柔らかな陽射しが広い王の間の隅から隅まで満ちていました。

王様は南に面する窓辺から花を眺めていましたけれど…

ふと急に眉をぴくりと吊り上げて扉のほうを振り返ります。

びったああん!! 扉を勢いよく開けて王子が駆け込んできて言います。

「お父上!! ボクは魚が好きなので お魚屋さんに なりたいのです!!」


話題:たんたか短歌★