rough,

普通さ
励まして
くれるんじゃ
ないの？

大丈夫だとか
あなた次第だとか
言うんじゃないの？

自分で解ってるから
自分の力ぐらい

そういうのが
支え合いじゃないの？

もっと強いものだと
思ってた

もっと支え合うものだと
思ってた

私の考えは
甘かったね

私がどれだけ辛くて
私がどれだけ苦しかったか
知ってるかと思ってたけど
違ったみたい


もうこれから
一切言わない
口には出さない

信じられるのなんて
所詮自分だけだ

もう残らない
もういいや
辛いのも苦しいのも
やっぱり自分だけしか
解らないんだね

甘えた感情じゃないよ
十分私は耐えた

弱音は吐いたけど
私は最後まで
辞めなかったよ


十分だよね
もう十分だよね

June

放課後面談
三人で沈黙

推薦迷う
リスクが大きい

でも
今の学力じゃ無理だから
推薦に賭けるのも手

英語が曲者なんだよな
洋楽はすきなのに


でも先生
励ましてくれたから
できる気がする

もし推薦落ちたら
宮崎に残ります



笑うのは誰
私でいたい


グッピー泳ぐの
ゆらゆらゆら


おやすみなさい

June

石田卓也がすきだ
雰囲気とかね



君が振り向いてくれるなら
何だってする

いつだって
忘れられなかった

隣にいるのは私で
そうありたかった
そうだと思ってた

初めて私を
受け入れてくれて
ありのままでいいと
そう伝えてくれて
素直な君がすきだった


時間は過ぎるんだね
今なら笑って話せるかな

私も少しは
大人になったよ

君と同じくらい
大切な人もできそう


変わるんだね
私も君も


世界は回る

おやすみなさい

June

伝えたいことは
たくさんあるけど
言葉にならない

言いたいこと
伝えたいと思う程
私の口は動かない


生きていくうちに
私の脳みその中は
狂いはじめて
私の視界を阻止する

思考は停止して
間違いを見定めて
個性を削除する

肯定と否定の間で
嘘と真実の間で

何時になれば
私でいるのだろう

何時になれば
私は消えるのだろう