女子高生に襲われたい 13 最終話

確かに襲われてる・・・でも違う
この襲われるじゃ無〜い!!

ここまで乱暴だとは思っていなくて思考回路がマヒしかけた時


「小嶋大丈夫かぁ・・・あれ誰もいないのか?」

「春人ここよ」

「ここって・・・・おい何をしてるんだ」


そういって中へ入ってきて小嶋さんの体を借りた
NANAを後ろから抱え込み引きはがしてくれた

のはいいんだけど・・・


「はぁはぁ・・・・なんだこれは・・・おかしいぞ」


しまった春人も男性
この部屋に充満させている香りは男の人にしか効かない


「小嶋・・・お前いいから出してるな
やっぱり若い体のほうがいいや」


そう言って今度は春人がNANAを床に押し倒し襲い始めた


「おっさんやめろ離せ(怒)」

「いいねぇ・・・そそる」

「やめなさい!」


引きはがそうとしても私の小さい体で動くはずがなく


「お前は後からかわいがってやるからそこで見てろ」

「ぐふっ・・・」


片手で吹っ飛ばされ壁に打ち付けられた


早く助けないとやられてしまう(汗)



「優ちゃん助けて」


陽菜に戻ったのか?何やってるんだNANA!役に立たないな(怒)

さっき高橋君に嗅がせたハンカチを手に取り陽菜に何も言わないように合図



「お、やっと観念したか傷つけたくないから静かにしてろよ(笑)」



後ろからそっと近づき鼻と口をふさぎ剥がされないようにしがみつく



「うぅぅぅ・・・・・・」



そのまま小嶋さんの上に倒れこんだ



「重いぃー(бвб) 」



二人で春人を退かせる



「陽菜大丈夫?」


「ふふ、やっと陽菜って呼んでくれた」

「え?」

「ずっと好き好きアピールしてるのに全然心を許してくれないから
嫌われてるのかと思ってたもん」


「そんなことあるわけないでしょ」

「ふふふ、だよねぇ優ちゃん陽菜のこと大好きだよねぇ」

「・・・・陽菜?」

「早く言ってくれればこんなことしなくても済んだのにバーカ(笑)」

「陽菜だよね?」

「そう、NANAも萌えきゅんも全部陽菜」

「うそ・・・意識があったって事?」

「当たり前じゃん陽菜の体だよ」


まさか陽菜もほかの人格?


「まさか陽菜も!とか思ってるでしょ(笑)
陽菜がすべて作り上げたんだから知ってて当たり前
それより早くしないと体育祭終わってみーちゃんと麻里子が来ちゃうよ」


それはだめだ早くしないと(;´-∀-)
と言うか


「陽菜が女性を襲ってるの?」

「襲ってるんじゃなくて抱いてあげてるの!」



嘘でしょ



「あ、ほら早くしないからダンス終わっちゃったじゃん」



しまった(;´-∀-)


「陽菜と付き合ってくれるならいつでも抱いてあげるけどどうする?」


「・・・・・お願いします・・・」



なんだこの展開



「じゃー今日優ちゃんの家にお泊りに行くから家まで迎えに来てね」

「わかりました・・・」



コンコンコン



「陽菜大丈夫?」



「みーちゃんたちが迎えに来たからあっちの部屋に戻らなきゃ
優ちゃんは早く窓開けたほうがいいよ」


「う、うん・・・あ、陽菜体操服(;´-∀-)」

「何とかする」




コンコンコン


「大島先生?」



ガラガラガラガッシャーン!!


「失礼します大丈夫ですか?・・て陽菜大丈夫(汗)」

「いったーい・・・え〜ん体操服破れちゃった」

「大島先生とたかみなは?」

「え、たかみなすぐもどって言ったよ
先生は用事ができたから20分ほど空けるってさっき出て行った」


「たかみな戻ってきてないよ」

「え〜フォークダンス嫌でどっかでさぼってるんじゃないの」

「それは言えるたかみな女子に免疫ないからな(笑)」

「このままだと教室に戻れないから制服とってきて」

「わかった、そこ片付けときなよ」

「は〜い(бвб) 」



出て行った峯岸さん


「優ちゃん春人先生ベッドに寝かせてたかみなは
どこかへおいてきたほうがいいと思うんだけど」


「そうね・・・・・」


こんなに頭がいい子だったの?


二人で春人をベッドに寝かせ
高橋君を抱き上げ急いで保健室を出た


裏庭へ出て端に高橋君を寝かせゆっくり保健室へ戻ると
峯岸さんと篠田さんが保健室にいて


「あ、優ちゃんお帰り(бвб) 」

「ただいまってどうしたの?」



わざとらしく聞いてみる


「みーちゃんがいきなり来るから慌てて引っかけて破いちゃったテヘ」

「私が悪いわけ?(怒)」

「みーちゃんのお陰で優勝できたんだから許してあげな」

「え、優勝したの?すごーい(бвб) 」



本当にぜんぶ小嶋さん?もしかして四重五重人格じゃない?


「終礼あるから早く戻ろう(ΘωΘ) 」

「わかった」



一礼して出ていく篠田さんと峯岸さん


いちばん後ろからついていく陽菜


ドアを出るときに振り返り


「優ちゃんありがとね」


そのあと口だけで


(また、夜に)


そう言い残し笑顔で去っていった



・・・・・・これは私が望んだ展開ではない
でも女子高生に襲われたい願望は今日の夜に叶う・・・


軽くNANAに襲われ萌きゅんに癒され陽菜に抱かれるのか・・・



デヘヘヘヘヘ(-∀-`) 天国じゃ!!



おしまい



女子高生に襲われたい 12

やっと私の願いが叶う日がやって来た

暑くもなく寒くもない運動会日和
神様は私に味方してくれている
この分だと熱中症もでないだろうから


幸いけが人も出ずリレーまであと二種目
そろそろ陽菜がここへやってくるはず

リレーの後は恒例のフォークダンスが二曲
その後結果発表と校長先生の長~いお話


時間はたっぷりある

コンコンコン

「はい」

「高橋です小嶋さんが体調が悪いらしくて連れてきました」

「入って」

「失礼します」

「あそこのドアの中に連れて行ってもらえるかしら」

「え・・・・はいわかり居ました」

「へぇ〜初めて見た、こんな部屋があったんだ(бвб) 」

「じゃー俺はこれ・・で・・・うっ」

「高橋君どうかした?」

「はぁはぁはぁ・・・・なんか・・・はぁはぁ」

「たかみな?」

「小嶋・・・・は、陽菜好きだぁ!!!」


いきなり襲い掛かる高橋君


「やめて、どうしたのたかみな!(汗)」


小さくてもさすが運動してる男子
小嶋さんを押し倒し馬乗りになって体操服を破りだした


「やだ!優ちゃん助けて」

「高橋君止めなさい(汗)」


もちろん口だけ、止める気なんてサラサラない


胸を揉みながらキスしようと迫ってる


早く出てこないと奪われちゃうよ・・・
と言うか何故かムカついてきたけど我慢・・・


「いやだ・・・やめて!」


必死で顔をそらして抵抗している陽菜・・・・


おいおい、まさか出てこないつもり?
このままじゃ小嶋さんが「襲われた」になっちゃうぞ
早く止めないと(;´-∀-)


「やめなさ・・・・・」



一歩踏み出したところで顔が変わるのがわかった



「おいチビ、何やってくれてんだよ(怒)」


そう言うと同時に高橋君の身体が吹っ飛ぶ


「てめえみたいな男が触っていいと思ってんのかよ」



そう言いながら倒れた高橋君を足で踏みまくってる
そろそろ助けないとヤバいな


「やめなさい」


陽菜・・・・ではないNANAを押しのけ
高橋君の鼻にエーテルを含ませたハンカチを押し当て意識を無くした


これで良し(-∀-`) 


さあ、いつでもウエルカム!!


「きさまもじっと見てんじゃねえよ!」

「え!?」


背中を足蹴りされ高橋君の上に倒れ込んだ


「何考えてるのか知らないけどこいつに陽菜を襲わせたのはお前だろ」

「いっ、痛い(;´-∀-)」

「先こうのくせに何やってんだよ」


そう言いながら殴る蹴るの暴行をされてる私は
女子高生に襲われてる・・・?





女子高生に襲われたい 11

「優ちゃん聞いてよ!」



次の日のお昼休み駆け込んできた陽菜



「ちゃんとノックしてから入ってきなさい」

「はーい(бвб) でね、陽菜リレーに出ないといけなくなってね
男子なんて酷いんだよ、もう優勝出来ない、小嶋当日休め!とか言い出すし
高橋君はそんな事言うな!て怒り出すし、麻里子はもの投げようとするし
大変だったんだから」

「秋元さんやっぱり骨折だったのね」

「うん、松葉づえで登校してきた」

「そう言えばあとの二人は?」

「麻里子は職員室に用事があって
みーちゃんは売店に寄ってから来る」


丁度よかった


「当日お腹痛くなればいいんじゃないかしら」

「・・・・そっか優ちゃんあったまいぃ〜(бвб) 」

「でもこの事は誰にも言ったらダメよ
嘘だってバレたら走らされるしみんなからは恨まれるでしょ」

「それは避けたい(汗)」

「仲のいい二人にもよ」

「わかった!陽菜こう見えて口は堅いの」

「そう、よかったわ」


純粋と言うか単純と言うか(笑)


「保健委員は誰だったかしら」

「秋元さんと高橋君」

「秋元さんは無理だから高橋君に連れて来て貰いなさい」

「わかった(бвб) 」

「体育祭も授業の一環なんだから
関係ない人は着いてこさせたら駄目よ」


「そっか、そうだよね」


じゃないと計画を実行できないから


「お待たせぇ~あれ、珍しく先に食べてないじゃん(ΘωΘ) 」

「待っててあげたんだからありがたく思ってよ」

「はいはい、と言うかジュースと菓子パンついでに頼んだのはどこの誰」

「二人で行くより早く買えるからいいじゃん」

「そうだけどさ・・・まあいっか」


いつも折れるのは峯岸さんの方(笑)


「時間がないから早く食べましょ」

「ほんとだ早く食べなきゃ(汗)」

「お、今日は二人足りないんじゃないか?」


来なくていいのがまた来た


「そう言えば麻里子遅いね」

「たかみなは今日は昼練の日だから来ないよ」

「じゃー俺がその席に座る、あ、篠田遅くなるから一人で食べるってよ」



伝言言付かってんじゃん(怒)


「今日も美味そうな弁当だな・・・・卵焼きもらい!!」

「毎回やめてください(怒)」

「いいじゃん」

「生徒の前ですよ」

「職員室じゃないんだから無礼講で(笑)」


どうしてここまで軽い男になったのかな・・・・最低だ


「そろそろ戻らないとチャイム鳴るわよ」

「本当だ・・・なんかお腹痛くなってきちゃった」

「そんな頻繁に痛くなってたらいざと言う時信じてもらえないよ(ΘωΘ) 」

「えぇ〜仕方ないなぁ〜」

「仕方ないじゃないの(怒)」

「ちゃんと授業受けて来なさい(笑)」

「はぁ〜い、六時間目は熱出るかもだからまたね(бвб) 」

「六時間目は視聴覚室なんだからそこで寝ろ!」

「みーちゃんのケチ」

「私は陽菜の為を思って言ってるんだからね!」

「そうね、体育祭までは授業中はあまり来ない方がいいかもね」

「むぅ・・・わかった後一週間だし我慢する」



そう、後一週間で私は・・・・・女子高生に襲われる
はぁ・・・・待ちきれない

女子高生に襲われたい 10

コンコンコン


「どうぞ」

「先生秋元さんの足が(汗)」

「どうしたの?」

「授業でバレーボールをしてたんですが
アタックして降りた所に相手の足があって(汗)」

「ぐねったのね、どう言う風に痛い?」

「力が入らなくて(汗)」

「骨折してるかもしれないわね」

「体育祭(汗)」

「残念だけど・・・」

「今年は優勝できるかもしれないって思ってたけど
才加が出られないんだったら無理じゃん」

「ごめん・・・・」

「秋元さんが悪いわけじゃ無いんだから謝らなくても良いのよ」

「そうですよね、ところでリレーの補欠って誰だっけ」

「たしか・・・・小嶋さんだったと思う」

「え、小嶋さん足速いの?」

「競技に一つしか出てないからもう一つ何か出ないと行けなくて
空いてるのがリレーの補欠メンバーだったんです(汗)」

「陽菜いんじゃんもう駄目だ(涙)」

「峯岸さんが代わりに出たら?」

「私もう二種目出てるんですよ(汗)」

「もしかして小嶋さんがお腹痛くなるかもしれないでしょ?」

「え!?・・・・ですよねぇ!」


秋元さんが怪我をした事によって計画が狂うかと焦ったけど
いい方向へ行ってくれそうだ


「小嶋さん以外にはその話をしないようにしないとね
何処からバレるかわからないから」

「そっか・・・分かりました、でも麻里子には言ってもいいですか?」

「だめよ、一人でも少ない方がいいわ」

「でも陽菜が言っちゃいそう」

「私が話しておくわ」

「お願いします」


そう言い残し二人は教室へ戻って行った


保健委員は高橋君と峯岸さん
峯岸さんがリレーに出るのだとしたら連れて来るのは高橋君


けが人や病人保健委員さん以外
関係の無い学生が校舎に入る事は禁止されている


怪我をしている秋元さんは体育祭に参加できないから
見張り役で篠田さんを校舎には入れないはず

これで二人で保健室へやってくる


少し計画が違うけど良いように変わってくれた(-∀-`) 



軽いけが人は外のテントで治療するし
よっぽどの人じゃない限り保健室には連れてこないように言っておいて

小嶋さんには大袈裟に騒いでもらう・・・・



ふぅ・・・・あと少し・・あと少しで・・・

早く女子高生に・・NANAに襲われたい

女子高生に襲われたい 9

夏休みが終わりあとひと月で体育祭


「ねえ、人数増えてない?(ΘωΘ) 」

「このちっちゃいの誰?(бвб) 」

「同じクラスの高橋君」

「麻里子凄いね全員の名前知ってるんじゃない?」

「クラス委員長の名前くらい覚えてあげなよ」

「え、こんなちっちゃいのに?」

「ちっちゃい言うなや(汗)」

「関西の方ですか?(бвб) 」

「バリバリ八王子です」

「どうしているの?」

「え、それは・・・・」


必死に目で助けを求めて来る高橋君


「先週の大きな地震のあと掃除手伝ってくれたから
お弁当作って来てあげる約束してどうせならここで食べたらって言ったのよ」


あの時陽菜が来てると思ってクラブ終わりに飛んできたんだろうけど
生憎帰った後だったんだよね(笑)


「まあ、呼んでもいない人が一人紛れ込んではいるけど」

「誰だ!(怒)」

「あなたです!東山先生」

「おれ?いやぁ〜男性一人だといずらいかな~と思っての親心?」


ドアの前でもじもじしていた高橋君を見つけ
一緒に入って来たのがさっき


「時間がないから早く食べましょう」

「そうそう、お昼休み終わっちゃうからな」


夏休み中、陽菜が来てる時は必ずと言っていいほど顔を出しに来た

三人が居ても半分以上は陽菜に話しかけていたから
篠田さんの顔は険しくなる一方だったのにそんな事
お構いなし、流石春人

まあ、良い駒になってくれそうだから泳がしてはいるけど(-∀-`) 


「ご馳走様でした、さあ教室へ戻ろう(ΘωΘ) 」

「え〜まだ時間あるよ(бвб) 」

「何言ってるの今日から午後は体育祭の練習だから
早く行って着替えなきゃでしょ」

「・・・・なんか体がだるい(бвб) 」

「お弁当全部平らげた人が何言ってるんだか」

「腐ってたのかな?」

「少しでも味がおかしかったら食べない人がそんなもの食べるはずないでしょ
ほら、諦めて行くよ」

「むぅ」


ニヤニヤして見てる男二人

・・・・気分が悪くなる


「最初が肝心だからちゃんと参加してきなさい(-∀-`) 」

「優ちゃんが言うなら仕方ないから行ってくる」


いやだなぁーと言いながら教室へ戻って行った


「あなたは戻らなくていいんですか」

「コーヒーでも出て来るかと思って」

「そんなもの出て来ません」

「俺に冷たくないか?」

「ここは保健室です、コーヒーを飲むところではありません」

「わかったよ、ところで奥にあるあの部屋は何なんだ」

「あそこは・・・他の人にうつる可能性のある病気の人を
寝かせておく隔離室です」

「へぇ〜・・・・空きコマの時寝れるな」

「バカなの?」


お前なんかに使わせるわけないじゃん
だってあそこは彼女に襲われる為の神聖な場所なんだから


「病人が来たらすぐ出て行けばいいんだろ」

「そういう問題じゃないの!(怒)」

「おお怖(笑)さーてと俺も行こうかな
じゃーまた明日」

「もう来ないで」


あははははと笑いながら出て行った

まさかあの部屋に気づくとは・・・・
衝立を置いてるし陽菜達も気づいてなさそうだったのに

春人・・・侮れないな(;´-∀-)
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