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何となく書いてみた【メルブラss】

精々哀れだと蔑めばいい
そのような考えしか出来ないお前達を私は蔑むだけ
一夜限りの舞踏会
狂ったように踊ってあげる

「ふふっ…あははははははっ!!!」
確かな手応えを感じる
肉を掻き裂くことによる有機質な感触
飛び散る血液による鉄の様な仄かな香り
それら全てが私の欲を満たしては、また欲を増幅させていく
血の雨を浴びながら、私は壊れた何かのようにただ笑った
それは、一夜限りで消え去る自らに対する嘲りなのか
それとも、あまりにも呆気無く終焉を迎える人間共に対する嘲りなのか
私自身も理解出来てはいなかった
「さあ、次は誰!?狂ったようにもがき苦しんで、絶望の中を這いずり回って死ぬがいいわ!!!」
誰もいない公園で声を荒げた
本当は認めたくなかった
自分の存在が一夜限りで消えるなんて
あとは、憎かった
私という存在を理由も無く創り出した悪趣味な創造主を

「やっと見つけた」

声がした
それはとても懐かしい声で、私が求めていた声でもあった
「血に狂うお前なんて、出来れば見たくなかったんだがな」
振り返れば、奴とは違い制服のボタンを全部外した少年がいて
私はまるで子供が親に泣きじゃくりながら駆けるかのように少年に駆け寄ると、青年の胸元に飛び込み服を握り締めた
「…どうした?」
少年は困惑の意を込めた言葉を発するも、私の言葉に出来ない気持ちを察してくれたのか、ただ頭を撫でてくれる
「ほんと、お前は素直なのか否か分からない奴だ」
「…悪かったわね」
私が涙声で呟くと、少年は私の顎をくい、と持ち上げ
「すまなかったな。俺がもう少し早く来ていれば、お前はその綺麗な指を血で染めずに済んだかもしれなかったのに」
そう呟くと私の瞳をじっと見つめた
そして、私の瞳が金色から赤色に戻るのを確認すると安堵の溜息をつき
「まだ踊りに行くか?それとも、俺と一緒に眠るか?」
更にそう訊ね、私を抱き締めてくれる
「そんなの、決まってるじゃない…」

こういった柄じゃないかもしれないけれど
一夜で果つる身、愛しい人と過ごしたいのが人情ってものじゃない?

「…ありがとう、七夜」


――――――――
うわああああ!!!メルブラの設定よく分からんのにやってしもうた!!!
パソコンのフォルダを漁ってたら出てきたので載せてみたのですが…
自分の書いた文章を昔はよく載せれていたなぁ…と思います。
今の私には無理です…文才無さ過ぎ…
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