チェーザレさんとラヴェントのお話です。
深夜テンションなノリがやりたくて…←
破れたタイツってエロイですよね←おい
*attention*
チェーザレさんとラヴェントのお話です(BL注意です)
深夜テンションなお話です
ほのぼのというか甘目です
ラヴェントは基本的にあまり燃え上がるタイプではないので珍しく火が付くと凄いです←おい
チェーザレさんはラヴェントのキスに一番弱かったら可愛いなという妄想
破れタイツってエロ可愛いですよね←
相変わらずの妄想クオリティ
ナハトさん、本当にすみませんでした!
以上がOKという方は追記からどうぞ!
白い月明かりが降り注ぐ、静かな家。
柔らかなベッドに腰掛けながら、チェーザレはそっと自分の髪を漉いた。
綺麗な月明かり。
今日は満月なのか。
そう思いながらチェーザレはふっと息を吐き出す。
「じゃあ、俺は御先に失礼するっす!」
聞こえた声にチェーザレは顔を上げる。
すると寝支度を済ませたらしい幼馴染……ミケーレがにこにこと笑っていた。
そういってひらひらと手を振ると、彼は自室に戻っていく。
彼にああおやすみ、と返しながらチェーザレはもう一度窓の外を見た。
綺麗な満月だ。
そう思いながら、目を細める。
少し、眩しいほどだ……そう思いながら。
「天体観測か?」
そう問いかける声が聞こえて、チェーザレはふり向く。
すると、すると穏やかな表情を浮かべた家の主……ラヴェントが部屋に戻っていていた。
風呂に入っていた彼の髪はまだしっとりと湿っている。
「ちゃんと乾かしたか」
そう問いかけるチェーザレ。
ラヴェントはそれを聞いて小さく頷いた。
「乾かしたよ。また風邪を引くのはごめんだ」
そういって笑うラヴェントはチェーザレと一緒にベッドに入る。
早く休もう、と微笑むラヴェント。
それを聞いてチェーザレは目を細めた。
「……明日は休みじゃなかったのか」
一緒にベッドに転がったラヴェントを見て、チェーザレはそう問いかける。
ラヴェントはきょとんとした表情をしつつそれを見つめて、頷いた。
「あぁ、明日は休みだよ。
だから久しぶりにゆっくり出来るし一緒に出掛けようか、って」
約束してただろ?
そういってきょとんとする彼。
それを見て、チェーザレは小さく溜息を吐き出した。
―― こんなこと……今までなかった、から。
少し、戸惑う。
最近ではそれも大分薄れてはきたけれど。
そう思いながら、彼はふっと息を吐き出した。
今まで、一緒にベッドに入るということはつまり、"そう言う行為をする"事だとおもっていた。
けれど、ラヴェントは違うのだ。
別段何をするでもなく抱きしめたまま、おやすみ、とだけ声をかけて眠る。
或いは、優しいキスだけをして、目を閉じて眠る。
それが、当たりまえのように。
最初こそそれが違和感でならなかった。
最近では、そういうこともありなのだなと思うようになっては来たが……――
たまには、ちょっと触れてほしいと思う時だってある。
チェーザレはふっと息を吐いて、するっとラヴェントの腰をなぞった。
「ひゃっ……!?」
小さく声を上げるラヴェント。
それを聞いて、チェーザレは可笑しそうに笑う。
「何だその声は」
変なヤツ。
そういいながらチェーザレはラヴェントの体に乗りかかる。
そしてするするとラヴェントの腰をなぞりながら、いった。
「っう、ふ……っちょっと、何して、んだよ……っ」
驚いたように声を上げるラヴェント。
チェーザレはそれを聞いて笑みを浮かべる。
「っはは……なかなか面白い反応してくれるなぁ……?
なぁ、騎馬隊長……」
そういいながらチェーザレはラヴェントの服の隙間から手を差し入れる。
ラヴェントはふぅっと息を吐き出すと、少し潤んだ瞳でチェーザレを見上げる。
それから、せぇのっといわんばかりに勢いをつけて、チェーザレの体をひっくり返した。
「っ、っと……随分と乱暴だな、騎馬隊長……?」
そういって首を傾げるチェーザレ。
相変わらず余裕の表情の彼を見てラヴェントは小さく息を吐き出した。
「っは……ぁ……いきなり、何してるんだよ……」
そういいながら彼は溜息を吐き出す。
チェーザレは笑みを浮かべつつ、自分を押し倒す格好でいるラヴェントの頬に手を伸ばし、触れながら、言った。
「目の前にこんな美味そうな餌があるのに食いつかない愚かな狼が居るものだから。
……あぁ、お前は狼ではなく兎か何かだったか?」
そういって笑みを浮かべるチェーザレ。
ラヴェントはそれを聞いて大きく目を見開いた後、ふぅっと息を吐き出した。
「ったく……
あのなぁ……俺がどんな気分で……まぁ、いいや」
そう呟くのと同時。
ラヴェントはぐいっと顔を近づけて、チェーザレの唇を塞いだ。
「ン……っ」
くちゅ、と口内で舌が蠢いて、ぞくりとした悦楽が体を震わせる。
ラヴェントは目を閉じたままキスを続けて、緩くチェーザレの腰を撫でた。
「っふ、……ぅう、んう……」
甘い声でチェーザレは小さく喘ぐ。
ラヴェントは彼が少し苦しそうに顔を歪めたところで、キスを止めてやった。
とろんとした顔を浮かべるチェーザレ。
ラヴェントはそんな彼を見つめながら笑みを浮かべながら、いう。
「はは……お前は、キスに弱いよな……」
そういいながら、ラヴェントはそっとチェーザレのブラウスのボタンをはずして、服を開いていく。
チェーザレははぁ、と甘い息を吐き出しながら、呟くように言った。
「ん……お前にされるまで、されたこと、なかったから……」
そういってチェーザレは目を細める。
ラヴェントはそれを聞いてふっと笑いながら愛しげにラヴェントの頬をなでながら、いった。
「そうか……なら、もっとしてやるよ」
そういいながら、ラヴェントはチェーザレの唇をもう一度塞ぐ。
甘い、甘いキス。
チェーザレはそれを夢中で貪る。
自分を押し倒す形のラヴェントの背に腕を回して、強請るように彼の腰をなぞった。
「んっ……っふ、ぁ……」
「はあ……ん……ぅ」
二人の間を唾液の糸が繋ぐ。
ラヴェントはキスを止めると荒く息を吐き出した。
そして、そのままラヴェントはチェーザレの下の服に手を添えた。
「あっふ……んぅ」
甘く息を吐きながら自分を見上げるチェーザレ。
狙ってやっている……わけではなさそうだ。
そう思いながら、チェーザレはラヴェントの下の服に手をかけた。
いつも以上に興奮しているからだろう。
ラヴェントは少し急いたようにチェーザレのタイツに手をかける。
その手に、力がこもりすぎていたのだろう。
ばり、と音がして彼のタイツが破けた。
「あ……っ」
「な……っ」
驚いたような声を上げるチェーザレとラヴェント。
ラヴェントは動揺したように視線を揺るがし、チェーザレは一瞬固まった後、キッと険しい表情でラヴェントの顔を見上げながら言った。
「ちゃんと脱がせるなら脱がせろ馬鹿者!」
そう怒った声を上げるチェーザレ。
彼の履いたグレーのタイツには穴が開き、色白な太腿が覗いている。
何とも、扇情的な様子になっている彼を見て動揺したように視線を揺らしつつ、ラヴェントは彼に詫びた。
「ご、ごめん!そんなつもりなくて……っ!」
そういいながら、ラヴェントは慌てて彼の服を脱がせようとする。
しかし手が急いたようで更にタイツが破ける。
タイツ越しだった手が素肌に触れて、チェーザレはびくっと体を震わせた。
「っ、……くすぐったい!」
小さく声を上げるチェーザレ。
ラヴェントはごめん、と詫びつつ、彼の服をきちんと脱がせた。
「っは……ぁ、は……」
荒く息を吐き出すラヴェント。
彼らしくもなく興奮した様子の彼を見上げて、チェーザレも小さく息を吐き出す。
少し、煽りすぎたかもしれないか。
チェーザレはそう思いながらラヴェントを見上げる。
「相変わらず、余裕の顔をしてるな……っ」
そう言うと同時。
ラヴェントはチェーザレの下半身にそっと触れた。
急いていても、優しい愛撫。
それを感じながら、チェーザレは甘く息を吐き出した。
「っは……がっつき、は……しない、んだな……」
チェーザレはそういいながらラヴェントの顔を見上げる。
ラヴェントはそれを聞いて笑みを浮かべた。
「当たり前だろ……?大事な相手だからな」
そういって笑みを浮かべるラヴェント。
彼はもう一度、キスをする。
「んっ……ふ、……ぁ」
甘く息を吐き出すチェーザレ。
彼のキスが、一番好きだった。
され慣れてなくて新鮮な感覚だったというのが一つ、もう一つはその優しさと温もりとが心地よくて……
大丈夫か?
そう問いかける声にも、虚ろに頷いて。
体の中に入ってくる彼のも普通に受け入れて。
「ぁあああっ、ぅふ……」
声を上げながら、チェーザレはラヴェントの背に爪を立てる。
ラヴェントはその感触に息を吐きながら、彼の中を穿つ。
強い衝撃と甘い悦楽に彼は理性を手放して酔いしれる。
今までは、自分でリードするばかりだった。
誰かに乱される……本当の意味で乱されることなんて、なかった。
けれど心地よくて……――
「っは、ぁ……あああ」
一度大きく体を震わせた彼はそのまま、ベッドに沈む。
ラヴェントもびくりと体を振るわせて果てて、ぐったりとチェーザレの上に崩れた。
はぁ、はぁ、と甘く息を吐き出す二人。
その呼吸が治まってきた頃にチェーザレははぁっと息を吐き出した。
そしてラヴェントの顔を見上げる。
じとりとした視線を送りながら、彼は溜息まじりに言った。
「ったく……弁償、してもらうからな」
このタイツ、といいながらチェーザレは破けたタイツを示す。
ラヴェントも少し理性が戻ってきたのか、苦笑を漏らしながら、いった。
「ごめんって……明日買い物行った時に買い直すからさ」
許してくれ。
そういって、ラヴェントはチェーザレの頭を抱きしめる。
とくとくと、少し速い鼓動。
それを聞きながら、チェーザレもふっと息を吐き出したのだった。
―― 甘い口づけに酔いしれて… ――
(され慣れていなかったキス。
甘く優しいそれを受け入れて…)
(甘い声を上げて喘ぐ彼が愛しくて。
こうして触れ、乱せるのは俺だけだって自惚れてもいいよな…?)