兵衛のあからさまに怒りを露わにした声に、抗うことなどできなかった。
おわり