雪くんと別れた時の話です。

今年の1月にフラれました。

雪くんは同じ大学の同じ部活の同期でした。就職の関係で1年弱遠距離になって、私が雪くんを追って転職して東京へ行って。でもなかなか休みも合わず、電話は週に何度かしていたけどあまり会うことはできず、別れるときも電話でした。
フラれたことは辛かったけど、雪くんも、別れ話をするのはしんどかったんじゃないかと思います。雪くんが話を切り出すまで長い長い沈黙がありました。
「別れよう」と言われて、嫌だって言いたかった。すがりたかった。でも今まで私を大切にしてくれた人が別れようと言うのだから、すがっちゃいけないと思って、「わかった」と返事をしました。

理由を聞くと、女の子として見れなくなった、と言われました。
雪くんは言わなかったけど、結婚の話をするのが重たかったんじゃないか、それも大きな理由の一つなんじゃないかって思います。
どっちにしろ、申し訳ないし、自分の言動に後悔しています。付き合った5年という時間を言い訳に、雪くんという存在に慣れきって、支えてくれるありがたみも忘れてしまってて、全然大事にできなかった。当然この先も一緒にいられるものだと思ってた。

別れ話を終えたあとは、世間話とか、これからのこととかを話しました。
雪くんにはずっと前から就きたいと言ってる職業があって、試験をパスしないとなれないから、働きつつ試験のための勉強をしています。だから忙しいのは変わらないけど、また会おう、ご飯でも行こうって、最後に言ってくれました。
それは嬉しかったけど、でも雪くんのことをすぐには友達だと思えないし、「邪魔じゃなければ片思い頑張ってもいいかな」って聞くと「ありがとう」と言ってもらえて、ずっと我慢していた涙がボロボロこぼれる(笑)

そうやって別れて、あまり日も経たないうちにご飯に行きました。このときの話はまた今度まとめます。


エンドロール/秦基博