スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

亮さんについて

亮さんと出会ったのは、一年前の秋頃。会社内で出会った。他職種の管理職の彼と事務の私が一緒に仕事すること自体稀で、会社内の事務全体でも私が今いる部署しか、そういった人たちと仕事をしない。毎年一回ある日帰りの出張で、偶然私が担当になって二人きりで行動して、緊張しつつも楽しかったことを覚えている。帰りに二人で飲みに行って、彼からの好意はうすうす気づいていたけれど同じ会社だし12歳も年上だからと、その好意を少し敬遠していた。その後会社内で顔を合わせても、会釈するぐらいの関係になった。その出張から1年後、毎年恒例の出張の時期になって、前回は私が担当したから、今度は違う人が担当になる予定だったのに、その人が急に異動になって、偶然また私が担当になった。その出張も楽しくて、私は亮さんに対して異性としてはっきりと意識した。同じ会社だろうと、自分の亮さんに対する好意に確信が芽生えて、出張後に珍しく自分からご飯に誘った。そのデートも楽しくて、なんてことない居酒屋2件行ったぐらいなのに、こんな楽しいデート初めてかもしれないってぐらい素敵だった。亮さんとは話していて楽しい。話をよく聞いてくれて掘り下げてくれて、受け入れてくれる。私の数少ない友達以外に、そんなふうに話していて楽しいと感じる男性は実は初めてだった。帰り道、一緒に歩きながら私は亮さんに好意を伝えて、暗がりの駐車場でキスをした。あのキスを私は一生忘れない。

その後、一緒にタクシーに乗って、私の家に行ってセックスをした。これきりでも別に構わなかった。とりあえずこの人と体を重ねたいと思った。亮さんはセックスが久しぶりみたいで、緊張しているというか余裕がないみたいで、最初のセックスはあっという間に終わったと思う。それから、一週間に2回程度定期的に会って、3ヶ月。誕生日にもらったeteの腕時計は宝物だし、クリスマスも一緒にケーキを食べたり、私がご飯を作って一緒にお酒をのんだり、仕事の愚痴を聞いてもらったりして、楽しい思い出がたくさん増えている。なんてことない恋人同士だけど、ものすごく心の支えになっている。ちゃんとした人を好きでいること、好きになってくれることがこんなに幸せなんだと会うたびに気づかされる。今はとても幸せ。この幸せが永遠に続くとは思わないけど、今の幸せをしっかりと噛みしめたいと思ってる。

将来のこととか結婚とか期待してしまって、苦しくなることはある。やっぱり将来に対する不安とか現在進行形の寂しさを解消したい、この人を離したくない独占したい要求に支配されて、「結婚をしたい」と亮さんに伝えたこともある。その時は「今はできない」とはっきりと答えられた。冷静になればその通りで、できない原因もはっきり分かっているし納得してる。私の結婚したい病は今に始まったことではないし、そう思うことも別にダメなことではないと受け入れたら多少楽になって、今の所その病は落ち着いている。

寂しさを埋めるのではなく、自分自身を受け入れてもらえる人とする恋愛は、精神衛生すっごくいいみたい。
前の記事へ 次の記事へ