今月末で無事退職することになりました。
つまらない稼げない遊べないのないないづくしの会社でしたが、無職になることが怖くてなかなか踏み切れず、大学卒業後、だらだらと続けてきましたが、この春の部署異動で日常生活に支障をきたすレベルでお給料が減ったので、さすがに見切りをつけました。

私はこの夏を忘れない。もう二度とこの道を通る夏はこないのだと思って心から感動した。毎日毎日自己嫌悪に塗れて死ぬことばかり考えていた一昨年の夏、去年の夏、青々と光る緑が憎くて憎くて溜まらなかった。もう、金輪際、私はあの道を歩かなくて済むのだ。美しい薔薇が散り行くのを眺めなくて済むのだ。最後くらいボコボコに殴り続けたロッカーを労ってあげてもいい気さえする。

仕様もない二年と4ヶ月だったとまったくの本心から言い切ることができる。得たものよりも失ったものの方が多い。失ったものは自信やプライドや時間や余裕。得たものはこんなところで働いてはいけないという具体的なビジョンと多少有用な資格。

うーん、プラマイゼロなら良い方か。

免許を取って新しい仕事を探す。楽しいことだけ考えるのよ。