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0004

太陽に向かって手を伸ばす
光求めた故か
それとも光遮る為か

月夜に向かって手を伸ばす
灯り掴む為か
はたまた灯り振り切る為か

貴方を全て理解できる者は居ない
そう、貴方自身さえも

0003

口の中の砂糖飴
弱さも甘えも幼ささえも
全てを許して溶かしてしまう

頑張りたい、頑張れない
そんな時は飴玉ひとつ放り込む
ゆっくりゆっくり溶けて消えるどこか懐かしい味
嫌なことは飴玉に託して
一思いに飲み込んでしまおう

0002

いつか貴方に言えるだろうか

私の全てを包み込む

強さと優しさ持った貴方

自分の弱さを隠す為

いつも一歩引いて見渡す

見栄と虚勢を張る貴方

そんな貴方に伝えたい

とても有り触れたこの言葉

―――ありがとう

 

 

0001

ぽつり、ぽつり

緩く静かに

けれども決して途切れることなく続く音

優しく全てを許容し

幼子を諭すような

慈悲に溢れたこの世界

どうぞやまないで

予知夢(仮) 1

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