話題:SEX
やっぱり、あの人が好き!
一人で眠れぬ悶々とした夜もあの人の声と眼差しと、お釣りを渡す時に触れ合う指の感触を頼りに
私とあの人が繋がってる妄想をしてしまう。
あの日また貴方があの道を通って、私は話しかけることができた。
だって私たちはもう他人ではなくてお客様と店員さんなんだから!
私がモジモジしてるのを察して甘く微笑むの。
嫁と子供のご機嫌とりの方が大切なくせに。
私と奥様とどっちがいい「女」でしょう?
しばらくセックスの味付けを忘れてしまっている私は、情けなく愚鈍な女に成り下がってる?
いいや、貴方に会えると知って、貴方に恋をしてから私はまるで変わった。
マットなリップじゃなくてグロスを塗るようになったし、それから身体のラインが見える薄手のトップスを好んで着るようにもなった。
髪の毛はダサいけどある程度ブローして、コロンまでつけてる。
だって香水はやり過ぎだし、大切な和菓子の匂いに邪魔したく無いから。
貴方は綺麗な薄い唇で優しく話しかけてくれる
「おー!元気か?」って
ムードなんてないはずなのに、私は貴方の姿を舐め回すように見てしまって、1人恥ずかしくてモジモジしてる。
私より思ったより背が高くて身体も締まっている。
目つきも悪いし、喋り方もそんなだけど
色っぽい顔してるのよ、貴方。
あの時胸がはだける服を着てて正解でした。
貴方が初めて私を「女」として見てるのかもって期待できる視線がそこにあったもの。
彼の身体の芯がジンジン火照って仕舞えばいいのに。
私のことを妄想してよ。
誘ってくれれば二つ返事して行くような女だから。
だって
どこでもいそうな女の子でしょう。私。
だからこそ並々ならぬ計算しなくちゃ、貴方に近づけないのよ。
小町では美人って少しは噂なんだけど
所詮は一般人。
だけど、
どうしても貴方が欲しい。
火照る理由だけの関係でもいいし
別に家族の時間を壊したいわけじゃ無い。