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「長い夢」

昨日見た長い夢。


始め、2チームに分かれての銃撃戦。
場所はどこかのショッピングモール。
一般の人に紛れてる敵を撃つ。
1人の男女が近くにいた。
私は怪しい動きをしたので男性を狙った。
違う。本当の敵は女性だった。
何発も撃ってくるのを避けながら、
私は女性を撃った。たぶん勝った。

(ー急に記憶が飛ぶけどー)

巻き込まれた(間違えられた)男性(A)が、
近くを通った一般男性(菅田将暉似)の
横腹(左腰あたり)に
ナイフ(極短)を刺していた。
刺された男性は声をあげ、その声に
驚き、私は振り向いた。

途端、Aは私の右腕を掴み、肘の内側に
同じようにナイフを刺した。傷は浅かった。
「お前もな」っぽい事を言われた気がした。
(もしかしたら、私の銃弾で怪我をし、近くにいた彼と私に害を加えたのかもしれない)

私と、Aと、菅田は、
同じ傷を持つ者になった。

(ーまたまた記憶が飛ぶー)

それから、3人は現場から離れた場所で
ひっそりと休憩していた。
(イメージはキャンプテーブル)

私の左隣にA、私の右隣(テーブルの面違い)
に、菅田。
どこか掴みどころの無いAに対し、
魅力を感じるところに、恋をしていた。

名前も、年齢も、Aは教えてくれなかった。
素性を明かさないのも、魅力的に感じた。
初対面の3人。だが一緒に食卓を囲む。
Aがいつどこで買っていたのか、
白米とおかずを食べ始めた。
Aはそれが見た目より辛かったらしく、
私にそれを差し出した。
「辛いからいらない」と。
私も辛いのは苦手なのに…と思ったが、
私はそのまま食べ始めた。

私は彼らを、郡山の実家に呼ぶことにした。
行くあても泊まるところも
無いと思ったからだ。

菅田は私に、
「旦那がいるのにそれは無ぇよ」と言った。
たぶんAに対してのあれこれだろう。

(ー途切れ途切れの記憶ー)

Aと別れる際、私はすごく嫌だった。
ずっとこのままこの人と一緒に居たいと、
今いる世界が現実なんじゃないかと
錯覚してしまうほどに。
(夢の中の自分は冷静だった)

「寂しいって思っちゃダメだよね」

Aは、とてもあっさりと去っていった。
きっと、私じゃない違う人でも
同じような態度を取るんだろうなと思った。

私にとって特別でも、
Aにとって私は特別では無かったらしい。




もう顔も覚えてない。
でも、確かに夢の私は、
彼と居た時間が
現実のものになればいいのにと、
一瞬でも願ってしまうほど、
幸せな時間だった。

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