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SS<いつもずるい彼に、愛の制裁を>(※またしてもユリレイでBL、気をつけてください←

またしてもユリレイです甘いです←






「青年〜」

「どうした、レイヴン」

俺と青年はまあ…付き合い始めたばかりだ

だからと言って…

「…離れてくれる?」

「ヤダね」

ガクリと肩を落とす

何故か一日中ピッタリとくっついてくるユーリ

「フレンちゃーん、ちょっとこの子引っぺがしてくれない?」

「ユーリ…」

「嫌だ」

さっきからずっとこれしか言っていない気がする

「ねぇ、なんか嫌なことでもあったの?」

「別に?」

じゃあなんなんだ…!

「重いよ青年…」

そう言うと余計に体重を掛けて来た

「重い重い重い!!腰が、腰が!!!」

「…ぷっ」

ん?

「ははっ、本当、面白い奴」

「もー…年長者をからかわないのっ」

からかわれたことが悔しくて頬を膨らませてみる

それにしても何故こんなにくっついてくるんだ…

「レイヴンさん、今日の夕飯何が良いですか?」

「え゙…フレンちゃんが作るの?」

「はい、少しはみんなの役に立とうと…」

「俺が作る」

「へ?で、でも…」

「お前は腹空かして待ってやがれ」

「う…うん…?」

今、なんとなくわかった気がする

「ヤキモチなんて、可愛いわねー青年?」

「…うるせぇ」

クスリと笑ってしまう

「青年、目、閉じて?」

「…こうか?」

素直に目を閉じる青年に内心驚く

少し背伸びをして

自分も瞳を閉じる

「!!!」

唇に感じる暖かい感触

そっと離れて

「心配しなくても、俺様青年しか見てないのよ?」

クスリと笑って、慌てる青年を見る

可愛い反応に思わず目を細めてしまう

「…反則」

「たまには、ね?」



<いつもずるい彼に、愛の制裁を>



(そしてまた、寄り添う二人)









(公衆の面前で何をしてるんだ彼らは…!)
(そういうフレンが1番顔赤いよね…)
(やっぱりおじ様可愛いわね)
(ユーリ…ヤキモチ焼きなんです?)
(みたいね…)
(ユーリもレイヴンも可愛いのじゃ!)








fin



激甘ですね←
そして公衆の面前で何やってるんだこの二人は!!(お前が言うな
ユリレイだと必ず甘くなります…何故でしょう(ぇ








.

SS<胸の痛みは>(※BLユリレイ、甘すぎる甘←

星喰撃退後
ユリレイです甘いです腹壊すかもです←
okと言う方はどうぞ!




「平和だねぇ…」

ただ今俺はトリムにいる

理由は特にない、気まぐれでだ

最近は天を射る矢や騎士団の指揮の為忙しかったがやっと落ち着いたので今はぶらぶらと色々な所を回っている

ルブランやハリー、フレンには見回りと言って出て来ている

「おっさんじゃねぇか、よォ」

「青年!あらら、なんでここに居るの?」

後ろから歩いて来たのはユーリだった

「いや、少し買い出しにな」

…魚か何かだろうか

「それにしてもご無沙汰だったじゃねぇか、何やってたんだ?」

「んー、最近はずっと天を射る矢と騎士団の面倒を見てたってとこかね
青年は?彼女でもできた?」

ニヤニヤといやらしく笑いながら言う

「できる訳ねぇだろ、下町の荒くれ者なんかに
それに…」

「それに?」

「……いや、なんでもねぇ」

難しい顔をしたユーリ

「あ!もしかして好きな子でもできた?」

「できる訳ねぇだろっ」

「図星だねぇ、ごめんなさいねーイタい所突いちゃって」

「だから…!…ああもう良いや…」

青年が思わず頭を抱える

「で、どんな子?」

「…俺より華奢だな」

「へぇ…」

やはり、居るのか

胸がチクリと痛む

「髪は後ろで結ってる」

「ほうほう」

「のらりくらりしてて少しムカつく時もあるが俺より大人で頭の回転が速い」

「…へ?」

ちょっと待て、思い当たる人間が一人しか居ない

「苦しいことは一人で抱え込む馬鹿だな、でもまあ仲間を見守る優しい奴だ」

顔が熱くなる

「…わかったか?おっさん」

「…い、いきなり過ぎて頭が追い付かないんだけど…」

「まあ…だろうな」

その好きな子って…

「俺じゃん…」

「…ちょっと来い」

「え、え?ちょっ…」

腕を捕まれ暗い路地裏に連れて行かれる

(な…何をされちゃうの俺様…!)

壁に体を押し付けられる

そして顔が近付いて…

「ちょっせ、青ね…んっ…」

軽くキスをされる

「で、レイヴンは俺のことどう思ってんの?」

「い…今更それ聞くの?」

不思議と、嫌じゃない

むしろ嬉しいくらいだ

先の胸の痛みやこの感情から言って…もしかして俺…

「好き…なのかも」

「かもかよ」




<胸の痛みは>


甘い恋に変わった







(ユーリ大胆です…)
(フフ…おじ様可愛いわね)
(バカっぽい…)







後書き→
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SS<俺が殺したのは>(※BLでアレシュです


「もっとも愚かな道化…それが私だったとは…な………」


魔核が落ちる


(大将……)


俺は…昔から憧れとは違う甘い心をあの人に向けていた


優しく、頭の良いあの人は俺をとても信頼してくれていた


その信頼が嬉しくて、いつも駆けていた


だけれど、死んだ俺はあの人の信頼を忘れてしまったのだ


ただ物のように動く俺を見て、彼は絶望していた


それからと言うものの、彼は俺をずっと道具として扱う様になった


あの信頼を、今更


(思い出すなんて…な…)


愛していたのだ、彼のことを



ああ、落ちる、死んでしまう


「大将……」


昔の呼び名を舌で転がしてみる


すると、アレクセイがこちらを向いた











(愛してる)








「!!!」


その瞬間アレクセイへと魔核は



落ちた











「遅いですよ…大将っ…」


暖かいものが頬を伝う

何故、何故それを今まで言ってくれなかった?


否、言わせなかったのは俺だ


俺が彼を殺してしまった


ああ、俺はなんて残酷なことをしてしまったんだ


「すみません…大将…っ…」




(俺が殺したのは、シュヴァーンでなく、大将だった)














fin







スイマセン、大分暗くなりました(^p^)
アレシュだったらきっとレイヴンは大将が死ぬ瞬間色々考えるんだろうと思ったら涙腺暴発しました


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