笹持ってこい
吉兆買う人得な人
来年も吉兆はここだっせ



ということで、十日戎の残り福に行ってきました。掛け声、関西らしくて威勢がよくて、いいですね(あ、でも関西だけではないかもしれない。そこら辺は定かでない)


恋人と待ち合わせしてお祭り。
なんか、この響きもいいですよね。
はぐれないように手を繋いだり、屋台で可愛らしくリンゴあめを買ったり。


なんてうきうきしながら準備をしていると、予想外の刺客。


「まきちゃんどこいくの?」


兄でした。
なんかお祭りに行きたいらしい。


「準備するから待って!」


と言われ、急遽ゆうちゃんに連絡。
ゆうちゃんも「3人で初詣だ!」ってなぜか乗り気で、3人で行くことに。


でも本当に大変でした。



まず、駅までの道のりでは、なぜか『王家の紋章』という見知らぬ少女漫画について30分ほど語られる。

「そうなんだ、すごい漫画だね〜。今度読んでみるよ」って切り上げようとしても、「でしょ?すごい漫画なんだよね、それでキャロルが育った孤児院ではね?」(うろ覚え)とかいってまだまだ続くし、その話が終わっても「でね?この先生の他の漫画では〜」と、まだまだ兄の話は!止まるところを!知らない!




駅でゆうちゃんを見つければ、わたしより先に「こんにちは〜」と言いながら走っていく。本当に全速力の女性走りで。



道を歩けば、「わ、こっちにフ/リ/ー/○イ/ソ/ンの教会があるよー!行ってみよう!」と角を曲がり出す。行かないよ!ていうか迷惑だよ!



もー、本当に大変でした。

でもね、兄が一生懸命ゆうちゃんに話しかけてくれてたことも本当で。



兄「どんな歌とかきくんですかぁ?」

ゆ「えっ、どんな歌、どうしよう、僕、どんな歌聞くんだっけ?」(私への質問)



終始ふたりはこんな感じの会話でした。
うん、私だけが面白かった笑



お参りをして、兄がどうしてもいきたいって言ったお化け屋敷に3人で。
兄←私←ゆうちゃんの順で進む。
怖すぎて、生まれてはじめてくらいに兄の服の裾を摘まんでしまった。今考えると本当に恥ずかしい笑



境内を出て、また屋台へ。




「お祭りに来たからには飴細工を見なきゃ!」


という兄と飴細工の屋台探し。

めっちゃ歩いて見つけたのに、兄、なぜか三秒くらいしか見ずに隣の唐揚げ屋さんへ、、、。
なんでやねん!さすがガチムチ!!(兄はガチムチ系のゲイ)と思いつつ私はゆうちゃんと飴細工を観賞。

色とりどりの飴細工。
竜や鳳凰の精密なつくり。
虎の勇ましさや、ペンギンの愛らしい形。
屋台のおじさんがそれらを完璧に作っていく。


ひとだかりの中、飽きずにずっと眺めていた。
 

ふと見てみると、料金表のなかに「体験:300円」なる表記が。
わたし、どうしてもやってみたくなってしまいました。
誰もやってなかったけど、ゆうちゃんとやってみた!


「あっつ!」

ゆうちゃんの声。
飴は本当に熱かったです。
でも熱いうちに形にしないといけないので急がなければ。
作り方とかはなくて、本当に自由。


そして完成したのがこちら!





青いのが私で、黄色いのがゆうちゃん。
私は亀を作ったつもり。
ゆうちゃんはうどん脳という香川県のゆるキャラを作りました!
わたしの亀、目付き悪い、、、。




その後兄も作ってました。





「なーんだ?」って言われたけど、私もゆうちゃんも全くわからなかった。
皆さん分かりますか?

 












































妖怪○ッチのジバ○ャンだそうです。
分かったあなたはすごい!




その後は兄と別れ、ゆうちゃんとデート。

「ごめんね」と言うと「いやいや、楽しかったよ」って笑ってくれました。



私も楽しかったな。 

人混みで兄に見えない瞬間、ゆうちゃんが手を繋いできたりして。 
私たち、素知らぬ振りで兄の話を聞いていた。


手を繋がれただけなのに、ドキドキしちゃいました。
 

デートの邪魔をされたわけだし、このくらいはいいよね笑









そしてデートから帰ると、うちの部屋に兄の姿。


「お帰りー!それでね、メンフィスがね?」


、、、『王家の紋章』を持参して私の部屋で待ち構えていました(´;ω;`)
3時間みっちり語られました。

お陰で変な夢を見そうです。
お休みなさい。