紫陽花、ペチュニア、ブーゲンビリアなど^^あとヤります^^


ブーゲンビリア

◯少女等のむねふくらんでブーゲンビリア


ペチュニア

◯ペチュニアや安らぎて呼ぶ君の声


ダリア

○明るきはダリアの花とおもふべし


紫陽花

○紫陽花にしとやかなりの歩幅かな
○蚤市にあじさいの花ありにけり
○紫陽花や大人びてこそ見えにけり
○紫陽花の濃くのこりけりおもふ川
○陶磁器にほんのりとして七変化
○紫陽花や陶磁器のなか雨のなか
○紫陽花やかなしくもなく里帰り

紫陽花

○紫陽花や昼に消えつつ夜半の月
○知らぬもがな紫陽花の嘘加速せり
○紫陽花や絶えてひさしき夜の雨
○紫陽花や男女の坂なりみをつくし

紫陽花

○紫陽花や雨に打たれて出会いから
○ひそめたる恋雨つぶの四葩かな


菜の花

○菜の花や気分も良くて眩しくて
○菜の花や東西東西足拍子

菜の花

○菜の花や闇のはじめの遠きより
○菜の花や目にも舌にもけふの月
○菜の花の器や実に見飽きない
○菜の花やいきつけ店のお品書


サルビア

○サルビアや気心知れて昼休み
サルビア

○サルビアや静かに恋のせりあがる
○サルビアや悲しき町にランドセル


バナナ

○降る雨やバナナの皮のぬれてをり
○村人や雨にバナナの打たれをり
○村人やバナナの河を振り捨てて
○濃厚や口にバナナの消えてゆく
○口にするといつもバナナの力かな
○バナナ剥き部活で恋の話かな
○休憩に何も語らずバナナかな

バナナ

○姿よしデザインとなるバナナかな
○二三日姿を残すバナナかな

メロン

○美しきメロンの味やながめをり
○ひつかけて帰るメロンの編タイツ
○セクシーな肌あらわしてメロン哉
○編タイツメロンの秘書と帰りけり