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3つの選択



179 本当にあった怖い名無しsage 2007/09/23(日) 22:56:00 ID:1zdreh4Z0

既出だったらスマソ、投下します。

今日はエイプリルフールだ。特にする こともなかった僕らは、 いつものように僕の部屋に集まると適 当にビールを飲み始めた。

今日はエイプリルフールだったので、 退屈な僕らはひとつのゲームを思い付 いた。嘘をつきながら喋る。 そしてそれを皆で聞いて酒の肴にす る。 くだらないゲームだ。 だけど、そのくだらなさが良かった。

トップバッターは僕で、この夏ナンパ した女が妊娠して実は今、一児の父な んだ、という話をした。 初めて知ったのだが、嘘をついてみ ろ、と言われた場合、人は100%の 嘘をつくことはできない。 僕の場合、夏にナンパはしてないけど 当時の彼女は妊娠したし、一児の父で はないけれど、 背中に水子は背負っている。 どいつがどんな嘘をついているかは、 なかなか見抜けない。見抜けないから こそ、楽しい。 そうやって順繰りに嘘は進み、最後の 奴にバトンが回った。 そいつは、ちびり、とビールを舐める と申し訳なさそうにこう言った。

「俺はみんなみたいに器用に嘘はつけ ないから、ひとつ、作り話をするよ」

「なんだよそれ。趣旨と違うじゃねえ か」 「まあいいから聞けよ。退屈はさせな いからさ」

そう言って姿勢を正した彼は、では、 と呟いて話を始めた。 僕は朝起きて気付くと、何もない白い 部屋にいた。 どうしてそこにいるのか、どうやって そこまで来たのかは全く覚えていな い。 ただ、目を覚ましてみたら僕はそこに いた。 しばらく呆然としながら状況を把握で きないままでいたんだけど、急に天井 のあたりから声が響いた。

180 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 22:56:41 ID:1zdreh4Z0

続き

古いスピーカーだったんだろうね、ノ イズがかった変な声だった。 声はこう言った。

『これから進む道は人生の道であり人 間の業を歩む道。選択と苦悶と決断の みを与える。 歩く道は多くしてひとつ、決して矛盾 を歩むことなく』

って。で、そこで初めて気付いたんだ けど僕の背中の側にはドアがあったん だ。横に赤いべったりした文字で

『進め』 って書いてあった。

『3つ与えます。 ひとつ。右手のテレビを壊すこと。 ふたつ。左手の人を殺すこと。 みっつ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べば、出口に近付きま す。 あなたと左手の人は開放され、その代 わり彼らは死にます。 ふたつめを選べば、出口に近付きま す。 その代わり左手の人の道は終わりで す。 みっつめを選べば、左手の人は開放さ れ、おめでとう、 あなたの道は終わりです』

181 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 22:57:34 ID:1zdreh4Z0 めちゃくちゃだよ。どれを選んでもあ まりに救いがないじゃないか。 馬鹿らしい話だよ。でもその状況を馬 鹿らしいなんて思うことはできなかっ た。 それどころか僕は恐怖でガタガタと震 えた。 それくらいあそこの雰囲気は異様で、 有無を言わせないものがあった。 そして僕は考えた。 どこかの見知らぬ多数の命か、すぐそ ばの見知らぬ一つの命か、一番近くの よく知る命か。 進まなければ確実に死ぬ。 それは『みっつめ』の選択になるんだ ろうか。嫌だ。 何も分からないまま死にたくはない。 一つの命か多くの命か?そんなもの は、比べるまでもない。 寝袋の脇には、大振りの鉈があった。 僕は静かに鉈を手に取ると、ゆっくり 振り上げ 動かない芋虫のような寝袋に向かって 鉈を振り下ろした。 ぐちゃ。鈍い音が、感
覚が、伝わる。 次のドアが開いた気配はない。もう一 度鉈を振るう。 ぐちゃ。顔の見えない匿名性が罪悪感 を麻痺させる。 もう一度鉈を振り上げたところで、か ちゃり、と音がしてドアが開いた。 右手のテレビの画面からは、色のない
瞳をした餓鬼がぎょろりとした眼でこ ちらを覗き返していた。 次の部屋に入ると、右手には客船の模 型、左手には同じように寝袋があっ た。床にはやはり紙がおちてて、 そこにはこうあった。

182 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 22:58:33 ID:1zdreh4Z0

『3つ与えます。

ひとつ。右手の客船を壊すこと。

ふたつ。左手の寝袋を燃やすこと。

みっつ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べば、出口に近付きま す。 あなたと左手の人は開放され、その代 わり客船の乗客は死にます。

ふたつめを選べば、出口に近付きま す。 その代わり左手の人の道は終わりで す。

みっつめを選べば、左手の人は開放さ れ、おめでとう、 あなたの道は終わりです』

客船はただの模型だった。 普通に考えれば、これを壊したら人が 死ぬなんてあり得ない。 けどその時、その紙に書いてあること は絶対に本当なんだと思った。 理由なんてないよ。ただそう思ったん だ。 僕は、寝袋の脇にあった灯油を空にな るまでふりかけて、用意されてあった マッチを擦って灯油へ放った。 ぼっ、という音がして寝袋はたちまち 炎に包まれたよ。 僕は客船の前に立ち、模型をぼうっと 眺めながら、鍵が開くのをまった。

183 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 22:59:13 ID:1zdreh4Z0

2分くらい経った時かな、もう時間感 覚なんかはなかったけど、人の死ぬ時 間だからね。たぶん2分くらいだろ う。

かちゃ、という音がして次のドアが開 いた。

左手の方がどうなっているのか、確認 はしなかったし、したくなかった。

次の部屋に入ると、今度は右手に地球 儀があり、左手にはまた寝袋があっ た。 僕は足早に紙切れを拾うと、そこには こうあった。 『3つ与えます。

ひとつ。右手の地球儀を壊すこと。

ふたつ。左手の寝袋を撃ち抜くこと。

みっつ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べば、出口に近付きま す。 あなたと左手の人は開放され、その代 わり世界のどこかに核が落ちます。

ふたつめを選べば、出口に近付きま す。 その代わり左手の人の道は終わりで す。

みっつめを選べば、左手の人は開放さ れ、おめでとう、 あなたの道は終わりです』

184 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 23:00:04 ID:1zdreh4Z0

思考や感情は、もはや完全に麻痺して いた。 僕は半ば機械的に寝袋脇の拳銃を拾い 撃鉄を起こすと、すぐさま人差し指に 力を込めた。 ぱん、と乾いた音がした。ぱん、ぱ ん、ぱん、ぱん、ぱん。 リボルバー式の拳銃は6発で空になっ た。初めて扱った拳銃は、コンビニで 買い物をするよりも手軽だったよ。

ドアに向かうと、鍵は既に開いてい た。何発目で寝袋が死んだのかは知り たくもなかった。

最後の部屋は何もない部屋だった。 思わず僕はえっ、と声を洩らしたけ ど、ここは出口なのかもしれないと思 うと少し安堵した。やっと出られる。 そう思ってね。

すると再び頭の上から声が聞こえた 『最後の問い。

3人の人間とそれを除いた全世界の人 間。そして、君。 殺すとしたら、何を選ぶ』

僕は何も考えることなく、黙って今来 た道を指差した。

するとまた、頭の上から声がした。

『おめでとう。 君は矛盾なく道を選ぶことができた。 人生とは選択の連続であり、匿名の幸 福の裏には匿名の不幸があり、匿名の 生のために匿名の死がある。 ひとつの命は地球よりも重くない。

185 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 23:00:57 ID:1zdreh4Z0

君はそれを証明した。 しかしそれは決して命の重さを否定す ることではない。 最後に、ひとつひとつの命がどれだけ 重いのかを感じてもらう。 出口は開いた。 おめでとう。

おめでとう。』

僕はぼうっとその声を聞いて、安心し たような、虚脱したような感じを受け た。とにかく全身から一気に力が抜け て、フラフラになりながら最後のドア を開けた。

光の降り注ぐ眩しい部屋、目がくらみ ながら進むと、足にコツンと何かが当 たった。

三つの遺影があった。

父と、母と、弟の遺影が。

これで、おしまい。

186 本当にあった怖い名無しsage New! 2007/09/23(日) 23:01:37 ID:1zdreh4Z0

彼の話が終わった時、僕らは唾も飲み 込めないくらい緊張していた。 こいつのこの話は何なんだろう。 得も言われぬ迫力は何なんだろう。 そこにいる誰もが、ぬらりとした気味 の悪い感覚に囚われた。 僕は、ビールをグっと飲み干すと、勢 いをつけてこう言った。 「……んな気味の悪い話はやめろよ!楽 しく嘘の話をしよーぜ!ほら、お前も やっぱり何か嘘ついてみろよ!」 そういうと彼は、口角を釣り上げただ けの不気味な笑みを見せた。 その表情に、体の底から身震いするよ うな恐怖を覚えた。 そして、口を開いた 「もう、ついたよ」 「え?」


「『ひとつ、作り話をするよ』」


















これ前に5年生でパロディ描いてる人がいてすごくゾクッてしたのをおぼえてる(;_;)
なつかしや〜

4年間の実習

終わったーーーーーー



大学生活四年間にわたる実習がおわりました
最後当たったよーーー
予定してないことしてっていきなりいわれてあせったよーーー
でも終わったからいいのだ(。・_・。)ノ




ご飯食べてからすぐ眠ったから胃もたれしてる…
気持ち悪い(;_;)
よしっ
今日も元気に可愛いショタのサイトをまわるぞーーーーーーー!!!\(^^)/★hshs!!!!!!
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先生のはなし


夢に、K先生が出てきた。
K先生は、昔習っていた習字の先生で、笑顔がとっても可愛いおばあちゃん先生。
お芋のてんぷらを砂糖でまぶしたお菓子が得意で、ちゃんと習字を練習しに来た生徒にご褒美って、1個ずつくれてた。
半月に1度はお菓子をかってみんなを待っててくれて、私は小さいながらに「先生、ちゃんと採算とれてるのかなー」って心配してた←
わたしは先生が大好きで、誰にも相談できないことでも先生には話してた。
習字は1週間に1度だったから、その週にあったことを先生にいっぱい聞いてもらってた。
先生に一番近い、一番前の席に座るのが大好きだった。
先生に、「もよちゃん、一番前の席にきなさい」って言ってもらうのもうれしかった。

小学1年生の時から習ってた習字の先生が体調を崩して習字をやめることになって、K先生には小学3年生からずっとお世話になってた。小学3年生から高校1年生の夏まで。

高校1年生の夏、地元の施設であるお祭りの帰り、先生は事故にあった。ひき逃げだった。それからしばらく習字はお休みになった。半年くらいかな?先生のお見舞いに行きたかったけど、どこにいるのか教えてもらえなくて、っていうかたぶん面会ができない状態だったんだと思う。

高校2年生から、先生の娘さん夫婦が教室を引き継いで、私も1年間だけお世話になった。
K先生の娘さんは、先生に似て明るくて朗らかでいい先生。だけどやっぱり小さいころから知ってるK先生にまだまだ習字を習いたかったなって、ちょっと思ってる自分がいた。

娘さん夫婦はK先生の話を全然しなかった。
一度だけ「K先生はどうしてますか」って聞いたことがあった。そしたら「よくなってきてるよ。ありがとうね。」って、それだけ言われた。
K先生にあいたくって、あいたくって仕方なかった。
K先生が自宅療養に切り替わったって聞いたとき、「K先生に会ってもいいですか」って聞いたら快く了承してもらえた。


K先生はベッドに横たわっていた。
娘さんの「お母さん、生徒さんだよ」ってことばで起き上がろうとしてくれたけれど、力が入らないみたいだった。K先生の手入れの行き届いた黒い髪は真っ白になっていて、すごく小さくなったなって印象を受けた。「先生、私です、覚えていますか」って聞いたら、「習字頑張りなさいね、ここまでやったんだから、頑張りなさいね」って、そういわれた。
だから、私のことが先生の記憶にあったのかは分からない。多分、忘れてしまったんじゃないかなって思っている。
K先生が、わたしの知っている先生とは違う人になったみたいで、なんだか怖かった。
心の底から、ひき逃げした人を恨んだ。
だってあの事故がなければ、きっと今も先生は元気でいてくれたから。
先生の得意な、砂糖でまぶしたお芋のてんぷらだって作ってくれてたはずだから。
習字をやめても先生とはずっとおつきあいしていきたいっておもっていたし、私の結婚式にだって絶対呼ぶつもりだった。




夢にK先生がでてきてくれて、習字教室の墨の匂いもちゃんとして、先生が書いてくれた手本が壁にかけてあって、すごく懐かしくて切ない気持ちになったから、先生のことを書いておこうと思って文章にしてみたけど、うまくいかない。
先生、どうしているかな。
習字をやめて以来、娘さん夫婦のところにも1度しか顔を出していないからK先生が今どうしているのかも知らない。
先生に会いたいなぁ。
先生に、会いに行こう。

銀さんで励ますの段



友達がいま実習にいっているのでその子の好きな銀さんで励ましてみた(。・_・。)ノ


明日から学校だー!
学生最後の夏休みも終わりなんか…え、もう大学おわんの?ってかんじだ
やっと楽しくなってきたのに(楽しくなるまでが遅かった…)


最近はといいますと学内実習とか国試勉強とかで二次元とご無沙汰でした
でも今日久しぶりに手ブロ見てアドレナリン大放出したのでまたしばらく頑張れそうです
漫画とかも最近のは全然わからないんだけど、来週からはじまるアニメのマギが楽しみ!原作読んだことないよ!★
でも今日放送記念番組?みたいなのしててイケメンといいショタがいたためとても楽しみになりました。
アラジンじゅるり(°∀° )











来週は福岡いきますん!
彼氏と今後どうするか話に!
一年前ここで別れるかもの話した彼氏ですん!
あれから2ヶ月ほど別れておりましてもとに戻ったんだけど将来が見えなくなってきましてね…
でも好きな気持ちはあるので今後についてどう考えてるのか直接聞いてきますヽ(`∀´)ゝ
私も就職あるしなーーーー
熊本帰りたいなーー
どうなるのかなわたしーーーーー
一年後どこおるんかなーーーー




ではまた(。・_・。)ノ
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