越えざるは紅い花 ルジプレイ日記58 ※ネタバレ有
皆様、見ました? 今日発売されたガルスタ。薄桜鬼が見事にぶっ壊されています。買わない。私は買わないよ。あんなキラキラした土方さんにゃ興味はない。いくら声がゼウスでも私は無理だ。あの絵の土方さんからはキラキラコマンドしか見えてこねぇ。あの土方さんじゃ敵にガンたれてメンチきっても怖くない。むしろ笑わせたいのか? だが断る。それなら銀魂でトッシー見るわ。つぅか、薄桜鬼の名前を使わないでよって感じだよ。せめてヨネサンにしてよ。せめて似せて描けよ。劣化させてどうすんだよ。絵師さんにゃ何の罪もないが、薄桜鬼オワタ\(^o^)/
さ。やるか。
20分ほど、ルジの本心について考えて三恋の天然二人を引き合いにまで出したというのに、その直後のぶっこみ。
握手をしながら、繋がった場所から相手の体温を感じでドキドキしていると、ルジは妙に嬉しそうな声で言います。ナァラが見上げると、ルジの真っ直ぐな視線とぶつかりました。常とは違う色を感じてナァラは息を呑む。ルジは言います。本当は今日、ナァラに会うのが恐かった理由があった。自分にはナスラ人の血も入っていること、これはいわば布石だったようです。「従兄弟になりたくない」これが本音だそうです。ナァラとの繋がりは嬉しいはずなのに、「従兄弟にはなりたくない」。でもそれは何故?と自分に問いかけても答えがでない。そしてそれを一晩中考えていたそうです。
ナ:[答えは出たの?]
ル:[……うん。今、出た]
今、気付いたということでしょ! これは! つぅことは、やっぱり今までの馴れ合いは天然タラシ属性の成せる技だったと、こういう訳ですね!? 天然タラシ属性、玄徳さんだね? うん。玄徳さんだ! もし、ルジが玄徳さんと同じ感じなら、自分の気持ちに気付いた途端に、割といっぱいいっぱいになる、はず。暴走とかしちゃう、はず。来い〜〜!!暴走来いーーー!! 来いよ! 絶対、来いよ! ……あ! ほら! 言ってたじゃん、私! 「こういうのに限って暴走とかしちゃうんだよね〜」とかって! あの時は然程深い意味もなく言ってたけども! 結果オーライッ! 2013年の私は冴えてるぞ! きゃっほ〜!
しかも、「うん、今、出た」のくだりで、ナァラの手を握ってたルジの指が微かに動くのね。
[瞬間、擦られた手の甲からゾクリとした感覚が上がってきて、頭の芯を痺れさせた。ただ手を握り合わせているだけなのに、もっと深く絡み合っているような錯覚に陥る]
とナァラが申しております。握った手でナデナデしたんでしょうか。攻めてる攻めてる!
ナァラが勢いよく手を放し、身を翻して「研究室へ行きましょう!」というと、ルジは大きく伸びをして「その前に一眠りするよ」と。一晩中、知らず知らずのうちに恋の蕾に水をやり、肥料を与えて着々と育ててたからね。そりゃ眠いはずだ。
ル:[ああ、そうだ。せっかくだから研究室の隣にある仮眠室で、一緒に眠ろうか?]
攻めてる攻めてる〜!! 攻撃を覚えたフェアリー的な。いいっすね〜。いいすっよ〜。ルジ、いいじゃないか! あ〜、トーヤが邪魔だなぁ。ルジ、どうするんだろうね。政務補佐官でも軍事司令官でも身分は高いんだろうけど、国王に比べればね。ルジ、最高権力者であるトーヤから略出するんでしょ? どうするんでしょうね。
おお。選択肢だ。ルジと別れて研究室へ一人向かうナァラ。サラーナとシャルに会いました。で、なんか様子がおかしそうな二人ですが、シャルに単刀直入に聞かれました。「ルジと付き合ってるの?」と。最近じゃ研究室でももっぱらの噂だそうで。
そんな不倫疑惑に選択肢。
【(酷い誤解だわ)】・【(そんな風に見えたのかしら……)】
【(そんな風に見えたのかしら……)】で。酷くなんかないよ。(*´・д・)(・д・`*)ネー
ナァラはその誤解をこそばゆく感じつつ、「私にはトーヤという夫もいるから」と言ってみて自分の心の痛みに気付きました。もちろん超恋愛オンチなナァラはその痛みが何に繋がるのかはまだ分かってませんが。で、サラーナとシャルにはルジが従兄弟だということを話しました。どっこい、それを誰かに聞かれてて瞬く間に皆の知るところになりました。まぁね。普段から優しいルジがナァラの身内だと知ればより一層女達もルジに接する態度が緩和されるというもの。女達はみんな大喜びの大騒ぎ。ナァラもその様子をやれやれ、な感じで見てました。そして更にみんなが一丸となって研究を進める日々が続きます。ナァラも毎日ルジと会えるから御機嫌さんです。トーヤは元気なんでしょうかね。ていうか、この国で妃殿下のポジションにナァラはいるんでしょ。そんなナァラが不貞を働いた場合はどうなるんだろうね。首チョンパくらいに罰せられるんでしょうか。はっ! 首チョンパでハッとした! ルジが首チョンパされたりとか? 今までどのルートでも絶対一回は攻略相手が死んでることを考えれば、妃殿下をたぶらかした罪としてルジの首が飛ぶ、とか!? ヒョエ〜。
ある日、ナァラが廊下を歩いていると、誰かの話し声が聞こえて足を止めます。どうやらルジと研究に協力している女の子のようです。この空気。これは間違いなくKO・KU・HA・KU☆ってやつです。校舎裏に呼び出して、みたいな感じ。そういや、未だに校舎裏に呼び出して告白する子とかいるんでしょうか。あまずっぱ〜。因みに、私の時ですらそんなシチュエーションは見たことも聞いたこともありませんでした。校舎裏って大概、草ボーボーで虫とか多いしね。私立は知らんけど。
はい。そう。告白されそうです。
そんな時にも選択肢。
【(なら、違う道を通ったほうが良さそうね)】・【「……」】
なに? なんでこんなトントン出てくる選択肢。実はもう終盤とか? いや、流石にそれはないか。ナァラ、まだ自分の気持ちにも気付いてないし。【「……」】で。盗み見する感じを狙って。
ほほう。やっぱり盗み見です。盗み見つぅか、足が固まってその場から動けない、みたいな。ナァラの胸がツキツキと痛みを覚えます。友であるなら、身内であるなら喜びすらすれ、こんな風に胸が痛い理由はない。そうか? 従兄弟が女の子に告白されたところで喜ぶかなぁ。ネタにはなるけど。そんでもってこっそりおばちゃんにニヨニヨしながら言ってみたり。ナァラは無理矢理自分の中で納得のいく答えを探します。
そうだ。これはやっと見つかった肉親を取られたくないっていう執着心だわ。そうよ。やっと巡り会えたのに、早々に誰かに取られるのが恐いだけよ。それだけよ。そう思えば全てに納得がいくわ。そうよ。そういうことよ。……駄目だ。全然気持ちが浮上しねぇよ。チッ。
そんな感じで悶々しておりました。頑張れナァラ。答えは目の前だ。
って思ってたら。幕が変わって
「答え」
(笑)! 狙ってないよ! 今、私が一番びっくりして、一番私が笑ってるからね! 狙ってないからね! すげぇミラクルだぜ。まさか「答えは目の前だ」書いた矢先に「答え」って幕に入るとは。手、叩いて笑ったよ。あ〜、ビックリした。何か前にもこんなんあったよね。……そうだそうだ。ノールの時に冗談で「変態仮面」つったらノールが本当に仮面付けて出てきたんだったよ。ナランの時も「スレンの屍を越えて逝け」とか冗談で言ってたら本当にスレン死んだし。なにこのシンクロ率。こわ。
ふむふむ。どうやら今夜もみんなで飲むらしいです。毎日研究に追われる日々の気分転換に。どっこいルジはそんなに酒が強くない。みんなが酔いつぶれる飲み会でルジは本当に心から毎回楽しめているのかしらとナァラが不安に思っていると、ルジに頭を撫でられました。
ル:[俺の従妹殿は本当に可愛いね]
と。頭を撫でていたルジの手はナァラの頬に移動し、
ル:[全部、ここに書いてある]
と、超優しい声で言われました。ナァラのみならず、私の心臓も一瞬バクンと高鳴った。スキンシップが親密になってきました。ルジが自分の気持ちに自覚したからでしょうか。「全部、顔に書いてある」と言うだけで済む内容を、わざわざホッペ触って言うかな。つぅか、今さらながらに思う。ルジの声、時たま凄くドキッとする。声がセクスィーとか所作がセクスィーとかってんじゃなくて、ルジの声って本当に超やわらかくて優しいのよ。ナァラじゃないけど、私までなんか安心するわ。
で、また頭をナデナデされてからの選択肢。
【(どうしてこんなに胸が騒ぐのかしら……)】・【(子供扱いされているのかしら……)】
【(どうしてこんなに胸が騒ぐのかしら……)】で。この期に及んで「子ども扱い」はないよ。「答え」という幕に相応しくなるよう、しっかり誘導せねば。つぅか、本当にルジは選択肢が多い気がするんですけど。気のせい?
ナァラはルジに頭を撫でられながら思う。平常心を保てなくなるから触らないでほしい。でもそう思う尻から、焼け付くような切なさが思考を溶かしてしまう。そして、そんな理解不能な衝動が、恐かった。
さ。飲み会。ここで流れる音楽。市でも流れてたかな。こうにぎやかな感じの空気になる時の音楽があるのね。この音楽が赤まよで流れてた曲と似てる。これと似たようなの、赤まよでも流れてたんだよね。山猫さん、元気かしら……。
ええ?? ええええええ???
なぜここで!? 宴の最中、エルスのオチない話に「オチ、ないのかよ!」とみんなで突っ込みながら賑やかに飲んでいると、仲の良さそうなシャルとエルスを見て、ルジが耳打ちをしてきたのね。「あの二人、うまくいってるみたいだね」と。と、こ〜こ〜で〜!!
エチの時の音楽が流れ出したのです。えええええええ?? 何故、ここで!?
はい。エチの音楽が止まるところまでとりあえず見てみました。ふぅ。結論から言うとエチは当然なかったよ。宴の真っ最中だしな。ただ、ルジからナァラに耳チューがありました。耳元で囁くルジ(声もなんかいろっぺ〜)に心臓ダイナマイトなナァラ。ドッキンズッキュンしていると、「耳がすごく赤い。果実と間違って食べちゃいそうだよ」とか言われてね。それで耳チュー。も〜。それだけでエチBGM流さないでよ。ドキッとするじゃないか。意外とルジの声も色っぽいことが分かりました。本当に紅花はアレだね。やればやるほど好感度がどいつもこいつも上がるよね。全く興味ゼロだった攻略対象も見事に持ち上げてくれるよね。さすが紅花。
で、ドキドキが止まらないナァラが視線を泳がせると、ホワンホワンした空気で微笑み合うサラーナとバルが。二人の会話が自然、結婚後、つまり、「いつか私の子供にもバルが織った着物を着させたい。バルとの子供は、きっと凄く可愛いと思うから」みたいなラブラブ絶頂期な会話になりました。「子供」という単語でハッと思い出した私。バルは重い口を開きました。「今はまだ子供は欲しくない」と。その理由があの法律。スレンが欲した貴族の称号、その理由を皆様覚えておられますね? そう。この国じゃ、子供を産めば女はまた別の男に嫁がなければならない条例がある。それを聞いて案の定怒るシャルとナァラと、項垂れるサラーナ。ね。同じ女なら気持ちは分かるよ。好きで結婚した相手との間に子供が欲しい、勿論そう思わない人もいるし、その人たちが異常だとは思わないけど、そう思い、それが現時点では「愛する人との離れ」を意味するものだと知って項垂れるサラーナの気持ちは分かるよ。子供いないけどね。結婚もしてないけどね。
しかし、この場には「馬鹿がつくほど楽観的」なあの男がいる。エルスは朗らかに笑うと「大丈夫大丈夫! そのうち腐死の治療薬もルジが作ってくれるし、そうなりゃ法律も改定するさ。大丈夫、だいじょ〜ぶ!」みたいな。楽観的な馬鹿が居て場の空気は和みます。馬鹿って大切。良い意味での馬鹿って大切。エルス、初めて「良い馬鹿」だと思えました。そうそう。暗く沈むよりも、今は治療薬を完成させないとね。頑張りなね。
その後、会話の流れが「そういやナァラは毎日研究室に通ってトーヤ様は何も言わないのか?」から始まって、トーヤとの夜の生活の話になりました。とはいえ「実は初夜すらないんです」とは言えず、ナァラはとりあえず誤魔化そうと「夜は凄いわよ。騎馬戦のようだわ」と言ってしまい、皆にトーヤ=馬並の印象を植え付け、夜の性生活の話をしたあたりからルジがおもむろに酒を飲み始め、最後はルジがへべれけになったところで今日は解散となりました。
今日はここまで!
週末は、あの女が京都へやってくるのでうpは難しいと思われます。
ご容赦くださいまし。なかなかペースが上げられなくてごめんね。