束縛や嫌味や嫉妬、
罵倒する汚い言葉も。

終わらない想いや暖かさ、想いを膨らませていくことの幸せを。

失望も絶望も、憎んだままに愛することも。

その全てが私であって、
出会ってから沢山の私をプレゼントしてくれたのは紛れもなく千明さんなのです。

喜びも悲しみも溢れるほど味あわせ、醜く汚く、滑稽でどんなに頑張っても小さな存在でしかなくて、脆くも弱い。吠えながら震え、小さな愛を集めようと必死な。

私の知らない私を見せてくれたのは千明さんなのです。


傷つけられたからと言って傷つけることには何の意味もなく、そもそもの理由を掘っていくとそこでは無いのかもしれない。

いま抱きしめて欲しいのは千明さんで、本当はずっと前から受け止めて欲しくて。
全てを投げだしてしまいたくなったときに拾い上げてくれて、もうだいぶ前から受け止めてくれていたはずなのに。


それでも今の私は、千明さんや自分自身を傷つける私でさえも、好きなのです。

傷ついて傷つけられ、ほじくり返された傷口に何かの意味を感じるのです。


タイトルは私の言える言葉なんかじゃない