湊かなえ著 講談社
ふむ。
この表紙、ドットかと思ったらコーヒー豆なのね。
タワーコーヒーとタイアップもしてるそうです。
感想はネタバレ含むので下に。
本日はのんびり〜
仕事帰ってきてテレビも付けずひたすら本読んだり、寝たり、起きて洗濯したり、夜中まで1人宅飲みしたり。
だらだら良いね(=゚ω゚)ノ
全然掃除してねぇやw
さて、感想。
湊かなえ作品は、個人的には、続きが気になってつい駆け足で読んでしまうのだけど、
面白いものと時間返せと思うもので別れる。
最近読んだもので時間返せ系が続いたので、見切りをつけるつもりだったが
これは良かった。
まあいろいろ言いたいことはある。
親も普通に良い人だったんだねとか。
この親にしてこの息子か。
普通は悪い意味で使われる言葉だけど。
しかし、深瀬と同じ色のあの人やあの人。
深瀬もだが。
もーこの辺のクズさとあと切なさったら!
馬鹿ばかり、なんて単なる自己擁護なんですよ。
中2病じゃない。中2になんないとやりきれないんだ。
多くの湊作品のようにザッピング的なものではないので
退屈に思う人もいるかも知れない。
でも、なかなかに心えぐられる作品でした。
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ガチネタバレ
つかアレルギーの症状がもっと鮮明に聞きたかった。
もう一口でも失神寸前位!て世間話的ノリで良かったから。
しかし。。
道の駅的な、作り手にこだわった食べ物より、しっかりと何が入ってるかが明記されてたほうが安全な世の中、難しいですね。
この前訳あって、アレルギーを持った子が生まれないようにするってどうしたらいいんだろうと調べていたんですが
明確な回避方法て無いのね。
昔は好き嫌いなんて言語道断だったんだからなにかしらの現代病なんだろうけど。
ていうか、
古川ーーー!!!
正直お前に、聞かせてやりたかった!!
お話は終わってしまうが、その後も気になるし、深瀬のその後も気になる。
しかし!
古川!!
お前が1番気になる!!
お前キーマン的に出てきてただ自分の情けない話と変わらぬ情けない現在晒すってなんだよ〜。。
好かれてたんだよ。
お前、広沢に好かれてたんだ。
馬鹿だなあもうほんとに。
訳わかんない劣等感抱えて。
ほんと泣けるわ。
伝えてやりたい。
深瀬は。。
あのまま小説が続いたら、多分生きてないんでしょうね。
ぬう。胸糞。
まあ胸糞エンドが湊かなえの醍醐味だからな
20150617