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『王子とサカナ』キャラ紹介・その2≪ライアン・ロールスト≫

ダンディーな親父。ライアン・ロールスト。東の国の初代国王。

言うまでもないが王子の父親で、同時に剣の師匠でもある。

王子には いつも何かと厳しいが、殊の外 大事に想っている。


話題:たんたか短歌★

『王子とサカナ』第2回【王様】

柔らかな陽射しが広い王の間の隅から隅まで満ちていました。

王様は南に面する窓辺から花を眺めていましたけれど…

ふと急に眉をぴくりと吊り上げて扉のほうを振り返ります。

びったああん!! 扉を勢いよく開けて王子が駆け込んできて言います。

「お父上!! ボクは魚が好きなので お魚屋さんに なりたいのです!!」


話題:たんたか短歌★

『王子とサカナ』キャラ紹介・その1≪マルル・ロールスト≫

朗らかな少年。マルル・ロールスト。東の国の王子。優しい。

お魚が大好物で、よく城の料理長たちを困らせている。

こう見えて小さい頃から王様に しごかれていて、結構つおい。


話題:たんたか短歌★

『王子とサカナ』第1回【王子】

ある晴れた花の盛りの頃でした。東の国の お城の中で…

今日もまた王子は塔の屋根の上。お城の外を眺めています。

青空は恐いくらいに澄み渡り、森はキラキラひそひそ話。

どこからか風で ひとひらの花びらが、王子の側を飛んでゆきます。

その先の遠くで光る海を見て、王子は「よし。」と呟きました。


話題:たんたか短歌★

『王子とサカナ』プロローグ

ねえ。君は知っていますか? 冒険が どうゆう時に始まるのかを。

もし君が知らないのなら、特別に こっそり それを教えてあげる。

冒険は いつも決まって突然に。風でノートが めくれるように。

無くしたと諦めていた鉛筆が、ある日ひょっこり見つかるように。

そう。そして、やっぱり王子の冒険も これから急に始まるんです。


話題:たんたか短歌★

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