老いには逆らえないが、私は美しくありたい

いいことした時は、わざわざみんなに言わなくていい。

言っちゃうとあなたの善意の価値が下がるわよ。

こんな優しいことしたんだ、親切したんだ、って言いふらして褒められたいの。
甘えんぼのあなた。


いいことは黙ってするから価値がある。
誰もみてないから価値がある。




あなたは、みんなからチヤホヤされることで自分の価値を感じて精神を保ててるんでしょ


女の子みたいな甘い声で、それでほんとに心まで女の子じゃあ、ダメなのよ


腹の座った男がやっぱり好き

それでいて、私を丸ごと愛してくれる人



猫なで声で私の両手を取って頬を紅潮させるあなたは、とても官能的で愛しい存在だけど

でもそうじゃない


あなたとの逢瀬はきっと幻の出来事
あなたといてもきっと心の芯は全然全然埋まらないよ




あなたは自分の足りない部分を他人で補おうとしてる

私そういう男キライよ


自分が冴えなかった過去を今も背負っているから、人生になんの山も谷もないような見た目だけに命がけの女に恋をして惹かれて行くのでしょう


キラキラしてて、毎日楽しい女を横に侍らせてセックスをしたならそこにあなたの魂がイニシエーションされるのか
あなたという価値はグレイドアップするの？


そうじゃないでしょ

あなたがあなた自身で補うべきことだと思う
特にあなたが一番欲している欲そのものは


だからこそ、外見がいい女を連れて歩きたいならあなたが美しくなくてはならないし

頭がいい女と歩きたいなら、あなたが博識でなくちゃならない

高学歴の男、モデルの女、金持ちの男、


そうやってその人の付加価値に惹かれてゆくことほど悲しいものはないのよな


見えないものが、一番判断が難しいくせに一番大切なことだよ




そうやって上から目線で言う私は、あなたに言っている癖して鏡として私に啓発してるんです。

あんなに妻子持ちの男を追いかけ回して目の色を変えていた私が、いつのまにか他の男（やつ）に心を揺さぶられている。


恥ずかしいな。
なんだかいつもエロティシズムを感じる男に惹かれて、それでいてそいつは基本的にクズだ。


クズな男が気になって夜もまともに眠れない。

いろんな女を取っ替え引っ替え、してるみたいじゃない。

ハンサムなフリしてるだけで実際はそうでもないし
ただ雰囲気とスタイルがいいだけ。
きわめつけは優しい語り口。


でもロボットみたいな男だよね。
自分だけ愛していて、不特定多数の女に好かれたいんだよね。
愛に飢えてるんだよ、きっと。

私あなたの視界にさえ入らないけど、多分世の中では割と美人だと思うんだけどな。

それで多分私は世の中ではいわゆるモテる女ではある思うんだけどな。



あなたがロリータ・コンプレックスなら私は仲良くできそうにないけど、
年相応の割といい女です。あなたの周りにいる誰よりも。

すぐさまあなたに伝えたいけど、評価してくれなさそうで怖いの。
友達もいないし、仕事に忙殺されて遊びに行くのさえ躊躇う私があなたには魅力的に映らないだろうし。

あなたの周りにいる誰よりも多分綺麗な女だと思う。
どちらかといえばおじさんたちが喜ぶような女ってだけで大したことはないかもしれないけど。


私女としての価値を忘れてしまってる。仕事と家の往復で、自分の女性エネルギーが欠落してきた。

スカート履いてもお化粧しても評価してくれる人なんていないんだものね。


多分あなたもそうでしょう。私を見てくれそうにないんだもん。


もっと若さを無駄遣いしとけばよかったわ。




あなたはよりどりみどりね。
自分の価値を知って自分のわがまま放題さえ受け入れられ、女が虫みたいに集るじゃない。



私ね、本当はあなたに嫉妬してるだけかもしれない。
本当はあなたが羨ましいだけかもしれない。


あなたにドキドキしながら、イライラしてる。

あなたは「選ぶ側」で、決して「選ばれる側」ではないんだから。


私もあなたみたいに「選ぶ側」になりたいんだってば。

誰もが振り向く女になりたいんだってば。

この言葉なんども唱えたくなるくらい好きだ
私に勇気をくれて
優しくもする

それから、LOVE IS GOD でもあるよね

宗教女って思われて怪訝な顔をされるのが関の山です


あなたとなら砂漠に行っても心から太陽の光を浴びて幸せになれそう

カラカラとジリジリ照らしてくる間近に迫る太陽さえ、私たちを浄化してくれそうだもん


あなたはエイシエストだと思う
私だってキリスト信者でもないけど


でも神様は唯一神だと思うから

これが神様だ、なんて思ったらそれがそうで

森羅万象全てが神の思し召し


だと思ってる

だから愛は人の心に神様を宿すって

神様が愛する気持ちだよって聞いた



雨の恵みとか、太陽で栄養を摂る生き物たち、
美味しいキャンディ

１つ１つに神が宿ると思えばありがたいでしょう



優しくて綺麗な気持ちや物事はそれは愛です


世界は愛がたくさん転がってるみたいだぞ



私あなたといたら、愛を信じられて
私たちを取り巻く環境に愛を感じて
それから私もまた愛を渡したくなる


あなたといる私はいつもより愛に溢れていると思う



あなたに会えない日々はいろんな人に優しくなれる私に成長する時間に充てたい

優しくて愛のある人は、とても尊くて大切にするべき人だから
そんな人が増える世界を目指してるよ


それで何よりも
私も優しくなりたい

私の好きな人は誰にも言ってない

誰にも相談してない

だって、神様もユルサナイ相手だもん


私の好きな人は家族サービスを大切にして
息子のイベントにはどんなにしてでも駆けつける


私の好きな人は、あの人なんだよーって、本当はみんなに自慢したい


その人は
私のことを愛してくれる時、何度もしつこくキスしてくれて丹念に私の体を愛撫してくれる

私のことを愛してくれる時、決して「好きだよ」なんて言ってくれない

私だけが何度も愛を唱うけど、
すごく馬鹿らしいよね


その代わりにその人は


何であんたと先に知り合わなかったんだろうって

そう言う


そう言うならそれなりの行動見せて欲しい


私はその人と居るうちは、ずっと独り身なんだと嘆く


その人が万が一こっちを選んでくれるんじゃないかって、0.1パーセントでもそういうチャンスがあるんじゃないかって

ただ、くだらない妄想をしている

君のベルトを緩める金属音が始まりの合図

君は意外とシャイだから、たまに滑稽でそれさえ丸ごと可愛く思えてしまう


まだシャワーもしていない、ありのままの君の匂いが私を覆った

私の表情を伺わないでいいの
そう、そのままで

綺麗な歯並びだから１つずつ確かめたい
舌先で隅の隅まで君を確認する


君の鼻にかかった吐息がゼロ距離でそこにはあるが、心はいつもどこか遠くにいる気がする


私が一番だ、っていって欲しい

一番にならなくても今だけは君の一番でいたいんだ
一番の「役」でもいいし


奥様とか、お子様とか、考えないでいて欲しくて



私といる時間を、他のことで侵食しないで



逃げ腰だったのに、最後は獣みたいになった君

獣の君を知った時やっと私も女になれた

だってさ
女になって仕舞えば、嫌われちゃうんじゃないかって
いつも様子を伺って君を感じてた

けれど
取り繕う私の恥さえ取り除いてくれたの




私の名前をたくさん呼んで、

汗にもまみれ舌を根っこまで絡めあって

最後は声にならない位にお互いを感じあった



泣いてもやめないって、宣言しておいて
私が泣いちゃえばすぐオロオロしてしまう
痛かったか、なんてダサいこと聞かないで


私だって、と君にも快楽を与えたら
腰を引いて驚いたり
目を皿のようにしてみたり


泣いたのは嬉しくて
舐めたのは可愛くて


好きなんだもんしょうがないじゃない
私のキスに応えてくれて、君から足を絡めて

ちょっとだけチクチクしたけどね、それも良かった




私にとって君のことは理屈では説明できない


好きなんだから本当にしょうがない問題