キャラもの。誰かは御想像に御任せします。^^
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朝。

眩しい日差しに目が慣れないまま、部屋の窓の方に歩いて行く。
目を少し擦り、片手で窓を開ける。
朝の清々しい空気が、長い闇で空気の澱んだ部屋を満たして行く。
ひんやりとして、それでいて、とても優しい。
朝の空気を肺の奥底まで吸い込む。


ふと、視線を眼下にやると、
…僕の恋人がいた。
そう、想い続けている彼。

今から、散歩にでも行くのだろうか。
声を掛けたい。
でも、良いのかな。
でもでも…、



頭を振ってから思い切って、声を出す。


「…お早う御座いますっ…――――」