午前7時。浣腸。
午前10時。手術着に着替え点滴。
この点滴。
最初の一発目に失敗されて
痣は10日くらい経っても消えず
打ち身と同じく痛みも残った。

お昼前に両親が来て
13時半予定の手術だったが
少し早くなるとかで
13時頃に手術室へ歩いて向かった。

手術室の前まで両親も来て
二度振り返って手を振り
異様な雰囲気の手術室に入る。

すぐに手術着を脱がされ
タオルを肩からかけられると
麻酔科の先生に挨拶されて
台に横になった。
そのまま横向きになるように言われ
お腹を見るように丸くなっていると
背中全体に消毒を2回されて
痛み止めのチューブが背骨辺りに入る。

痛いかなーと思っていたが
思ってたより痛くなくて
まだ全身麻酔もされていないのに
頭がぼーっとしてきた。

点滴のチューブから麻酔入れますねーと
そんな説明をされていたけど
次に起きた時には
「終わったよー」という先生の声が
何回も何回も聞こえていた。

そのまままた寝ていたようで
「ご両親が来てるよ!」って声で
目が覚めて
目を開けると両親の顔が見えた。

「よう頑張った」って言ってたけど
眠くて寝てたくて
何か会話になってなかった気がする。

ただ、私の周りで
看護婦さんたちがバタバタと動いていて
その記憶も途切れ途切れだけれど
ほんとに手術が終わったんだなぁ…と
改めて感じていた。

またすぐに
男性に名前を何度も呼ばれ
もう寝かしといてよー…なんて思いつつ
目を開けると
主治医の先生が
「これ、取った胆石ですよ!」と
一生懸命見せてくれていて
二度見した後
完全に意識が戻った。
「え!そんなにあったんですか!」
「そうですよー(笑)
この小さいのが悪さしてたんです(笑)」

はぁ…やっぱりこの先生の笑顔
ほんまにほっとするわww

胆石は真っ黒で8個あり
最大で1cm、小さいのは4mmくらい。

こうして意識がハッキリしてから
強烈な頭痛に襲われた。