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嘘つきの結末

ある村に正直者な若者と嘘つきな老人がいた

誰からも好かれる正直な若者は嘘をつく事など知らなかった

誰からも嫌われる嘘つきな老人は正直に喋る事など出来なかった

正直な若者は毎日毎日嘘つきな老人の嘘を聞いた

今日はあの嘘

昨日はこの嘘

嘘つきな老人はあの日死んだのだ

涙が止まらなかった

嘘つきな老人は若者と村人に嘘をつかれていたのだ

若者はあの日死んだのだ

知らなかったのは老人だけだったのだ

なつのひ

熱く輝く黄金の火

我、右手には水を

主、左手には氷を

気まぐれにも困惑はせず

我、右手には陰を

主、左手には影を

一時も優しい顔は見せぬ陽に

我、右手には微風を

主、左手には旋風を

巡る廻る逃れは出来ぬ一時

日と我の知恵くらべ

虫かご

カウントダウンはもう始まっている

太陽よ月よ木よ花よ土よ

さようなら

大自然の女神さま

命を絶たれる事を許して下さい

カウントダウンはもう始まっている

生き延びられる刻はもう決まっている

さくらだくん

さくらだくんはいいました

きみをつかさどるすべては

このよのものだと


さくらだくんはいいました

こいをしたらよわくなるよ

でもこわがることはないんだ


さくらだくんはいいました

よのなかのうつりかわりははげしいけれど

きみはそれにまけずいきていくんだよ


さくらだくんはいいました

であいがあればわかれがある

でもかなしむことはないんだ

またあえるから


あの日から桜田君は消えました

あの時は難しくて分からなかった事も今なら分かります

私は彼と再び会える日を待ってます

思えばこれが

初恋でした

消失〜序章

失った悲しみが人を壊すのか

彼はもう糸が切れて動かなくなってしまった人形みたい

深い眠りについた彼女をいつまでも追っている

泣かせてあげれば救われるのか

殺してあげれば楽になれるのか

人形は再び動きだす

彼女のために

失った悲しみが人を動かすのか

そしてまた血が流れるのか
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