話題:虚無感

友達がほしい、と思う度に私は自分の人間性にほとほと嫌気が差すのだ。自ら歩み寄る気などないくせに、相手からすり寄ってくることばかりを望んでいる。そのくせ、たとえ、そこで何かしらの関係が生まれたとしても、次の瞬間には満足してしまって、また新しい関係を欲してしまう。飽き足りないのだ、何事に対しても。人格が破綻しているような気がする。私はまともではない。人間嫌いの不精者で、自意識過剰の高慢さが鼻につく。生きているということは、このまま生きていく限り、ずっと自分とは付き合っていかねばならないということで、この如何ともし難い憂鬱とも、離れることができないのだろう。


昨日は“運命の”試験だったが、試験の形式が変わり、あわせて問題の傾向も変わったせいで、今までの問題集が役に立たず、満点を取る気で臨んだにも拘わらず、合格すら危ぶまれる状況である。
今日の空は暗い。昨日部屋の電灯が切れた。近くの電気屋がセールをしている。タイミングが頗る良い。昨日はタイミングの良い1日だった。もしかしたら、試験を落とした(かもしれない)ことも、その中の一つなのかもしれない。

しかし、今日は雨なのだ。昨日摂取しすぎたカロリーを消費しなくてはならないのに、また眠くなってきた。瞼が重い。
どうもここ何日、いや何週間、何ヶ月、視界や思考にリアリティがない。全部が夢のように思えて、でもそれは他人の現実感など体験しようもないのだから、みんなこんなものなのかもしれない。鏡を見たり、自分の体を見たりすると、違和感のようなものを覚える。