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きらり

あと何回繰り返せば気が済むのか
明かりが見えないまま夜の海を進む
狂った魚と赤い目をした僕がダンスして
あぁこれは夢ね、と言葉にすると夢だったような気がして
そこで何回だって目が覚めるんだ

何回も
何回も
何回も

溺れる前に君の手を掴めば良かったね
掴んだら振りほどかれる手だったとしても

何回も
何回も
何回も

反復して
ナイフが刺さりキラリと光かり
夢じゃなかったんだと目が覚めるんだ

とかく

君はそんなんだから駄目なんだよね、って
尖った棘を映えさせて笑う
そんな風に君みたいに何も考えずに人を簡単に引きちぎる事が出来たら
どんなに楽しいことだろうか、と
空のグラスに自分の水を落として飲み干す

10年も前の言葉を反芻さして自分をボロボロに引き裂く

飽きもしないで続けている趣味のようなものを誰にも言えずに

切々としている

とかくそんなんだから僕は駄目なんだよね

未公開

失ってもいいように接してきたよね
だから私も平気なの
それがあなたの優しさなのかな
唯一の
憐れみがなさすぎるかな
神様に救いを求めてもいいよ
情けないほど縋ってみたら
また違った未来もあったかな

あなたの声が届かないところまで
ひとりで来たよ
あなたはまだそこにいるみたいだね 
優しく微笑んで
気づかずにさよならしよう

たんたかたん

昇りましょうよ
あなたと二人で
たんたかたんと
一人だって嘘吐いてもいいわ
黒だって鼠色に変えてもいいわ
陽が当たる度に
下手くそな笑顔が溶けてしまいそうだから
唐笠で隠して欲しいの
手も握らない
口づけも出来ない
会うこともしない
それでもいいなら溶けない気持ちをあげる
すべてくれるなら
嫌いよ
信じていないわ
とっくのとうに諦めているわ
なんて
たんたかたんと
嘘吐いてもいいわ

君の中に見ている私がいたっていいじゃないか

横顔を見つめながら思った

しゃべり方やしぐさや笑顔
こちらに向けられるものすべて遮断したとしても

きっと君の中に見てしまうだろう

君を

君に会いたいよ、

君に会いながら思う
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