rough,

また逃げた
私は逃げ出した


人と分かり合えない
人の言葉が怖い

伝えたいことも
通じあえなくて
伝わらない

笑い声が五月蝿い
視線が怖い

私には陽が怖いのよ
光が眩しすぎるのよ

いつだって
なんだって
私は一人


一人で戦って
一人で泣く


伝わらないのも
弱いのも
治らないのも
全部私が悪いの？

結果でないのも
何もできないのも
綺麗じゃないのも
全部私のせいなの？




おやすみなさい

痛みって
同じような人としか
分かちあえないのかな

それとも
誰とも解りあえないのかな

もっと生きて
もっと大人になって
一人で生きていく
そんな風になったとき
今を思い出して
笑えるかな

辛かったとか
苦しかったとか
そういう感情の前に
楽しかったって
思えるのかな

誰だってね
楽して生きてるなんて
思ってないよ

だけどさ
羨ましくもある

私はこんなんで
薬が欠かせなくて
他人に迷惑かけて
心配かけて
そうやって生きてる

自分が不甲斐ない


何にもできなくて
何にも変わらなくて
突き放されて
当然なのにね

暖かい 優しい

嬉しくもあるけど
偶に 偶にね
辛くもある

私はある程度の
距離がないと
自分から距離を置く

そうやっていかなきゃ
押しつぶされそうに
なるから
家族だって
友達だって
彼氏だって

なんだってそう


だからあんまり
近くに入られると
自分を護ってしまう


ごめんね
本当にごめんね




苦しいね

この日が来た
届いていた黒いDVD


まだPVしか見てない
見るのは週末か



しかし不覚にも
さくらの映像で
泣いてしまった

やはり悲しい

だいすきな曲だからか
五十嵐が綺麗だからか
syrupがもういないからか

全てにおいて
彼らは群を抜いて
優しい

脆くて儚い

ガラスみたいだ



ありがとう
syrup16g

エンドロールでも
きっとまだ終わらない

私の中ではあり続ける


それだけでいい
それだけで十分な
気がするのよ

さあ、行こうか


おやすみなさい

私が今まで
失ったものって
何だったかな

解んなくなった

得たと思ってたものまで
本当はなかったみたいだ


いつの間にか
定期的に
訪れるようになった
痛みと圧迫

同じ光景の
フラッシュバック

ふらつきは当たり前
いつも何かに
殴られてる痛み

私はいつの間にこんなに
弱くなった？
脆くなった？

いつも問いかける
いつになったら終わる


病院に行って
治るもんじゃない

薬飲んだって
一時的に治まるだけ

弱音だって
相手には伝わらない

喚けば喚けく程
不安になる


いつだって
まとまらない


どうしたらいいか
解らない


苦しい



おやすみなさい

私だってさ
強くないよ

痛みに戦って
視線を受けて
息を乱して
ふらふらに立って
そうやって生きてるよ



毎日毎日強くない
毎日毎日良好じゃない体を
引きずりながら生きてる

理解してくれなんて
思わないけどね
何に考えずにそっかって
終わる返事や
気持ちのない言葉はいらない

それじゃ寂しい
それじゃ苦しい


弱音を吐けば
心配かけたり
強くなれとか言われたり
逆にしんどくなる
倍に跳ね返される


いつの間にか
痛いが口癖になって
普通だったときの体が
解んなくなった

いつの間にか
薬が手放せなくなった

私だって薬なんか
頼りたくない
弱い体を弱いと
証明するみたいで
私が弱いと
いってるみたいで
吐き気がする


最悪のループ


じゃあさ
一体どうすればいいと？

弱音も痛みも
何に頼ればよかと？

私の何がわかっとよ


要するに怖い

夜が心地いい
自分と一体化して
浮いたような感覚

いつになれば
元に戻るかな

そんなに来るかな


苦しい


もう限界だよ