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愛の手帳

以前、実家に帰った時に
仕事で使っているノートが
ボロボロになってきてるのと

言われたことを
急いでメモする為に
仕事の順番として
バラバラになるねーん

なんて話したことがあった

できれば
6穴タイプの
ミニ手帳みたいなのが
一番便利かもね
と話したことを

父は覚えててくれて
行く先々で
手帳を探してくれてたらしい

そして
良いのがあったから
買ってやろうと
カゴに入れたものの
私が購入してるかもと
買うのをやめたと。

これは後に聞いた話

たまたま
仕事でハードに使用中の
3色ボールペンの黒が
インク切れし
ホームセンターとか
買い物行くなら
連れて行って〜と
連絡してみたら
行く予定はないけど行こか
と父の返答

2人で木津のホームセンターへ…
ところが替え芯がなく
奈良のホームセンターへ…
ここも替え芯がなく
父が手帳を見つけた文具店へ…
替え芯はあったものの
手帳が高いと
手帳は買わずに退店

そしてまた
古くからある
ちょっと高めの文具店へ…
この文具店への移動中に
上記の話を聞いた。

結局、手帳の値段は変わらず

もうこれでいーわ
と、レジに向かう途中
父から一言。

手帳、お父さん買うたる

と言って
手帳のお金を
私の鞄に投げこんだ

え!いらんから!
と、鞄からお金を出そうとしてると

えーから!
買ったろうと思ってたんやから
はよレジ行け

もうね…
年金暮らしの父から
お金をもらうとか
苦しいし申し訳ないし
気持ちは嬉しいけど
普段から探してたとか
なんか泣けてくるし…

なに言っても
お金を取らず
結局帰りの車の中で
お礼を言いまくった

ほな、今度
お父さんの好きな吉牛おごるわ
と言うと
アホかと笑ってました


お父さんありがとう

大切にするね



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