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都合のいい女の唄。



昨日、中学時代の男友達からメールが来た。


まだ続いてる。


久しぶりだし私の本性知ってる数少ない人だから、
メールをするのはいい。


問題は内容。


――彼は私に何を求めてる?


女友達?親友?恋人?


「一番信頼」してると言う。
大切だと。


私も友達として信用してるけれど。

正直、一番に彼を好きになることはない。

大地を越えることは、ない。


だから彼の中の微かな友情以外の感情を、
気づかないふりをして躱して、

大地の存在を暗に匂わせた。


どうかこれ以上踏み込んでくれるな、と。


彼にはその境界線が見えてる。
だから安易に踏み込んできたりしない。

けど、たまに。
たまに「男」になる。


大地とは曖昧だけれど、大切だと言ったら、
「俺はどうなるの?」
と言う。
彼氏いない寂しさで男友達を「代わり」にはしないと言ったら、
「代わりにするくらいならいっそ彼氏にすればいい」なんて言う。



なんで、だろう。
なんでそういう話になるの?

私の自惚れ、自意識過剰じゃなかったら、
彼は私を好きなのか?


そんなことないと思ってた。


同じグループの仲間で、
その中でも仲のいい方で、
でも友達の元カレで。


ただ、それだけなのに。
よき思い出で、昔みたいに仲間内で集まってバカ騒ぎして楽しめる。
そんな存在だったはずなのに。



なんで今さら?



私は、そういう風には見れないよ。
友達以上なんてありえないよ。



――だったら、メールを切ればいいのにね。


変に優しくするのは違うから。

わかってるのに、
なんで切れないんだろう?


結局、私は嫌われたくないだけなのかもしれない。




最低だな。




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jealousy



今日はお祭りに繰り出してきた。


なんと、敦さんがこっちに帰ってきてて。
せっかく帰ってきたし、飲みにでも行こうかと先輩方との間でなったらしく。

私はテストがあって行けないな、なんて思ってたけど、

そういや、今日はウチの町のお祭りがあったと思い出し。


宵「もういっそお祭りデートしちゃいますか(笑)」


敦さん「おぅ、行っちまうか。」


なんてノリになった。
結局はみんなで行ったけど。



――やっぱり、好きだなぁ。



大地とはまた全然違う意味で。

「この人を好きになりたかった」と思ったのは後にも先にも敦さんだけ。


隣にいてもテンポが同じだから気兼ねしないし、
先輩らしく社会のことを教えてくれつつ、私たちと同じ目線に立ってくれる。
それに背が高いから隣にいても私はあんまり大きくなく見える。


もし大地がいなくて、あと一年、私が早く生まれるか敦さんが遅く生まれてたら、
確実に好きになってただろうなぁ。


そんな人です、敦さんは。



短い時間だけど一緒にいれて楽しかった。



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約束。




当たり前のように交わす、

『次に会う』約束。



その当たり前が嬉しくもあり、もどかしくもあり。


私たちは何のために会っているんだろう?



――そんなの、「会いたい」からに決まってる。


でも、じゃあ何で会いたいのかな?



友達としてなら飲んで語り明かすこともあるだろう。
互いの近況、人間関係、恋愛模様…いっぱい相談するしされるんだろう。



私たちも語るよ。
他の人には話せないような弱さを晒すよ。


でも、それ以上に他愛のない会話が多い。
いつもどうしてるかとか、
こんなことやるとか。


一緒に服とか靴選んだりね。
ただ単に靴を眺めてただけなのに、
「そんなの俺が履くわけないでしょ」
と言うのよ、あなたは。
「わかるじゃん」なんて拗ねるあなたが可愛いとか、私変かしら。


「わかって」くれないと嫌なんて、相当関係が深くないと思えないことだから。
そこに私がいて嬉しいと思った。



……あ、でも恋愛。
二人のときの恋愛の話は何だか「タブー」になっている。

こんなに信頼してる人なのに、何でか言えない。
あなたも、言わない。


それは友達以上恋人未満の域に留まっているからだろうか。



お互い答えを出さずに曖昧に身を任せてるからだろうか。




「会いたい」は言えるのに、
「好き」は言えないの。
私たちは。



でもやっぱり会いたいから、
「また会おう。」
なんて約束を交わす。



会いたいよ。
あなたに。
今度会えるのはいつだろうね?


今度は何か、答えに近づけるかな?
それとも「また会おう」という約束を優先する?
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オウム返し。



あの子はもう私に何も言わない。


何で。急にそんなに心閉ざすの。


不満が溜まって、不公平を感じ。


そしたら、私も何も言わなくなっていた。



ううん、もしかしたらあの子が心を閉ざす前に、
私が閉ざしていたのかもしれない。


忙しさを理由に、あの子を見てなかった。



そしてあなたも私に「好き」とは言わない。


それは私があなたに「好き」と言わないから。



全てはオウム返し。
私と彼らは鏡。



――でも、じゃあ。

この行くあてのない気持ちはどうすればいいんだろうね?



オウム返しの返事に、何て答えれば前を向いて笑えるの。

ふたりごと。




この土日で大地に会ってきた。
会ってきたというか、会いに来てくれた。



試験前だし実習前だしで忙しいのに。



半年ぶりに会ったけど、相変わらずだったね。
変わってない。


半年も会わないのなんて初めてだったけど。
やっぱり、君の隣が一番落ち着くと思った。



無理に気張らなくていいし、
自分を飾りつける必要もないし。


周りのみんなは関係をはっきりするように急かすけれど。


この安息を失うくらいなら、いっそ答えを出さないままでもいい。
なんて思ったり。



おかしいかなぁ。


もちろん100%な友情じゃないけれど。
100%な恋情でもないわけで。


親友としての大地もまた、私には必要なんだ。




だから、言えなかった。

そういう「好き」を、胸を張って言えなかったんだ。




でも、大地も私も理想こそお互いと違うけど、「友達の延長線上」の恋を望んでいる。


その「友達」がお互いなのかそうじゃないのかは、
今はわからない。


そうならいいな、とは思う。


こんなに私を受け入れてくれる人はいないから。




そんな君に出会えてよかった、と思う。


奇跡だろうと何だろうと、ただありがとう。





あの日あの時、私と出会ってくれて。


おかげで私はまた前を向ける。
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