話題:創作小説
こんばんはー!
更新が遅くなりましてスミマセン(>_<)
パチパチありがとうございます(´∀`)
途中まで書けてましたが、全然進まなかった…orz
次の更新は、もう少し早くなる予定です!
ではでは、追記よりどうぞ★
『で?何をしていたんだ?二人とも』
ダリアンの口調はからかいを含み、優しい。
とても優しかった。
しかし。
その優しさの中に、追及から逃げる事を許さぬ強さが隠れている。
セリアにはそれを交わす事など出来なかった。
彼の中に見る強さは、何処と無くアリルの持つ強さに似ている気がする。
しかし、本当の事を言う訳には−…。
『ダリアンさま、』
『ジャミル。お前の浮気現場を、こんな形で見たくなかったぞ?』
『違いますよ!浮気なんかじゃありませんって。
これは、ええっと、その…』
『まぁ良い。お前はもう帰れ。
ラケディアが待っているだろ?』
ダリアンの狙いは明らかにセリアだ。
そして、彼女の−…、アリルの正体に勘付いている。
このままセリアを一人にする訳には行かない。
『ダリアンさま、今日のアリルは具合が悪いのです。
だから、オレが付き添いました。
ご迷惑で無ければ、泊めて頂けると…!』
『ジャミル…』
『普段なら、ラケディアに会いに我先にと帰る癖にな?』
ダリアンの的を獲た嫌みに、返す言葉も無い。
そもそも、ここはアリルの自邸でダリアンはアリルの父親だ。
具合が悪いのなら、ダリアンに託して帰るのが筋だ。
ジャミルの言葉は明らかに矛盾していた。