長い上に終わっていないです。しかもまだオチが決まっていないという
大河が殴られたりしてるほんのりエロ
生徒会の仕事が終わり、寮へ戻る道すがら。ふと外を硝子越しにみれば雲の隙間からは月が覘いていた。虫の鳴き声も聞こえてきて夏を実感する。
「暑い……」
日が沈んだとはいえまだ気温と湿度は高い。俺はネクタイとシャツの釦を緩めた。シャツをバタバタとすれば汗で湿っぽい肌に生ぬるいが風が通って幾分か涼しくなる。
丁度その時だった。背後で何かが動く気配を感じた。
「な、に?」
知らず口から呟きが零れおちた。…だってこんな夜に片足を突っ込んだような放課後に生徒が、しかも生徒会室のある棟にいるわけがない。今日だって生徒会室に残っていたのは俺だけだ。
せ、生徒じゃない……?
嫌な汗が背を伝うのがわかった。
俺は情けないながら幽霊とかお化けとかが大の苦手だ。ホラー的なものは一切読めない。ほらさ。人間なら実態があるから殴ったりすれば逃げられるけど、お化けだよ!?触れないんだよ!?
ああもう無意識に早足になるのを抑えられない。
「………っ」
だってさ!
背後には……背後には、………お化けがいるかもしれないんだぁぁぁぁぁ!
俺は恐怖に耐えられなくなり早歩きどころか全力で廊下を走っていた。勢いのまま階段を転げるように走る。
なんで、生徒会室は六階なんだよ!怖いよ!長いよ!
だがぐるぐると心の中で叫びながら走っていれば背後からは今度ははっきりと足音が聞こえてきた。あれ、人間?いや、人間であっても追いかけられているらしき状況は怖くはある。だがお化けでないのならそこまでの恐怖感ではない。だって応戦すればそれなりに何とかはなる。
俺はそう思い走っていた速度を緩めた。
「……っ、何のようだ」
階段を見上げながらなんとか会長の仮面を被って追いかけてきていた奴を振り返える。逃げておきながら今更とか言うな。
「は?」
小さく声が漏れる。そこには俺の予想のはるか斜め上をいく風貌をした奴がいた。
そいつはよく映画とかで強盗などが使っている目出し帽を被っていたからだ。
「……っ」
俺があまりの衝撃にぽかんとしてしまっていると男は無言のままに俺に殴りかかってきた。それを咄嗟に避け腕を引き勢いのまま首の裏に肘打ちを叩きこんだ。だがそのまま男は倒れこむかと思いきや俺の腕を振り払い転がりながら態勢を立て直し距離をとっている。
まじ。こ、怖すぎる!しかし、これで相手は絶対に人間だと確定できた。触れる幽霊なんて聞いたことがないしね!
「…ふふっ」
相手からは微かに笑っているような声が聞こえた。何が楽しいのだろう。散々俺を怖がらせておいて、笑いやがって。
「…誰だ、お前」
噛みしめるように言えば相手は答える替わりに口角を釣り上げ不気味な笑みを浮かべながら再び殴りかかってくる。俺はその笑みに怯み一瞬反応が遅れてしまい寸でのところで眉間に迫っていた拳を避ける。
今度は俺が不利になる番であった。
「…ちっ」
目出し帽は俺が次に着地する場所を予測しているかのように、そこへ向かって拳を叩きこんだり足払いをかけてこようとする。
しかし、俺だって負けてはいられない。大変不名誉ではあるが一応この学園の不良のトップにいるのだ。
「甘い…」
俺の一瞬の隙をついて右足を狙ってきた足を踏みつけバランスを崩させることに成功した。相手は俺の突然の行動に驚いたのか一瞬怯む。
だが間髪いれずそのまま相手の後頭部を掴み額から床へ叩きつけた。
「…ぅっ」
ゴン!と鈍い音が廊下に響く。やばい、勢いをつけすぎたかもしれない。案の定俺の手の下にいる奴は微動だにしない。
「おい」
掴んだままのそれをぐっとそのまま仰け反らせる様にして相手の顔を上げさせる。
目出し帽と中の髪をそのまま引っ張りあげれば呻き声がしたので生きてはいるらしい。よ、よかったぁ。いくら襲われたからといって殺しちゃったら洒落にならない。
そうとなれば、とっとと顔を暴いてやって処罰だ。チクショウ、無駄にビビらせやがって。
相手の首を掴みながら勢いをつけて目出し帽を引っ張った。
「…っ!」
だがその瞬間、後頭部に鈍い痛みを受けぐらりと視界が揺れる。
……仲間がいたのか。
「あーあ…やっぱつえーのね」
「まぁまぁお疲れさん」
「さー、愉しいことしましょうねー……会長さん?」
そんな声が薄れていく意識の中で聞こえた気がした。
次に俺が意識を取り戻したのは闇の中であった。しかしそれは両眼が何かで覆われているせいだ。
それを払いのけようとはするが、両手を後ろ手に拘束されているようで叶わない。せめて足だけは閉じようと力を込めるが棒かなにかに固定されているのか開かれたままで、非常に人間を不安にさせるのはもってこいな態勢だった。
「…っ!?」
どうにか腕だけでも、ともがいているといきなり頬を指らしきものでなぞられる。
視界を奪われているため突然の他人の存在にビクリと身体が跳ねた。
「…誰だ」
相手がいるだろう方へ怯えを悟られないようにどうにか喉から搾り出すように声を出せば嘲りを含んだ笑いが聞こえた。
さっき襲ってきた奴の仲間か。気を失う前に微かに聞こえたやり取りを思い出す。やっぱりさっきそのまま拉致られたに違いない。自分の迂闊さに涙もでない。
ていうかさここで俺みたいなのを拉致るのはお門違いではないのだろうか。ほらさ、やっぱ桜田という王道主人公がいるんだからさぁっ!俺様鬼畜会長(設定)を拉致とか本当聞いたことないですけど!
しかしそんなことを思っても手遅れで、俺は首を振ることぐらいしか抵抗する術はなかった。
ああ、このままボコボコのタコ殴りにされるのだろうか。そう思えば自然と身体が緊張する。
「…ぅ!」
絶望に身を強張らせていると顎を思い切り捕まれ上を向かされた。そのまま喉も微かに圧迫されると同時に反れて息がつまる。
「このまま絞めたらどうなると思う?」
「殺すなよー、……ほどほどにしとけ」
「…お前ら、どういうつもりだ」
「あー……っと、こういうつもり、かな」
バシッと頬を平手で打たれる。それは容赦のかけらのないものであったので歯が当たったらしく口の中に鉄の味が広がっていく。痺れる様な痛みを残す頬を撫でられその刺激に身体が跳ねた。
「感じちゃった?でーも!さっきのお返しだからさぁ」
ということは今俺を打ったのは先程の目出し帽か。
「お前じゃあるまいし、こんなんでさすがに感じねぇだろ」
「もー俺マゾじゃないよ」
「嘘つけ。さっきおっ勃ててたろ、お前」
「えー……だってあそこまで容赦なくやられたらさぁ、ねぇ」
「同意求めんじゃねぇよ」
「…おい」
頭の上で理解しがたい会話が繰り広げられていて、我慢ならずに口を挟んでしまう。
「あ、ごめんね、でも今からいーっぱい構ってあげるから、…ね!」
そんな声とともに今度は鳩尾に拳を叩き込まれた。視界を奪われた今心の瞳で見るなんて芸当も出来ないので構えることも出来ずそれはもろに入ってしまう。だが俺の呻きなど気にしておらずにそれは立て続けに二発三発と打ち込まれた。
「…ぅぐ……何、が目的だ」
問いかけに呻きが混じってしまうのはしかたないだろう。きっと胃に何か入っていたら出していたに違いない。
「んー個人的な恨みはないんだけど、頼まれちゃってさぁ」
「……誰にだ」
「あっはー、会長って意外とおバカさん?言うわけないじゃん、ねぇショウ」
「馬鹿はお前だろうが、名前言ったら目隠しの意味ないじゃねぇか」
「え、これってそんな意味あったの」
「それ以外にどんな理由があるってんだ」
「興奮要素倍増!…みたいな?」
「…」
「ウソウソそんな目で見ないでー」
「…はぁ」
「でもさぁ正直目隠しなんて必要ないじゃん…だってさぁ……」
ごそごそと何かを探しているような気配がした。
「ん?…まぁそれもそうだな、リョウ」
「でっしょー?!」
きっとリョウと呼ばれた方だろう。そいつは俺のネクタイを引き抜くとシャツを引き千切るかのように開いた。ボタンの弾け飛ぶ虚しい音が聞こえる。
俺は予想だにしていなかった行動に身が竦んだ。
「これから俺等が何するかわかるー?」
冷やりとした、たぶん手だろうそれが俺の首をたどり胸へ下りてくる。
「…っ、わかりたくもないな」
「いいねー強気なのは大好きだせ。…教えてやるよ」
胸のあたりに熱い息がかかり、そのまま突起をギリっと噛まれる。思わず息をのめばその反応に気をよくしたのか今度は反対側の突起も同じようにされる。
「…ぅ…っ」
俺は今度こそ漏れ出る声を抑えることができなかった。しつこいまでに弄られ、噛まれた突起に濡れた感触が押し付けられたからだ。焦らすような緩やかな動きに身体が震えた。
以前であればこんなのはなんでもない。だが成瀬に快感を与えられた記憶を持つ身体にはそれは快感への足掛けに過ぎなかった。
「会長って意外と敏感さんだー」
「…だな」
いやに弾んでいる声に恐怖を感じたと同時にぐちゅりと耳に舌を差し込まれ、ゾワリと全身が総毛立つ感覚に苛まれる。胸では先程の様に舌やら指で突起を弄られていて。
俺には、声が漏れないように歯を食いしばることしか出来なかった。
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えすえむじゃないですがとりあえず大河を虐めてみました
喧嘩描写は好きですが文章力にはそれが反映されないという/^o^\
あと真崎×大河お道具えちー書きたい^ω^
ろーたーとりんぐで羞恥。ろーたーを固定されたまま全校集会でイロイロ真崎がイジメる、とか考えたけど萌える前に自分で吹いたのでボツ
勃ってるの目立たないように貞操帯(革系)とかつけさせて桜田を連れて来させてその道中の遠隔プレイもいいかもしれない^q^
あまりの湿度の高さに脳まで腐敗したようですみません(>_<*)