レイジバースト:リンドウ
話題:名前変換無し夢小説。
彼女が去った部屋で既に片付けられた書類を眺める。
「…まいったなぁ」
煙草を取りだし火をつけ息を深く吸う。
書類を記入しながらこちらを盗み見していることも知ってる。
本人は気づいてねぇと思ってるみたいだが…
俺には守るべき家族がいる。
「…俺も最低だな」
彼女の気持ちを知っててデスクワークを頼むなんてな…
灰皿には吸い殻が溜まっていく。
優しさに甘えてんだな…俺は
嫌な顔せず快く手伝ってくれて、アラガミ討伐の日々にも関わらず、笑顔が絶えない彼女が…
(リンドウさん。こんにちは!アリサちゃんが入植計画書はまだですか?って話してましたよ)
(リンドウさん。私でよければお手伝いします)
(お役に立てるならいつでも頼ってください!なんでもしますから)
彼女のことがフラッシュバックされる。
いつも、記憶に残るのは…まだ幼さが残る愛らしい笑顔
「可愛い後輩でいてほしかったなぁ…」
息を吐くとその煙は言葉と一緒に虚しく消えていく。
「今は、部屋から出ない方が良いか」
新しい煙草を取りだし火をつける。
「たまには、自分でも処理するか」
書類は、ほんとんど彼女が記入したものだが…締め切り前の書類を取りだし記入を始める。
ちゃんと、締め切り順に整理されていた。
「…どこまで優しいんだ。」
言の葉に乗せてしまえば
(すべてが音を立てて崩れる気がした。)