ファミリー   8

「ただいまー 」

「おかえりー、あっゆっぴー、才加行ったよー」

「おっ!才加ハイハイ上手 ここまで頑張れ―!」

「あーあぁー 」

「はい、とうちゃーく!ただ今、才加 」

「にゃあぁーん、あぁーん 」

「はいはい、陽菜もおかえりしたいよね 」

はい抱っこ

「今日もダメだったのか?」

「まだうつ伏せにすると嫌がるから、ハイハイ出来ないかもね 」

「太りすぎて苦しいのかな・・・」

「あんまり動かないのによく飲むし、離乳食も沢山食べるからね

「にゃんにゃん、練習しようね 」(´-∀-)

寝返りはできるのに、すぐに元に戻るし・・・

「ダメだようつ伏せのまま頑張れ 」

「うぅーんーーん・・・・ウエッウェッ・・・んーにゃぁーああーぎゃあーん」

「あーあー泣かしちゃった、し〜らない 」

「ごめん、にゃんにゃん(汗)よちよち、高い高い!・・・ばあー・・・こちょこちょ」

「ふえっ、ふえっ・・・うきゃっ!きゃっ 」

「ハー疲れる・・・麻里ちゃんお腹すいた 」

「ご飯出来てるから、二人も椅子に座らせて」  

「ホーイ 」

「才加はママの隣、にゃんにゃんはパパの隣ね 」

優は仕事を定時で終えて帰って来てくれるから助かる

その代り朝は2時間早く出社してるんだけどね

「そうだ、才加今日つかまり立ち出来たんだよねー」

「あーうー 」 

「凄いぞ、才加!」

頭をなでなで

「足は大股開きだったけどね 」

「あはは でもさ、男女の差はあるにしてもこんなにも違うものなのかな・・・」

「陽菜は全くやる気がないからね・・・
でも二人ともおもちゃで遊んでくれるようになったから助かる」

「もうすぐさ、誕生日じゃん、両親呼んで盛大にしようか 」(´-∀-)

「そうだね、正月も帰らなかったし喜んで飛んでくるんじゃない?」

「よーしそうと決まったら有給取るぞー 」

やっぱり休むんだね・・・

わがままな女神   18

陽菜


1人部屋が良かった筈なのに優子といるのが嫌じゃない・・・?

むしろまだ4日しか経ってないのにいない時間が寂しく感じる・・・

昨日なんて後ろから抱きしめると
すっぽり収まるサイズに心が落ち着くいい匂い・・・ちょうどいい体温

何でこんなに気になるんだろう・・・?

麻里ちゃんにバイトを紹介してもらうみたいで今日一緒に行くらしい

麻里ちゃんの顔が・・・ポーカーフェイスを装っているけど
高校時代からの付き合いがある陽菜の眼はごまかせない

ロリコン麻里子が優ちゃんの事をほっておくはずがない・・・

だって小っちゃくて黙ってたら中学生みたいで
とっても可愛いんだもん♪

あれ?陽菜ってロリコンだったっけ?

部屋っ子だから心配なだけだよね・・・陽菜が守らないと!

変な使命感から一度帰って来た優子の後をついて行き
今三人で食事中!

ちょっと不機嫌な麻里ちゃんだけど

「ここのパスタ美味しいですね♪」

目をクリクリさせて喜ぶ優ちゃんを見て顔がデレてますけど・・・

危ない危ない、二人にしなくてよかった(ホッ)

帰り道

「ここのケーキ美味しいんだよ(бвб)
買って帰って部屋で食べよう!」

「あれ?ニャロ財布もってきてないんじゃなかったの?」

・・・・・スルーしてると

「私はいらないです・・・」

「えぇー・・バイト決まったお祝いに陽菜が買ってあげるから行こう!」

手を引き無理やり入って行く

「じゃー・・・チーズケーキでお願いします」

「もっと高いの選びなよ!」

「私、本当にチーズケーキが好きなんです(*^_^*)」

「そっか、じゃーこのチーズケーキとこっちのケーキ下さい!」

「あっ!これも一つ(*`ω´)」

「ムウ・・・麻里ちゃんは自分で買いなよ(怒)」

「ご飯奢ってあげたんだからいいじゃん!」

「別々に入れて下さい!」(бвб)

「一緒でいいです!」(*`ω´)

「部屋別々じゃん・・・」

「ニャロの部屋で一緒に食べようね、ゆっぴー(笑)」

「はい!あっ・・・小嶋先輩がいいならですが・・・(汗)」

「今日だけだから(怒)」

「やったー!ゆっぴーには篠田特製のミルクティ入れてあげるね♪」

「陽菜の部屋なんだから3つ持ってきてよ」

「わかったよ・・・先に帰って用意して持っていくからねー」

麻里ちゃんがルンルンしながら帰って行った・・・・

あの麻里ちゃんが・・・信じられない(笑)

でも、なんかムカつく

あなたに出会えて   始まりは突然に   3

「小嶋さん、服が大きすぎました・・・(汗)」

あーあTシャツがワンピースみたいになっちゃってるし・・・かわいい

「優子が小さいから悪いんじゃん、
それしかないし寝るだけだから我慢してよ 」

「すいません・・・・ 」

あっまた眉毛がハの字になっちゃってる

「このタオルケット貸してあげるからソファーで寝て、朝起きたら出て行ってね
私は午後からの仕事だからゆっくり寝るし」

「・・・・・」  

「鍵かけてポストに落としといて、じゃーおやすみ・・バイバイ 」





「・・・・いや!やめてー!やだー///」

「えっ、なに ドロボー(汗) 」

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・いやー 」

ドアをそっと開けてリビングをのぞくと
豆電球が点いていてうなされているコリス・・・・

電気をつけて

「ちょっと起きて(汗) 」

体をゆすって起こすと飛び起きて
部屋の隅っこに行き、膝を曲げて頭を抑え

「ごめんなさい、許して下さい すいません、すいません・・・」

「ちょっとどうしたの、優子!優子!」


ゆっくり陽菜の顔を見るコリス
急に飛びつかれてしゃがんでいた陽菜は尻もちをついてしまった


「いったーい 」

陽菜にギューて抱きついて離れないコリス・・・・

「ちょっと離れてよ 」

離そうと肩を持つと震えていた・・・・

もう、どうすればいいのよ

必死で泣くのを我慢しているみたいで・・・

気が付いたらそっと頭を撫でていた・・・・

あなたに出会えて   始まりは突然に   2

部屋に入りソファーに座らせ

「ここに座ってて、その辺の物触らないでね」

そう言ってお風呂を入れに行く
勝手に触っても分からないと思うんだけど、一応言っておかないとね

リビングに戻ると言われた通りにちょこんと座っていた
なんか、動物みたいで可愛い

「ねえ、名前はなんていうの?」  

「優子」

「苗字は?」  

「・・・・・」  

「言いたくないならいいけど 」

「何歳?」  

「・・・・・」  

「中学生?」  

「・・・・・」

「高校生?」  

「・・・・・」  

「それって、黙秘権て言うやつ 」

「ごめんなさい・・・」 

まあ、今日だけだから別にいいけど・・・

「私は小嶋陽菜」  

「小嶋さん・・・」  

「知ってる?」

首を横に振る

「埼玉県から来ました小嶋陽菜18歳です(бвб)」

きょとんとしている優子

「これでも一応アイドルやってんの 」 

「すごーい、かっこいいです」

「まだあんまり売れてないけどね 」  

「そうなんですか・・・」

「AKB48て知ってる?」  

「私、テレビ見ないから・・・・ 」

「へー何してるの?」  

「・・・・・」

「はいはい、わかりました、お風呂沸いたみたいだから入ってくれば」

「先に入ってください」  

「汚れてるし風邪ひくと困るから先に入っていいよ」

「だから先に入ってください 」  

「・・・・わかったから・・・何もしないでよ」 

「はい」

陽菜がお風呂から上がってくると優子はソファーの上に子猫のように丸まって寝ていた
ううん、もっと小さいし前歯が出てるからリス・・・こりすみたい・・・
ダメダメ情を移すとロクなことがないんだから

「ちょっと起きて 」 

「・・・・すいません」 

「入ってきていいよ」

「でも・・・着替えないし・・・」 

「私のを貸してあげるから」

「ありがとう(-∀-`) 」

あっまたあの笑顔だ・・・・・

下着は買い置きがあるし、寝るだけだからTシャツとショーパンでいいよね

「着替えは洗濯機の上に置いておくから」

「はい、ありがとうございます」

凄く礼儀正しいんだけど、育ちがいいのかな?

何で外で寝てたんだろ ?

雑談

もう一つのサイトを教えてほしいとのメッセージを
頂きましたので、ヒント?を

優ちゃんがブログを書いてるサイトです

詳しく知りたい方はミニメをしていただくとお教えしますよ!(^^)!

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